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渋谷のタワーレコードが改装される。フロアごとに改装スケジュールが異なるので全館閉店になることはないが、行ってみたらクラシックは今は売っていません、と言う悲しい事態に陥らないように、6階のスケジュールだけは書いておこう。営業最終日は9月7日(金)23:00、改装開店日は9月30日(日)。

ちなみに、最初に改装を始めるのが、7階で、8月31日(金)19:00に最終営業を終えている。で、おいらは、6階もこのスケジュールだと思って、「セールやっているんじゃない?」と勇んで、先週、行ってきてしまった。渋谷の街って、ゴミゴミしていて苦手だし、タワーレコードにも滅多に行かないのに…やられた…。もちろん、セールもやっていなかった。何となく、雰囲気的に、今週もやりそうにない予感。まぁ、閉店するわけじゃないしね、在庫処分しちゃったら、改装開店時にアイテムなくなっちゃうから、やるわきゃないか、な…いか。……………………今週も行くべきなのか?(汗)

さて、折角、行ったからには、ショッピングをエンジョイした(笑…汗)。行くと最近はいつも長時間滞在する古楽コーナーでナイーヴのヴィヴァルディ・エディションがセール中。一部アイテムだけだけど。そして、こういう場合、大抵、HMVでもセールをやっていて、比較してから買った方がいいのは判っているんだけど、タワーレコードの商品棚にちょんっと添えられている紹介文にすぐに騙されてしまう。HMVやタワーレコードのオンラインの紹介文って、メーカーからのものなんだけど、タワーレコードの店舗の紹介文ってオリジナルっぽいんだよね。だから、妙に生々しいし、なんか上手いんだよなぁ。で、結構、期待を裏切らない。で、で、で!買ってしまう。

つうわけで、ヴィヴァルディ・エディションを含む古楽ものを数枚購入。ヴィヴァルディ・エディションってだいぶ前から企画を進めていると思うんだけど、対象が膨大すぎて、いつまでたっても完結する様子がない。そして、内容が、とんでもなく充実しているので、次々に買ってしまう(タワーレコードの紹介文に釣られただけではない!)。たぶん、完結した暁には、100枚組1万円とかでまとめ売りされるんだろうなぁ。と思いつつ、早く手元に置いて、たくさん聴くことができる優位性に価値がある、と信じる。実際そうだと思うし。それに、ヴィヴァルディ・エディションがいくら楽しいからと言って、全部あっても…ねぇ。いいんだけど(笑)。

さてさて、購入したヴィヴァルディ・エディションのうち、1枚を紹介してみる。New DiscoveriesⅡと言うタイトル。もちろん、ⅡなのでⅠもあるんだけれども、今回のセールの対象になっていたのはⅡだけっぽかったので、とりあえず、Ⅱを購入してみた。

内容は、そのタイトルの通り、新しく発見された作品集(偽作が真作と認定され、めでたくヴィヴァルディの作品となったものを含む)。古典派以前の作曲家の作品って、ロマン派以降の「数百年未来にも自分の作品を残してやる!」という意気込みで作曲されたものは、あまりなくって、作品は、ほぼ消耗品だったと考えていい。ヴィヴァルディだって、自分の作品が、まさか、300年以上も未来の極東の地で聴かれるとは思っていなかったんじゃないかな。そう言うわけで、多くの作品が、各地で散逸してしまった。凡才の凡百な作品も多くあって、そんなものを発掘していてはきりがないのだが、ヴィヴァルディとなれば話は、別。新しい作品が見つかれば、大騒ぎになる(※一部マニアの間で)。

2010年にも、イギリスのサウサンプトンで、『偉大なるムガール人』と題されたフルート協奏曲が発見され、2011年に再演(初演かもしれないけれども)されている。ヴェネツィアの作曲家の作品が、サウサンプトンにねぇ。ちょっと、おいらも本棚とか引き出しを探してみるか。

この『偉大なるムガール人』を含む、“新しい”ヴィヴァルディの作品を収めたCDが、New DiscoveriesⅡ。Ⅰは2000年から2007年に発見された作品、Ⅱはそれ以降に発見された作品が対象。1枚に収まるくらい新発見があるって…凄いな。収録曲は前述のもののほか、散逸してしまったオペラのアリアの一部やヴァイオリン・ソナタ、ヴァイオリン協奏曲など。ジャンルに統一性がないのは、選曲の趣旨からしてしょうがないんだが、まぁ、だからと言って、特に違和感を感じないのは、プログラミングがうまいせいかもしれない。

演奏は、サルデッリ率いるモード・アンティコ。サルデッリは、ヴィヴァルディの作品を発見したり、偽作とされていた作品を真作認定したり、散逸してしまったパートを再現したりしていると言うから、ヴィヴァルディ再興にだいぶ貢献している人だ。もちろん、古楽器での演奏。聞いたことのない作品を小気味よく、披露してくれる。ヴァイオリンのソロは、アントン・シュティック。ムジカ・アンティクア・ケルンの元メンバーで、コンチェルト・ケルンのコンサート・マスターを務めていた人。と言うわけで、当然、筋金入り。上手いし、音は華があって綺麗だし、適度にエキサイティング。ミナジにしてもそうだけど、バロック・ヴァイオリンは音が貧相だってのは嘘だよねぇ。協奏曲RV.817で、ノリの良い素晴らしい演奏が楽しめる。フルート(正確には、フラウト・トラヴェルソ)は、アレクシス・コセンコ、メゾ・ソプラノはアン・ハレンベルク。どれも、高水準の名演奏。コセンコは、『偉大なるムガール人』のソロを務めているのだが、小粋な曲を爽快に仕上げてくれている。

さて…New DiscoveriesⅢはあるんだろうか?サルデッリは、ヴィヴァルディの未知の曲はたくさんあると言っているので、期待してもいいかもしれない。ま、その前にⅠ買うか。

newdiscoveries2.jpg







 

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