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学生オケに入るとオーケストラ曲に興味が偏る。しかも、ロマン派。ただ、オーケストラを使う曲でもオペラや宗教曲には興味が行かない。それよか、室内楽のほうがまだ聴かれる。ってのが、おいらが学生オケにいたときの実感。

でもさぁ、声楽付きの曲でもいい曲多いんだからもったいないよね。と言うわけで、声楽付きオーケストラ曲入門におススメしたいのが、モーツァルトの戴冠式ミサ。ヴェルディのレクイエムやオルフのカルミナ・ブラーナは誰でも知っているメロディが出てくるけど、実は、長くて入門向けとはいえないような気がする。それに対して、戴冠式ミサはたったの25分程度。ロマン派の大抵の交響曲よりも短い。しかも、ミサ曲でありながらモーツァルトが疾走しまくる。静かな祈りっぽさよりも、モーツァルトの勢いを感じる作品なのだ。

さて、そんな戴冠式ミサの新譜をひとつご紹介。ケルテスが1961年にウィーン交響楽団を振って録音したもの。ケルテスと言えば、デッカだけど、これはオイロディスクに録音したもの。31歳のときの録音で夫人のエディット・ガブリーがソプラノとして参加している。ラヴラヴだ。

演奏は、若さ溢れる溌剌たるもの。そりゃ、31歳ですから。元気いっぱいなわけだ。そして、得意のモーツァルトと来たら失敗は許されない…だけど、録音が…。初期のステレオ録音とは言え、音が篭り過ぎているように感じる。これ、オイロディスク品質なのか、リマスタリングの問題なのか…。折角の好演だけにちょっと残念。でも、若くして亡くなった名指揮者の遺産としては貴重なものには違いない。ケルテスは他に戴冠式ミサを録音していなかったんじゃなかったっけな?

そんなわけでセカンド・チョイス向け。ファースト・チョイスならクーベリック&シカゴ交響楽団盤が吉。ルチア・ポップも参加のウハウハ盤。ただし、シカゴ交響楽団のショップでしか売られていないのが難。つか、おいらこの2種類しか、戴冠式ミサ持っていないのだ(汗)。おススメもへったくれもないじゃん(笑)。


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うーん、買ってしまった。フルニエの無伴奏チェロ組曲、1972年東京ライブ盤。値下がりして、1枚1,050円、全曲買っても2,100円だしね。つか、2,750円が1,050円に値下がりって、なんなのだ。メーカーの在庫処分のせいか、主だったCDショップでは軒並み1,050円。これは廃盤の前兆。しかも、レーベルごとドロンする可能性も…。TDKだから豪快な消え方はしないだろうけど、なんだか不安だ。クラシックじゃ新参だし、数点リリースしているだけだから、安定的な供給はもとから期待はできないだろう。まぁ、あくまでも推測の域は出ないけど、買いどきなのは確か。

このCDはTDKオリジナル・コンサート・セレクションと言うシリーズからのもの。1970年代~80年代に掛けて、FM東京で放送された来日演奏家のライブ音源のCD化しているシリーズである。ライヴの放送音源とは言え、音質は優秀。しかも、このCDでは、フルニエの肉声が聞ける。無伴奏チェロ組曲のフルニエの簡単な解説と解釈である。多分放送用に収録されたものだろう。英語の解説の上に日本語の吹き替えが乗っかっている。その吹き替えが、何とも時代を感じさせるような感じで、面白い。

さて、肝心の中身だけれども、これがなかなか素晴らしい。先日買ってきた、アルヒーフのスタジオ録音盤に比べると、より柔らかい響きになっているようだ。録音年代の差は10年、アルヒーフ盤の方が古い。若さゆえの逞しさもあるのだろうか。TDK盤の方に老いての味わい深さはある。あとは、スタジオ録音とライヴ録音の違いは大きい(CDの帯には、フルニエはライヴ録音が少ないようなことが書かれていたが、近年、放送用音源のCD化など古いライヴ音源がだいぶ出てきたので、そう言う感は薄い)。やはり、どの演奏家のものでもそうだけれども、ライヴ演奏での緊迫感はスタジオ録音ではかなわない。観客を前にして、見せる演奏家の気迫を感じることができるのだ。ただ、演奏に瑕はできやすいので、完成度の高い演奏ならスタジオ盤を求めるべき。おいらは…ライヴ派。ここで聴くフルニエの演奏も、品位のある演奏の中に、熱を感じることができる。


