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ディーリアスのヴァイオリン・ソナタ、メニューインの演奏があった。このCD2枚組みになっていて、見覚えのないスペルの演奏家が1枚目でメニューインの伴奏をつとめてヴァイオリン・ソナタを、2枚目でボーンマス・シンフォニエッタを振って管弦楽曲集を演奏している。なんだ?だれだ?買おうか少し躊躇して、ふと気づいた。

Eric Fenby

エリック・フェンビー!!フェンビーじゃないか!!指揮者とか、ピアニストとか、そんなこと考えていたから、「誰だ、これ?」になってしまったわけだ。ディーリアスって考えれば、フェンビーは権威的存在。何つっても、晩年のディーリアスに付きっ切りで作曲活動を手伝ったのだ。フェンビーの演奏は作曲家の代弁だと考えても差し支えない。そんくらいの人。ビーチャムも、ディーリアスの悪友として、深い付き合いをしていたけれども、フェンビーはその比ではない。即、買い。

と、言うわけで、ワクワクドキドキで聴いてみる。ふうむ。たとえ、作曲家の自作自演であろうと、決してベスト盤にはならない―と言うことだ。我々は作曲家の自作自演を聴くとき、何を期待しているかと言えば、最高の演奏ではなく、作曲家の本来の意図である。最高の演奏は専門家に任せればいいのである。

で、フェンビーの演奏だけど、作曲家の代弁と考えれば、これはこれで大変参考になるものかもしれない。だけど、前述のとおり、純粋に楽しむための演奏としては、ほかにもたくさんあると思う。ラ・カリンダなんか、もっと滑らかにスイスイと進んでいく演奏が好みなんだけどなぁ。ま、ま、好みの問題。

まぁ、メニューインの演奏で、ディーリアスのヴァイオリン・ソナタを楽しめるし、買って損のないCDではある。


delius-fenby.jpg






 

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ディーリアスのヴァイオリン・ソナタ全集を聴いている。イギリスの女流ヴァイオリニスト、タスミン・リトルの演奏。なんでも、発売当時、結構評判になったCDらしい。あ、日本でじゃないよ。たぶん、イギリスとかで。これだけマニアックな曲で話題盤を作るなんて、凄い…ような気もする。

それが、この度、めでたく廉価盤で発売となった。Sony ClassicalのMasterworksシリーズの一枚だ。廉価盤にしては、ジャケットもなかなか良い。いや、良いというか、普通。安っぽくはない。

さて、内容だけれども、曲、演奏ともに素晴らしい。流石に、これは評判になるだろう。一家に一枚は常置しておいて欲しいCDだ(クラヲタ的偏見)。リトルの演奏は、女性らしく繊細である。そして、柔らかい。ギチギチしてなくて、ゆとりがある。線は細いけれども、貧相ではない。

1曲目は、若い頃の作品(と言っても、30歳だけど)。ディーリアスにしてはメリハリのある曲で、誰でも馴染めそうだ。組曲『フロリダ』なんかと、同じ頃の作品であることが納得できる。2曲目のソナタ第1番からが番号つきで、3番までが収録されている。この3曲の作曲年は、第1番が1905~1914年、第2番が1923年、第3番が最晩年にあたる1930年となっている。1曲目が1892年の作品だから、ディーリアスは作曲家人生を通じて、このジャンルの作品を定期的に作曲していたことになる。作風の変遷を聴くことが出来るのだ。ディーリアスには、いささか似つかわしくない言葉ではあるが、流石に年をとるに従って晦渋な一面を見せるようになる。

と言っても、ディーリアスだから、難しい感じは全くしない。もちろん、ディーリアスはディーリアス。茫洋として掴みどころがない印象を持つ人もいるだろうし、単にヒーリング・ミュージックにしか聴こえない人もいるだろう。ディーリアスの音楽は人によって、好き嫌いがはっきりする。ディーリアスの他の音楽が気に入った人なら、このヴァイオリン・ソナタ集は外せないレパートリーではないだろうか。…なんて、カッコつけてみたけど、おいらも今まで聴いてこなっかたな…。


delius-little.jpg






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■ silencio

フォト蔵に登録して左側に色々写してみた。今、ブログパーツって色々あるんだけど、好奇心に煽られて内容とは関係ない無駄なものは貼らないようにしたい。せっかく、宣伝が殆どないninja blog使っているので、デザインが崩れないよう心がけたいのだ。経県地マップは、まぁ、しょうがないけど。

