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石丸電気で加湿器を買った。最近じゃ、加湿器もデザインチックになったんだなぁ~。漆黒に浮かぶデジタルの湿度表示、シンプルなボタン…オサレな部屋の雰囲気を壊しません…って、まぁ、おいらの部屋じゃ、なんだかなぁ、だけど。

さて、ついでだか、本目的だか…わからないけど、CDも見てきた。で、勢いで買ってしまった、ジョン・ケージ。初のジョン・ケージ。これまで、ミニマルだぜ、実験音楽だぜ、と愉楽的にゲンダイ音楽を楽しんできたが、本丸には踏み込んでいなかったぬるさ。やっぱ、これ聴かなきゃね。

作品はもちろん4分33秒…って嘘。これはネタにしかならん。ピアノの前に4分33秒黙って座っているだけでいいって言う無音音楽。いや、無音って音楽として間違っているだろ?ちなみに、4分33秒と言えば、ピアノの演奏ばかりが有名だけど、実は何の楽器でも構わない。だから、おいらもヴァイオリンでいつでも弾ける。いや、チェロでもトランペットでも、オルガンでも、テルミンでも、エレキギターでも…どの楽器でもだれでも弾ける。寧ろ、楽器は要らない…。

まぁ、実験音楽的には「なるほど!」って理屈があってこの曲は世に出たのだ。ズブの素人のおいらでも、理屈を聞けば「なるほど!」と思うんだが、付き合いきれないのだよ…。

で、今回買ったCDだけど、バレエ音楽『四季』を含む作品集。現代音楽の権威D.R.デイヴィスがECMに入れたガチガチの一枚だ。タイトルは美しいが、何か、ペコペコパンパン、ポーーーーーーーと音が鳴って、いつの間にか、次のトラックに進んでいる。ジョン・ケージの中ではわかりやすい部類なのかもしれないけど、常人には、意味不明。何と言っても、真剣に聴く気にならない(笑)。他のことをやりながら流している分には、なんだか、気分が良い。そうこうしているうちに、心の中に侵入してきちゃうんじゃないか、と言う感じはしないでもないが、どうだろう?フツーの人にとって現代音楽なんてそんなもんだろう。と、自分が世の中のフツーの人間代表のような勘違い発言をしてみたり。

あ、今、ピーって鳴った。

ところで、これバレエなんだが、どうやって踊るんだろか?『春の祭典』以上に想像し難い。ジャケットの怪しいダンスの写真がそうなのか?そうなのだな?うん、なんか、妙にCDの内容にマッチしているっちゃしている。おそろしか。とか何とか言って、しばらくはCDプレイヤーの中を占拠しそうな予感。

キノコを育てだしたら重症。だれか、元の世界に引き戻してやって欲しい。

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恐るべき衝動買い→バイエルン放送交響楽団創設60周年記念ボックス(7CD)を購入。バイエルン放送響と関わりの深い(深かった)指揮者6人のオムニバス。と言っても、1枚1指揮者になっており、雑に詰め込んだ感は薄い。

さて、なんでこれを買ってしまったか、と言えば、サー・コリン・デイヴィスのヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番が収録されていたから、である。ドイツのオーケストラでRVWとか、ヤバすぎるだろ…と思いきや、実はおいらの知る限り、バイエルン放送響としては、この曲2つ目のCDである。バルビローリのでら熱い一発があるのだ。まぁ、とは言え、RVWなんて、この曲以外の録音されていないと思う。やっぱ珍品。で、指揮のサー・コリン・デイヴィスだけど、こちらもイギリスの指揮者でありながらこれまでRVWの録音が殆どなかった。どっちかと言うと、ブリテンとかエルガーを得意としてきた指揮者だ。RVWはハーンのバックで揚げ雲雀を振っていたくらいだと思う。だから、ついに出てきた交響曲の録音…なのだ。そりゃ、イギリス音楽ファンなら買っちゃうでしょ?