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秋葉原…もっともよく行く街。今日も行った。主な目的はCD購入→石丸電気。あとはCD-R買ったり、電化製品を見たり、食事したり、人間観察したり。で、ふと思ったんだけど、秋葉原って若者の街なんだよなぁ。そう言う意味じゃ、渋谷や原宿と同じだ(笑)。いやいや、人種が違うって言うかもしれないけど、お洒落していっても、20代男性なら大抵併呑されてしまう。浮かない。案外、多様なタイプがいるのだ。あからさまに秋葉系の人って3割もいないんじゃないだろうか。(人間観察の結論)

さて、今日は…やっぱり石丸に。無伴奏チェロ組曲などを買おうと思って。持ってないんだよねぇ~、無伴奏チェロ組曲。定番どころでフルニエ狙い。つっても、フルニエ、全曲盤だけでも4種類ある。スタジオ録音で1960年代に録音されたアルヒーフ盤と1970年代に録音されたフィリップス盤、ライヴ録音で1959年にライヴ録音されたアコード盤と日本で1972年に録音されたTDK盤。フィリップス盤は国内盤しか出ていなくて高いし、アコード盤はモノラル録音。TDK盤は良さそうだけど…まぁ、手始めで無難なラインでアルヒーフ盤を購入。でも、買ってから思ったけど、一番廃盤になり難いCDだよなぁ。TDK盤なんか、もう投売り状態だから、早めに買った方がいいかも。

演奏はさすが。この人の演奏は温かみとか、柔らかさとかがとかく強調されがちで、評判だけ聞いているとなんだか、弱そうな印象になってしまうけど、実はけっこう力強い。名盤の誉れ高いドヴォルザークのチェロ協奏曲でも、セル&ベルリン・フィルを向こうに回して決して力負けしていない。それでこそ、カラヤン時代のベルリン・フィルだからそのアンサンブルの強靭さは大したものだけど、その中で、剛柔併せ持った至福の音色を朗々と奏でる。この無伴奏チェロ組曲でも同じで、温かみがありながら、芯の強いしっかりした演奏を聴かせてくれる。2時間を越える大曲を飽かず聴かせてくれた。やっぱり名盤。

それと…アンチェルの『わが祖国』(DVD)。1968年、プラハの春音楽祭のオープニングコンサート。あの
プラハの春事件の起こる直前の演奏。定盤で知られているスタジオ録音のスプラフォン盤とは、また、一味違う、時代を反映した緊迫感あふれる演奏。CDにもなっている演奏なんだけど、映像で見るのはまた違った意味で興味深い。クーベリックのチェコ復帰コンサートと共に、チェコの歴史的コンサートとしてもっと知られてもいいんじゃないかな。この演奏の後、アンチェルが単身アメリカ演奏旅行中にプラハの春事件が起こって、そのまま亡命。アンチェルは二度と祖国の土を踏むことはなかった。家族をアウシュビッツで失った悲劇の指揮者の最後の輝きを聴けるDVD。亡命後のトロント交響楽団とのモルダウはアンチェルの心情を思えば、あまりにも痛々しい。

まだまだ、買ってます!スラットキンのルロイ・アンダーソン作品集。NAXOSから。RCAに録音しまくっていたセントルイス交響楽団時代―は、過去の栄華。シャンドスでちょこっと録音したなぁと思ったら、あらまぁ、NAXOSデビュー。転落…とは、言い過ぎか。このたび買ったCDは、ルロイ・アンダーソン、管弦楽作品集第1集とのことなので、第2集以降あるのだろうか。NAXOSとしては、ルロイ・アンダーソンの作品集をリリースするに当たって、最高の演奏家を得たわけだ。スラットキンとしても、ルロイ・アンダーソンを大量に録音できるなら、変にメジャーレーベルよりいいのかも。演奏も軽妙で楽しい。ドライブなんかの供にいいんじゃないだろか。ちなみに、廉価盤レーベルのイメージの強いNAXOSだけど、遂に1枚1,000円を超えた。値崩れ激しいメジャーレーベルに比べるともう廉価盤レーベルとは言えなくなりつつある。