さてはて、話題大転換。ルチア・ポップ好きとしては、ちょいと嬉しいニュースが入ってきた→
バーンスタインの『薔薇の騎士』復活。なんで廃盤にしちゃったんだか判らないくらい、凄い布陣の『薔薇の騎士』だ。主な役を列挙すると…

ゾフィー:ルチア・ポップ
元帥婦人:クリスタ・ルートヴィヒ
オクタヴィアン:ギネス・ジョーンズ
オックス男爵:ワルター・ベリー
テノール歌手:プラシド・ドミンゴ

ちょい役にドミンゴだからなぁ。あ、オーケストラは、ウィーン・フィル。魅惑的じゃないわけないよなぁ。ちなみに、ポップのゾフィーは、全曲盤として、ソフト化されたのは、これ以外にカルロス・クライバーの2種類がある。1つは、1973年のもので、先日、オルフェオからSACDで出て、話題を掻っ攫った。もうひとつは、1973年のもので、こちらはDVDで出ている、定盤中の定盤。今回出るのは1971年のものだから、最も若いころの録音と言うことになる。31歳か、32歳。

さて、今日はもういっちょ話題大転換。今聴いている、SilencioってCD、すんごくいい。クレーメルとクレーメラータ・バルティカの演奏による現代作曲家の作品集。タイトルから察せられるように、静謐な音楽ばかりだ。音楽が静謐でどうするんだ?と言われれば、返す言葉もないが、「じゃぁ、これ聴いてみ?」と言って、これを渡されれば、なるほど、静謐だと言わざるを得ないだろう。適度に盛り上がるところもあるんだけど、妙に冷たい響きが、吹き抜けていく。クレーメルの演奏も透明感があって、静謐さに大きく一役を買っている。とっても綺麗で心洗われる1枚。

あと…暴論と思われるかもしれないけど、ジャケットも良い。無限に変わりそうにない荒涼とした風景が、このCDの印象を強める。何気においらは、これをジャケ買いしている(笑)。ジャケ買いは意外とあたりが多いのだ。収録曲は…

ぺルト:タブラ・ルサ、DARF ICH...
グラス:カンパニー
マルティノフ:カム・イン!

ゲンダイ音楽だけど、美しくって聴きやすいのでオススメだ。


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最近、1日1枚ペースだな…。恐るべき物欲。聴きたいCDがたくさんあるのは間違いなくって、それはそれでいいんだけど、ちょいとCDを置くスペースがきつくなりつつある。どうするんだ?PCに全部ぶち込んで、箱にしまってしまうか…。それもめんどい。悩むしか。悩みと言えば、クラヲタ的には「苦悩から歓喜」と言うベートーヴェン・パターンが待っている。いや、CDのスペースの問題でそれはないか…。棚を黄色や赤に染めたい、と言う野望はまだまだあるけど、な。

さて、今聴いているのはグルダのモーツァルト・テープ。で、前に聴いていたのは、コンドラシンの『新世界より』。コンドラシン、ああ、そうそう、ソ連(ロシアではない)の、あの方。1979年のデジタル録音。オーケストラは…ウィーン・フィル。え?コンドラシンとウィーン・フィル?最初見たときは信じられなかったけど、本当にウィーン・フィルなのだ。多分、録音はこれしかないだろうなぁ。物凄く、珍妙な組み合わせ。いや、貴重と言うべきか。奇跡のカップリング。