演奏はさすが。バルビローリに比べるとスマートな演奏だが、スラットキンほどクールではない。サラサラ流れ過ぎないあたり流石ドイツのオーケストラなのかな、と。良い意味で中庸を得たスタンダードな演奏と言えるのではないだろうか。この曲の大きな魅力である3楽章のカッコ良さも十分。酔える。

とは言え、このセットRVWだけだと思うとちょっと高いんだが、コンドラシンのフランクとか、ヨッフムのフルトヴェングラーと言ったファン垂涎の録音も収められている。個人的にはRVWの次に期待の高かったのは、コンドラシンのフランクで、期待どおりあつーい推進力のある一撃を聴くことができた。

その他は、ヤンソンスのR.シュトラウスとクーベリックのブルックナー、マゼールのストラヴィンスキー。と言うわけで、バイエルン放送交響楽団60年の浅めの歴史を一網打尽に聴けると言うことになる。これで、あなたもバイエルン放送響マスターだ!!(イミフ)


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祝!2010年初入荷!!初入荷はやっぱ、伝統の石丸電気で。時期的には、いつもよりだいぶ遅れたような気がするけど…。実は、今年はCD購入控えめで行こうかな~、と言うなんとな~くな、緩い目標を持っているので遅めになったのだ。HMVのホームページを見ていると挫折しそうだけど…。近頃はマイナーレーベルに新譜が多くて、音源抱えたまま突然倒産しちゃうんじゃないか、と思うと、ついつい「さっさと買ってしまおう!!」となってしまうからな~(言訳)。

で、さて、本年の初入荷は…

・ヤナーチェク:歌劇『利口な女狐の物語』(BD)
  ツァラゴヴァ、ラシライネン、ほか
  D.R.デイヴィス指揮パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団

・ブラームス:交響曲全集
  スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団

・J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
  ピノック指揮ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル

なかなか、オサレな選択だと自己満足に浸っている。今は、ブランデンブルク協奏曲を聴いている。実は、ファースト・チョイス。未だに有名曲を全然揃えきれていないあたり、我ながら緩いクラヲタだと思う。「ブランデンブルク?名前しか聞いたことねー」って言っちゃだめだよね、クラヲタ自称するなら(汗)。

いやぁ、しかし、良いよ。この曲、この演奏。全然奇抜じゃない、真っ向勝負なんだろうけど、実に爽快なイメージ。やっぱ、ピノックいいなぁ、さらりとした推進力。ちなみに、ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブルと言うのはイングリッシュ・コンサート、アムステルダム・バロック・オーケストラ、オーケストラ・オブ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント、イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーによるアンサンブルなんだそうだ。まぁ、あれだ、古楽のバイロイト祝祭管弦楽団みたいなもんか。ふ、1980年代が懐かしいぜ…(リアルにクラヲタを体感した時代じゃないけどw)。

女狐はおいらのブルーレイ、デビュー盤。WUXGAの高解像度モニタの真価発揮で実に美しく鑑賞できる。たかだか2時間で15GBあるからなぁ。ちなみに、女狐の舞台ははじめて観た。虫だの、動物だの…もう、開き直っちゃって、人間のまんまでやっちゃっていて、ある意味面白い。仮装大会か、コスプレ大会か…または、小学校の学芸会。現代音楽のイメージが強いD.R.デイヴィスの指揮も面白い。ヤナーチェクって民族的な響きも強いけど、現代的な響きもあるもんなぁ。

さて、今年は、どれだけCDを買うことになるんだろうか…。去年は勘定していなかったので、今年は勘定しておこう。100枚以下に抑えられるかな…無理か(汗)。


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なんとなく、カバンを買った→これ。なかなかオサレでしょ?軽くBurberryのパクリっぽくって(笑)。このメーカー本社が秋葉原なんだよね。だから、よく買う。スーツとか、シャツとか。

さて…オサレ、と言えば、おいらの中では、フランクのヴァイオリン・ソナタである。独特のほの暗さ、アンニュイな響き。ヨーロッパの古城の一室で弾いたら…たまんねぇ。

このフランクのヴァイオリン・ソナタ、最近、ルノー・カピュソンのライヴ盤を購入したんだが、これがとてつもなく素晴らしい。フランスのヴァイオリニストらしい繊細な響き、そして、なんなんだ?この美麗な音色は!!ライヴならではの熱気も良い感じだ。特に終楽章でのテンションの高さには、熱い魂を感じる。若いって良いねぇ。


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アダム兄様の来日公演を聴いて、踏ん切りがついた。アダム兄様のハイドンの交響曲全集を買おう!と。折りよく、HMVでポイント15倍セールをやっていた。お値段も8,000円を切って、まぁ、そろそろ買ってもいいかな、ってレベルに達したと思う。これ以上待つと、下手したら廃盤になりかねないし。

で、さて、いざ手にとって見ると、33枚という重量感は凄まじい。箱を開けるとツルツルと飛び出してくるCDの波にアダム兄様の業績の重さも感じざるを得ない。偉大なり、アダム兄様。