えっと、あとはクリヴィヌのモーツァルト、大ミサ曲、ケルテスのモーツァルト、戴冠式ミサ他、テンシュテット&ポップのドイツ・レクイエムを購入。また気が向いたときに感想など書きましょう。

ところで。ついでに『ぶらあぼ』貰ってきた。で、そこにプロムスのプログラムが。すごいっす。ケネディ&ハンドリーのエルガーのヴァイオリン協奏曲…って、これ、ケネディの名前を世界的に有名にした組み合わせじゃなかったっけ?あと、スラットキンのヴォーン・ウィリアムズ、交響曲第6番とか、ゲルギエフの『眠りの森の美女』(全曲)とか、ハイティンク&シカゴ交響楽団のマーラー、交響曲第6番とか、サラステのシベリウスとか、バレンボイムとか、ブーレーズとか、C.デイヴィスとか、A.デイヴィスとか、ビエロフラーヴェクとか、ガーディナーとか…毎日こんなんかよ!羨ましすぎる!LA FOLLE JOURNEE au JAPON…くらいしかないんよ、日本は。LFJはLFJで楽しいんだけどね。なんか、力負け。まぁ、プロムスみたいなの連れてきたらLFJ、低価格でできないだろうけど。

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曇天ながらものどかな小春日和に誘われて、自転車に乗り秋葉原へ。まずは、電源の入らなくなったポータブル・デジタル・オーディオ・プレイヤーを修理に出すべく、購入もとのヨドバシカメラへ。「ホールドが掛かっているとどのボタンも効かなくなります」―一発解決!MEDIA keg起動!照れ笑いを浮かべつつ、次なる目的地、石丸電気へ。最近、欲しい音楽ソフトが次々とリリースされていたので、まとめて買うつもりではあった。

ところが!行ってみると、HMV On-lineではまだ発売になっていなかったものまで出ている始末。しょうがないから全部買った。18,000円近くも買った。大人買い。でも、もう暫くは買わない。何せ、音楽ソフト購入抑制キャンペーン中なのだ。で、以下、買ったソフト。

●マーラー:交響曲第6番『悲劇的』
  ハイティンク指揮シカゴ交響楽団
●メンデルスゾーン:交響曲第4番『イタリア』、
             同第5番『宗教改革』
  クリヴィヌ指揮シャンブル・フィルハーモニック
●シューベルト:ミサ曲第6番
  コルボ指揮ローザンヌ室内管弦楽団、
           ローザンヌ声楽アンサンブル
●メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第1番
  ショパン、R.シュトラウス:チェロ・ソナタ
  ピアティゴルスキー(vn)フィルクスニー(pf)他
●チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他
  ミルシテイン(vn)アバド指揮
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
●ニールセン:交響曲第2番『四つの気質』(DVD)
  ストコフスキー指揮デンマーク放送交響楽団
●チャイコフスキー:交響曲第5番、ピアノ協奏曲第2番
  プレトニェフ(pf)フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団

これに購入金額1万円を超えたと言うことで今更ながらharmonia mundi, franceのカレンダーを貰ってきた。去年リリースしたCDの表紙を使用したカレンダーでなかなかセンスが良い。アーティストの写真も小さく入っていて◎。HMFにしても、naiveにしても、フランスのレーベルはジャケットのセンスが良いからカレンダーにしてもとても良い。さて、買ってきたソフトの一部について、簡単に感想を。