で、演奏なんだけど、こういう珍しい組み合わせって、往々にしてミスマッチが多い。ついつい買ってしまうんだけど、「やっぱ、しっくりこないなぁ」って思うものが多い。でも、コンドラシン&ウィーン・フィルは違う。コンドラシンの熱血と言うか、ブチ切れた熱さにウィーン・フィルの美音が見事に絡んでいる。指揮者が不完全燃焼になっているわけでも、オーケストラが本来の音色を失っているわけでもない。変にデフォルメしているけど、そう言うのも面白い。

これ、ぶっちゃけ、『新世界より』屈指の名演だと思うんだけど、そんなに有名な録音ではないようだ。おいらが知らなかったのは、不勉強だったから…というのも多少はあるんだろうけど、それ以上に、知られていないんではないだろうか。不遇な扱いを受けていると言って、過言ではない。もっと、広めるべき録音。

あ、モーツァルト・テープ、トルコ行進曲になった。この曲いいなぁ…。

kondrashin-dvorak.jpg

 





 

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梅雨だなぁ、雨だねぇ…。ジメジメと鬱陶しい!とか、文句も言ってもしょうがない。良い事もあるんじゃないかなぁ~、と傘を差して、裾を濡らしながら外に出てみるのも良い。今日は、南房の山の中で緑に映える水田の脇で、雨に濡れている鮮やかな紫陽花の大群を発見した。如何にも日本らしい田舎の中で咲く紫陽花はホントに綺麗だ。各地にある紫陽花寺もいいんだけど、田園風景の中に溶け込んでいる紫陽花は何とも言えない味わいがあるのだ。

ajisai-chiba.jpg













さてさて、話題転換。最近、よく聴くのがこれ↓

J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

やっぱヴァイオリニストならこれ聴かないとなぁ~。無伴奏チェロ組曲聴いている場合じゃないって!いや、聴くけど。全然、聴くけど。自分がやっているからと言って、あまり楽器で偏った聴き方したくないしね。

さて、今まで聴いていたのはスーク盤なんだけど、最近買って、ものの見事に魅了されちゃったのがグリュミオー盤。バッハとして正しいのかどうかは判らないけど、正しいとか正しくないとか、どうでもいいのだ。美しくあれば何でもよいのだ。

そう、グリュミオーのヴァイオリンはとてつもなく美しい。辛気臭さ絶無の上品でしっとりと艶やかな音色!もちろん、薄っぺらいところは全くない。前から大好きなヴァイオリニストだったけど、たまに線の細さと言うか、上品さが弱く感じることがないわけではなかった。しっかし、これはヤバイ。特に、美音系のヴァイオリニストを好むおいらには魔力ですらある。フランチェスカッティが録音したら…どうだったんだろう?とか、思わないわけではないけれども、ないものはないからしょうがない。とにかく、グリュミオーの音色には酔わされるなぁ。

次は、ミルシテイン…買ってあるので。少しだけ聴いたけど、グリュミオー以上のお気に入りには…なるかなぁ?他に何を買うべきか。ハイフェッツとか要らないよね、多分。グリュミオーの対極として、シゲティは必要かな。

bach-grumiaux.jpg






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■ AKB

AKB48…って、秋葉原に行ったらでっかく書いてあった。一瞬、「赤羽?」と思ってしまったのはなんでだろう?秋葉原なんだから秋葉原に決まっているじゃんね。

つうわけで、昨日はあてもなく秋葉原へ。こういう時に、大当たりがあるもんだで→石丸電気で在庫処分(かな?)セール。店頭で売れそうにないCD1枚500円。内容を見る限り、最近のセールでは飛び抜けていいものがあるように思った。おいらが買ったのは…

ドーソン:ニグロ・フォーク・シンフォニー
エリントン:組曲『河』
 N.ヤルヴィ&デトロイト交響楽団

歌曲集(ブリッジ、バターワース、RVWほか)
 アレン&マルティニュー

ウォルトン:ベルシャザールの饗宴ほか
 プレヴィン&ロンドン交響楽団

スクリャービン:法悦の詩ほか
 ギーレン&南西ドイツ放送交響楽団

スタンフォード&アイアランド:チェロ・ソナタほか
 ロイド・ウェッバー

バーバー&ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲ほか
 ベル、ジンマン&ボルティモア交響楽団

ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集
 ビオンディ&エウローパ・ガランテ

ニールセン:交響曲第4番『不滅』、ヴァイオリン協奏曲
 テレフセン、メニューイン&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

以上8点で4,000円也。フル・プライスのCDがたくさん入っていて、これだから、超お買い得。こういう掘り出しもんっていいよね。まぁ、正規の値段だと買う気の起きないものも多いんだけど、「500円なら買うか~」ってんで、意外とあたりを引いたりする。なお、セールは明日まで!!興味がある人は急ごう。

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ヴァイオリンと表記するべきか、バイオリンと表記するべきか…。ヲタなら前者、一般人ならバイオリンとか?あ、いや、どうでもいいんだけど、おいらはViolinだから何となく前者を採用している。

で、あんま脈絡ないけど、ロマンスって綺麗な曲多いんだよね~。たぶん、「綺麗な曲を聴きたい!」と思ったら、このタイトルの曲を買えば問題ない。いや、たぶんだよ?危険な作曲家は、もちろんいるけどさ。ロマン派の作曲家ならまず問題ない。ロマンのロマンスだからねぇ。

さて、色々あると思うけど、おいら的3大ロマンスと言えば、以下の3曲。超オススメ。どの曲も悶絶するくらい美しい。どうしても、弦楽器が主体になってしまうのは止むを得ない。

1.ドヴォザーク:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス
ドヴォルザークも「ヴォ」か、「ボ」かで悩むところだけれども、「v」と言うことで、おいらは「ヴォ」を採用している。胡散臭く下唇を軽く噛みたいわけではない。さて、曲の方はこのジャンルではもっともメジャーなものと言えるのではないだろうか。オススメは、スーク&アンチェル、チェコ・フィル。作曲家の曾孫権力を振り回し、超王道の演奏を繰り広げる。奇抜だったり、トリッキーである必要がないので、ストレートに心に響いてくる。アンチェル、チェコ・フィルも王道。

2.ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリンと小管弦楽のためのロマンス『揚げ雲雀』
正直、この曲のタイトルを見たときは、雲雀の天麩羅しか思い浮かばなかった。「揚げ」には、グルメちっくな意味以外に、高く舞い上がると言う意味があるらしいのだが…。曲は、平坦な抑揚のない導入部に始まり、草原から飛び出し高く舞い上がる雲雀を、民謡風のメロディに乗せて田園的に描いている。以下にも、ヴォーン・ウィリアムズらしい心休まる音楽だ。演奏は、ズーカーマン&バレンボイム、イギリス室内管をオススメしておきたい。

3.フィンジ:ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのロマンス
ヴォーン・ウィリアムズの後継者と目されていたフィンジの小品。憂いを込めた儚いメロディに夢心地にさせられる。演奏は、マリナー&アカデミー室内管か、ボールト&ロンドン・フィルあたりがオススメ。いや、他に知らないだけだけど。


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フツーの人から見ると、ミニマルっておかしいのかな?意味わからない音の羅列聴いて、「ヒャヒャヒャヒャヒャ~!!」って感じか?んなことないか。でも、ホント、ナイマンなんか、とてつもなく判りやすい。ループ地獄がそんなに苦にならないくらい、メロディが綺麗にはまっている。で、いつしか、グラス、ライヒと感染していくんだな。

そんなわけで、昨日、HMVで買ってしまったライヒが数点届いた。とりあえず、聴いているのが、Different Trains(様々な電車)と言う作品。戦前のアメリカ、戦中のヨーロッパ、戦後のアメリカの電車が描かれている。戦中のヨーロッパは、ホロコーストを表しているらしい。収容所に向かう電車と言うことだろうか。繰り返されるメロディが緊迫感を醸し出している…。そして、所々出てくる古い肉声。この肉声の音程に合わせて音楽が奏でられていく。これにいやなサイレンの音が加わる。少し暗澹たる気分になる。ずるずるとループされるメロディに飲み込まれながら…。シェーンベルクの『ワルシャワの生き残り』を思い出してしまった。