33枚…「こんなたくさん聴けるか…」と、思う人も多いだろうが、もちろん、こんなもの頭から1枚ずつ聴くような忍耐力は、おいらにはない。そんなん、苦痛でしかない。聴きたいときに聴きたいやつを聴く。素敵なアルヒーフを手に入れたのだから。

しかし、おいらはそんなにハイドンが好きなのか?答えは好きなのである。今でこそ、ロンドン・セットとパリ・セットくらいしか聴かないけれども、実は、クラシックを聴き始めのころ、ハイドンの交響曲にはまったことがあって、その頃は若い番号の交響曲もずいぶんと聴き込んだもんである。ただ、これらのCDは殆どが図書館にあったもので、実際に、何番の交響曲を聴いたのか、あまり良く覚えていない。そのうろ覚えの記憶の糸を辿りながら、一枚一枚引っ張り出していくと、懐かしい響きにめぐり合う。「あー、これは○○番だったか…」「あれ、この番号じゃなかったな…」とか、このアルヒーフは何だか、昔の初々しい気分を呼び起こしてくれる。

そして、番号すらよく覚えていなかったのに、妙に昔聴いた録音の演奏を覚えていたりもする。あの時聴いた演奏はもっと線が細かったなとか、早かったなとか。で、そういう過去の記憶と比較しても、やっぱり、アダム兄様の演奏は素敵なのだ。流麗で温かい。一家に1セットは常置すべき。爆売れしただけのことはある。

さてさて、ハイドンイヤーも残すところ、半月。ラスト・スパートでハイドン聴きまくろう!


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■ 鎮魂歌

モーツァルトのレクイエム、略して、

もつれく

と言うらしい。焼き鳥屋のメニューに並んでいても違和感ない。当店の“もつれく”は備長炭で丁寧に焼き上げて、塩でお出ししております。お値段は、1串110円。串盛にも入っているので、お試しください。

さて、それは兎に角、このレクイエム、おいらは積極的には聴いてこなかった。つか、レクイエムと言うのはあまり聴かない。

ラ・フォル・ジュルネでコルボの演奏を聴いて身震いして、鳥肌立っちゃって…こりゃ、相当ひどい風邪だ、と勘違いするくらい感動したときは、演奏会後すぐにコルボのCD買って、ゾクゾクしていたもんだけど、最近は、またあんまり聴いていない。

ちなみに、最初に買ったCDはショルティ&ウィーン・フィルのシュテファン聖堂ライヴ、セカンドチョイスは、ポップが出ていると言うだけの理由で、クリップス&ウィーン・フィル。いずれも買ったときは聴いたけど、それ以後はCD棚の飾りとなりつつある。肥やしにもならん。

そんな状況なので、敢えて、新しいソフトを買うこともないんだけど、最初に買ったショルティ&ウィーン・フィルのシュテファン聖堂ライヴは、映像で見たら良いんじゃないか?と思いついてしまって、DVDを買ってみた。

これ、モーツァルト、没後200年を記念して執り行われたもので、雰囲気は、物凄く味わい深い。コンサート・ホールで聴くレクイエムは、贋物だ!と叫びたくなる。とっても、厳か。途中、祈祷っぽいのが色々入って、音楽的に楽しむには、難があるけど、レクイエムのあるべき、演奏状況のような気はする。ほかにも、教会でのミサ曲の類は映像で見たけれども、これほどまでに本格的に、ミサ曲然としているコンサートの映像は、おいらははじめて観た。

ショルティは相変わらずのタコ踊りきびきびした指揮ぶりだったが、天井の高い教会サウンドも手伝って、すこぶる感動的な演奏になっている。まぁ、雰囲気に飲まれてしまう、っていうのもあるけど。

ちなみに、このシュテファン聖堂、モーツァルトの結婚式と葬式が行われた場所としても知られている。そんなわけで、ここでレクイエムを演奏したんだろうけど。


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バーンスタイン&フランス国立管のラヴェル作品集(DVD)を買ってみた。バーンスタインは40台の壮年、フランス国立管はフランス国立放送管から改組されたばかりの1975年の収録。この頃のバーンスタインは、やっぱ凄い。

半端なく熱い。指揮台で跳ねて舞って、暴れまくる。白けることは許さない。逆に言うと、白けている人たちにはとんでもなくうざい奴である。汗飛び散らかして、「燃えようぜ!!」と熱狂しまくる。「うーわっ、うっぜぇ。だっりぃな」と言ってはいけない。一緒に狂乱するのだ!!