まずは、リリースされたばかりのハイティンクのマーラーの交響曲第6番。ほぼ同時に、ゲルギエフ&ロンドン交響楽団も同じ曲をリリースして相乗効果を生んで話題を呼んでいる。ただでさえ、注目を浴びそうな2つのコンビなので当然のこと。しかも、両方ともオーケストラの自主制作盤。一昔前なら、メジャーレーベルが録音して、大々的に売り出していただろう。良いことか悪いことか判らないけれども、ファンとしては産地直送的な美味しさを味わうことが出来ている。

おいらは、この曲を2ついっぺんに買うのは気分的にヘビーだったのでハイティンク盤だけを買ってきた。聴く前に、演奏時間を見てみて驚いた。90分41秒―長い。長すぎる。実際聴いてみると確かに遅い。人によっては、この遅さが、弛緩しているように聴こえてしまうだろう。しかし、おいらは良い。この曲に限って言えば、ゆっくりとじっくりと攻めてもらうのが好きだ。そして、オーケストラがシカゴ響と言うことで、パワーを!と思ってしまうが、力で押し切ることはなく、意外にも端正と言っても良いほどの響き方をする。怒鳴り散らさない透徹した響きが、巨大な音楽を築き上げていく。第3楽章に持ってきたAndante moderatoも感情的になりすぎずにとても美しい。ハイティンク円熟の演奏と言ったところだろうか。力技の演奏なら若手に任せておけばいいのだ。と言って、緊迫感はさすがのもの。冷静な演奏なのに、空恐ろしげな響きを見せ付けられ、ぞっとする。名演だ。

このコンビ、来年1月に来日してこの曲を演奏してくれる。S席40,000円と破格のチケット代だが、この曲をこのレベルの演奏で聴けるのは日本では10年に一度もないだろうから、行っても損はないだろう。

次に、クリヴィヌのメンデルスゾーン。こちらは1年以上前に出たもの。クリヴィヌ自身が創設したシャンブル・フィルハーモニックと言う新しいオーケストラを振っての演奏だ。シャンブルはフランス語で室内の意味らしい。だから、室内フィルハーモニックと言う名前になる。イギリスのフィルハーモニア管弦楽団的な命名だと思えばいいだろうか。さて、演奏のほうだけれども、これも良い演奏だった。フランスのオーケストラと言うことで重厚に鳴らさないのがメンデルスゾーンには良い。『イタリア』の冒頭部(のだめドラマでもよく使われていた部分)でちょっと線の細さを感じたけれども、弾んでいて◎。ショルティみたいに戦闘的でなくて、ホントにイタリアの明るい太陽のような演奏。爽快。『宗教改革』も軽やかだ。終楽章も軽快に畳み掛けてくれる。変なところはない。良い。こういう演奏好きだ。

対して、ピアティゴルスキーのメンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第1番は鈍重な演奏だった。メンデルスゾーンにこれはありなのか…。メンデルスゾーンの青年作曲家的な爽やかな印象は薄い。まぁ、そんなのばっかじゃ面白くないかもだけど。

…感想は以上。他のは、また今度気が向いたときにでも。

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クリスマスももうすぐ。だから…なに…ってこともないわけだけど、クラシック好きとしては、いつも思うのだ。街に出ると流れている色々なクリスマス・ソング―でもね、クラシックは滅多にない。クリスマスともっとも身近なジャンルはクラシックだと思うのだけど。だって、キリスト教の本場、ヨーロッパの音楽で強烈にキリスト教と結びついているのだから。…あ、宗教に近すぎるからまずいんか。宗教色で過ぎちゃうとな、ちょい興醒めか。(ただし、クラヲタ=キリスト教信者と言う図式は全くありません。念為。)

おいらは、この時期になるとよくジェラルド・フィンジのカンタータ『降誕祭(クリスマス)』を引っ張り出して聴く。これ無茶苦茶素敵な曲なんだなぁ。だけど、以前にも紹介したような気がするので、今回は別の曲。

