忍者ブログ
http://schunsou.blog.shinobi.jp/

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[10/07 schunsou]
[10/02 F2]
[06/26 schunsou]
[06/24 F2]
[05/19 schunsou]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
schunsou
HP:
性別:
男性
趣味:
クラヲタ、登山
バーコード
ブログ内検索
過去の記事(Since2004.4)
カウンター
カウンター
アクセス解析
[1499] [1498] [1497] [1496] [1495] [1494] [1493] [1491] [1490] [1489] [1488]
■ [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ダウスゴー&新日本フィルのコンサートを聴きにすみだトリフォニーホールへ。

演目は、シベリウスの『レンミンカイネン』組曲とニールセンの交響曲第5番。昨年、生誕150年を迎えた北欧の2大シンフォニストを一度に聴ける美味しい企画。冷え込んだ冬の夜に聴くにもピッタリ。

指揮者はデンマークの名匠。両方とも振り慣れた曲だろう。特にニールセンはデンマークの指揮者であれば、十八番であるべきもの。もっとも、こういうレッテル貼りは本人たちにとっては、嬉しくないのかもしれないけれども、一聴衆としてはどうしても期待してしまう。現にダウスゴーのニールセンは定評があり、昨年も都響に客演した際に交響曲第3番を振って、素晴らしい演奏を聴かせてくれた。

さて、まずはシベリウス。第1曲「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」から音楽に引き込まれてしまう。力強く繊細な音楽作りで、レンミンカイネンの伝説が鮮やかに描かれていく。第2曲、第3曲も美しく、見事な描写力だ。ホールが、「カレワラ」の世界に染まっていく。

人気の高い第4曲「レンミンカイネンの帰郷」も小気味の良いテンポで一気呵成に駆け抜けた。引き締まった見事なシベリウスだった。決して短いとはいえない曲だが、あっという間に休憩時間になってしまった。

メインのニールセンは更に良かった。この作曲家は独特のセンスの持ち主で、全ての交響曲どこを切り取ってもニールセン節に満ち溢れているのだけれども、この第5番はそのニールセンのユニークさが最も色濃く出た曲だと思う。

CDで聴くと少しとっつき難い感じもするが、ダウスゴーの指揮は、この曲の魅力を存分に引き出してくれるものだった。力強くスケール感のある指揮で明確に音楽を描いていくので、「あ、そうか、ここはこんなに壮大なんだ」とか、「こんなところにこんな魅力的な部分があったんだ」とか、何度も聴いている曲なんだけれども、改めて良さを認識することができた。昨年の第3番に引き続き、快演だったと言っていいだろう。

演奏が終わって外に出ると冷たい空気の中にすっきりとスカイツリーが見えていた。冬に北欧音楽、でもちょっと外の空気とは温度間に違いがあったかもしれない。熱い演奏会だった。

拍手[0回]

PR
 ■ この記事にコメントする
HN
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS
忍者ブログ [PR]
ブログランキング・にほんブログ村へ
Powered by 忍者ブログ  Design by © まめの
Copyright © [ 音楽雑記&四方山話 ] All Rights Reserved.