演奏はロバートソン&リヨン国立管弦楽団。本来は、弦楽四重奏で演奏されるもので、クロノス四重奏団のものが名盤として知られているが、敢えてオーケストラ版を買ってみた。指揮者、大変だろうなぁ…。


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スティーヴ・ライヒ:管楽器、弦楽器、鍵盤楽器のための変奏曲

いかにもクラシックなタイトルに辟易…クラシックって難しい!!と言わせるためみたいなタイトルだ。だけど、ライヒ。テクノミュージックに多大な影響を与えたミニマルなひと(って言うけど、HMVの同時購入商品はほぼクラシックだけどな)。もちろん、この曲でもミニマリズム爆発のループ地獄が待っている。

買ったのは、江戸でエド・デ・ワールト&サンフランシスコ交響楽団。フィリップスに録音した定盤っぽいやつ。ジャケットの建造物が絶妙にミニマルっぽい。うまいじゃないか。

カップリングは、ジョン・アダムス。ループ地獄から逃げ出せるぜ!とか、思わない。甘いよ?だって、タイトルが“Shaker Loops”(揺れる音型の輪)。そう、アダムスも有名なミニマルの人だった…。まぁ、ミニマル好きだから良いんだけど…つか、だから買うわけで。

でも、なんか、ミニマル・ミュージックって聴き終わると負けた気分になるんだよね。「あれ?退屈だ…と思っていたのにいつの間にか終わってしまった…」と思って、時計を見ると、1時間が経過していたり。退屈な1時間を過ごさせられてしまったような。だから、いつも途中で聴くのやめてやろうと思うんだけど、聴いてしまう。

心地良い退屈感とはよく言ったもので、そう言うことなんだろうなぁ。ノリが良いと言えば凄くノリの良い音楽だ。どんどん、しこたま聴いていきたい。そうして、人生を浪費していく…。ああ、HMVで何枚か、ポチッとしてしまった。

ライヒって?と言う方は、Wikipediaより
ansaikuropediaの方が判り易い。いや、冗談抜きで。あーだこーだ、解説されるより、ミニマルをよくあらわしていると思う。秀逸。

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好きなように俺の人生を送らせてくれ
他のカスみたいなことはどっかへいっちまえ
頭の上には陽気な空をくれ
それと足元には脇道を
星の眺め付きの茂みのベッドと
川の水に浸すパン
俺みたいな男の生き方はそこにあるんだ
永遠の生き方がそこにある

Give to me the life I love,
Let the lave go by me,
Give the jolly heaven above,
And the byway nigh me.
Bed in the bush with stars to see,
Bread I dip in the river -
There's the life for a man like me,
There's the life for ever.


ヴォーン・ウィリアムズの歌曲集『旅の歌』より「放浪者」(The Vagabond)の最初の一節である(全訳は
こちらに)。Lyritaと併せて、イギリス音楽再マイブーム中…とあれば、まず聴かなきゃいけないのが、歌曲で、特においらは最初に聴いた『旅の歌』に原点回帰する。で、この歌詞になるわけだ。こんなこと言って、カッコよく孤高の人生を送ってみたい、と軽い願望を禁じえないけど、それは夢物語。『旅の歌』にどっぷりとひたって、そんな夢物語を追うのも、また良いもんだ。

ところで、この『旅の歌』、実は、少年時代にワクワクしながら読んだ『宝島』の作者であるスティーブソンの詩であることに最近、初めて気が付いた。この曲にある魅力は、『宝島』に通じるものがあるんだなぁ。あと『十五少年漂流記』とか。無性に舟に乗ってどっかに流されたくなった少年時代を懐かしく思い出す。

定盤で聴きまくったのは、ターフェル盤。だけど、最近、「こっちもいいんじゃないか?」ってんで、聴きなおしているのが、アレン盤。なんと、バックはオーケストラなのだ。しかも、ラトル&バーミンガム市響。オーケストラのドラマティックな表現が、雄渾で、アレンの叙情を大きく引き出す。名盤。

vagabond.jpg






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