フランク・ブリッジのクリスマス・ダンス「サー・ロジャー・ド・カヴァリー」。4分そこそこの曲。ダンスとあって、リズミカルな曲である。楽しげ…ってほどじゃないけど。そして、そのリズミカルなメロディにのって、なんと、あの「蛍の光」が流れ出すのだ。摩訶不思議な雰囲気。「蛍の光」がイギリス民謡だと知らない人は、面食らってしまうだろう。あー、イギリスの人はクリスマスの印象ってこんななんだぁ~、って思ってはいけないかもだけど。本気で、クリスマス気分を求める人よりも、面白がりの人向け。演奏は、何でも屋マリナーとその手兵アカデミー室内管で。

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ナイジェル・ケネディのblue note sessionsのDVDが出ていたので買ってみた。blue noteだから内容はもちろん、Jazz。パリのJazz Club、The New Morningで今春収録された映像。なので昨年リリースされたCD版とは、音源が異なる。ジャケットは一緒だけど。

さて、内容―まず、お、と思うのが、楽器。エレキヴァイオリンを使っている。でも、これってどうなんだろう?普通のヴァイオリンじゃダメだったのかな?その方が味わい深いような。なんか、Jazzに埋没しているような気がする。ケネディ自身もなんだか、大人しい。バッハだの、ヴィヴァルディだのであれだけ、自由奔放にやりたい放題やっているのに、ここではやっぱりJazzに埋没している。Jazzでも、はしゃいでくれるのかと思いきや、Jazzの渋い世界にどっぷりこ。かっこいいけどね、それもそれで。でもな、やっぱり、期待していたケネディではないのだ。Jazzよりバロックの方が自由奔放に色々できる…なんて、一般のイメージじゃ、理解できないだろうけど。

オススメ出来る点はケネディの曲が聴けること。もちろん、Jazzなんだけど、ケネディの多彩な一面を垣間見ることが出来る。Jazz好きならオススメ。クラシックでも、Jazz系クラシックが好きなら、オススメできるかな。さらっとモニタに流しておくとお洒落なDVD。


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前に書いたと思うんだけど、記事捜しても見当たらないので、今一度書いてみる、オイストラフのDVDのこと。1937~1968年の録音なので、当然モノラル録音&白黒の低画質。オイストラフの顔が真っ黒になってたりする。

が、この映像をみて、思うこと→すんげぇわ…オイストラフ。って、そのこと。もうさ、弾く姿が豪快過ぎて、ヴァイオリンが武器に見えてきてしまったりする。弓運びも荒々しい。なのに精緻極上。ドップリ男気大将。巷間じゃヴァイオリンってちょっとハイソな、上品な楽器だと思われているかもしれないけど、オイストラフのヴァイオリンはそんな常識を超越している。繰り返し言う。これは武器。ごついおっさんが、頬の肉を震わしながら、ブンブンと楽器を鳴らす。なよい若者が、カッコつけて鳴らすヴァイオリンとは全く一線を画する。最近流行のクロスオーバー的な外見的にイケているヴァイオリニストとも別世界。同じ職種の人ではない。

んで、結論。格好は悪いし、お決まりの燕尾服だけどさ…カッコいいんだよね。この力強さ。男の子だったら憧れちゃうよね。力道山に憧れた昔の少年みたいに…違うか…。オススメはシベリウス。うん。やっぱいいっす。


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第九といえば年末!だけど、基本、クラヲタが第九を聴くのに時期は全く関係ない。と言うわけで、8月に発売になったばかりのヴェルザ=メストの第九、入手。輸入盤だから、日本の風習である「年末に第九」と言うのはますます関係ないわけだw

ヴェルザ=メストが、クリーヴランド管のシェフになってからちょっと経ったような気がするけど、これがおいらが知る限りこのコンビの第1弾。名門ドイツ・グラモフォンから。このレーベル何種類目の第九だろ?録音は、今の時流からライヴのもの。もうなぁ、セッション組んでって時代じゃないのね。衰退しているような気がしないでもないけど、スタジオ録音よりもライヴの方が臨場感があって聴く分には楽しい。

さて、演奏なんだけど、晩年のベーム&ウィーン・フィル盤が80分近く掛かっているこの曲を66分で駆け抜けている。早い。キビキビしている。そういう意味では全く退屈しない。低弦もたっぷり鳴っていて、全般的に厚みのあるサウンドも出ている。以前入手したメンデルスゾーンでは、なんだか退屈な感じがしたが今回の第九は○。何気にいいんじゃないか?このコンビ、と思わせてくれた。と言っても、クリーヴランド管のほか、チューリッヒ歌劇場の音楽監督に併せて、1910年からは小澤征爾の後任でウィーン国立歌劇場の音楽監督にも就任が決まっている。コンサート・コンダクターとして、クリーヴランド管を兼任して行くのか…どちらも片手間に出来るようなレベルの楽団ではないけど…。


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買ってしまった→スティーヴ・ライヒのシティ・ライフ(ドキュメンタリーとコンサート)のDVD。発売日にねぇ、いそいそと買ってしまったのだ(;><)あんまいねぇんだろうなぁ~。

と言って、この音楽(…あ、音楽の話なのだ…)なんだか良くわからんって向きは多いはず。簡単に言ってしまえば、ライヒが収集してきたニューヨークの街の音をあれこれと加工したもの。人の声が入ってきたり、車のクラクションが入ってきたり…おいおい、こんなんかよ!って思うけど、まぁ、この手の音楽じゃ、序の口。聴きやすい部類じゃないだろうか?現代音楽入門にどうぞ…ジャンルはミニマル音楽になる、うん。だから繰り返しまくる。退屈なまでにw

んで、これ、DVDでドキュメンタリーも付いているんだけど、この中で、嬉しそうに街の音を収集しているライヒの映像が何か、とっても怪しいw職務質問したくなるよ…このオッサンw一応、20世紀最大級のアメリカの作曲家…って、良いのかそれで!

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“しょこたん☆ぶろぐ”が“しょたこん☆ぶろぐ”に見えるほど暑い今日この頃―ああ、8月はもう明日かぁ。学生には、夏休み序盤の終了を告げる8月1日。もう8月とか、まだ8月とか…悩んでいるうちに8月31日。えっと、そんな先のことは考えずに…。だって、梅雨まだ明けていないんだもんなぁ。8月って梅雨かよ!みたいな。梅雨と言ったら6月だろ!とかね。お天道様に文句言ってもしょうがないけどwそんな感じで、夏休みの予定全く未定。どうすんだどうすんだ…。

とりあえず、決めたのが、フェスタサマーミューザKAWASAKI2007の1公演。燃える男、小林研一郎のチャイコフスキー、交響曲第5番。人気指揮者×人気名曲―んで、3,000円。なのに空席あり。川崎ゆえか、平日ゆえか。あ、e+だとS席満席になっていたけど、ミューザ川崎に直接電話したら、空席若干ありみたいな状態だった。ぴあだとあるのかな?まぁ、どっちにせよ、10日前で空席があるなんて、ちょっと不思議。

そんなわけで、今更予習がてら、チャイコフスキーの交響曲第5番を聴いてみる。第2楽章の甘ったるい陶酔するようなメロディ、優雅に舞う第3楽章、第4楽章の意気軒昂となるパワフルなリズム、メロディ…うんうん、名曲たるもの、色々と楽しめねば、だ。大学のオーケストラ部でも人気絶好調の曲だった。

予習に聴いているのは、ショルティ&シカゴ響盤。パワフルだけど、どことなく殺伐としたものを感じることがある。機械的に過ぎる部分があるんだろうか。冷徹に聴こえてしまう。一応名盤。んで、おいらのいちおしはケンペ&バイエルン放送響盤。ゲルマン魂満載の質実剛健、素朴な演奏。これ、邪道だとは思うんだけど、何となく好き。標準的に名盤はムラヴィンスキーかゲルギエフなんだろうけど…まぁ、好み次第なんだろな(←投げやり)。

小林研一郎の指揮ならとにかく暑い夏に熱い熱~い演奏を期待したい。えっと、そういう指揮者って評判だけど良いんだよね?有名な方だけど聴いたことなし(;><)


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