どの収録曲も男気溢れて、でら熱いんだが、中でもピアノ協奏曲が吹っ飛んでいる。半端なく忙しい。手を上げてオーケストラに指示を出したかと思えば、次の瞬間、ピアノを強打している。滝のような汗をかきながら、この超絶多忙な難儀を難なく…いや、男気ド根性で乗り切っている。モーツァルトとかならわかるんだけど、ラヴェルで弾き振りって、大変なんだなぁ、ってのが、見ていて良く判る。やっぱな、熱い男じゃないとこれはできない演技だろう。

画質は、まぁ、何とかカラーということで勘弁してください、ってレベル。音質は…ノイズが…。しかも電子音系の。ピアノ協奏曲の第2楽章、汗臭くもしんみりと美しく歌っているところで、この雑音は残念すぎる。なんとか、消せなかったのかなぁ。ま、Dreamlifeって高品質のDVDあんま見ないから期待はしていなかったけど。

あ、ちなみに、こちらのDVD今なら1995円の特別価格でご奉仕中。遠からぬうちに消えていきそうな感じ。シリーズになっていて、バーンスタイン壮年期のほかの映像も楽しそうなので、買ってみてもいいかも。


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ずいぶん昔に、ある友人にCDを1枚あげた。モーツァルトのホルン協奏曲集。演奏は、ファン・ダム&マリナー、ASMFだったと思う。

その友人が先日、結婚式を挙げた。おいらは2次会のみの出席だったのだが、後日、結婚式でこのCDを使ったという話を聞いた。なんだか、嬉しい話だ。友人の幸せにささやかな音楽の花束を添えることができたような、そんな気分。ぶっちゃけ、ほんのり仄かな貢献だけど。

と、ふと、このCDを聴いてみる。なるほど、悪くない。モーツァルトと言うと、ヒラリヒラリと華麗に疾走する音符の合間に一瞬哀しい顔を見せる…それが凄く魅力的なんだけど、このホルン協奏曲集は幸福感に満ち溢れている。なるほど、結婚式には良さそうだ。まぁ、ベタに選曲するなら、ハフナー・セレナーデだけど、ね。


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世界的にもっとも有名な悲劇的童話…と言えば、そう、『マッチ売りの少女』だろう。多くの人たちが幼き日にこの童話に読み、涙したに違いない。いや、子供に限らず、大人になっても、純真なマッチ売りの少女の悲しい結末を思い出せば、涙なしにはいられまい。

さて、2008年、そんな『マッチ売りの少女』を題材にした曲が、ピュリッツァー賞を受賞した。作曲者は、デイヴィッド・ラング。50歳をちょっと過ぎたアメリカの作曲家だ。曲のタイトルは、まんま『マッチ売りの少女受難曲』。打楽器と合唱による曲だ。

この曲が、ポール・ヒリアーとシアター・オヴ・ヴォイセズ、アルス・ノヴァ・コペンハーゲンによって、ハルモニアムンディに録音され、今秋、リリースされた。古楽器レーベルのイメージが強いハルモニア・ムンディだが、聴いてみると、あー、なんだか、ハルモニア・ムンディにありがちだなぁ…と思わせるものである。

で、具体的にどういう曲かというと、シンプルで透明感のある合唱の響きが、少女の孤独を殊更強調し、深々と胸を打ってくる。受難曲だからにして、泣けるメロディで盛り上げるのではなくて、淡々とした祈りのようなイメージが曲全体を支配する。切ない。とてつもなく切ない。そして、出来るなら教会で演奏して欲しい曲だ。残響が美しく響くだろう。心の澄んでいる時に聴きたい。

さて、今年のクリスマスは、この受難曲で、祈りをこめて過ごすのも悪くはないだろう(確か舞台はクリスマスの夜だった)。泣けるけど。あ、ちなみに、このお話、実話らしい…。


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■ 歌の翼に

ヴァイオリンを習っている。で、近頃のブログ記事を見返してみるとヴァイオリンの曲が圧倒的に多くなっている。おいらの考えでは、これは良いことじゃないんだなぁ。ヴァイオリン習って、聴く音楽の幅狭めてしまっては、どうにも貧しいことだ。

さて、そんなわけで、今日は歌曲を一発。バーバラ・ボニーのメンデルスゾーンの歌曲集。ベタだけど、「歌の翼に」が大好きなんだよね。今まで持っていたのはシュライヤー盤。良いんだけどさ、やっぱ、こういう曲は、ソプラノの方がいい。ボニーの透明で伸びやかな歌声で聴くととてつもなく美しいし、心が洗われる思いがする。

歌の翼に乗せて、恋人よ、
君を遠くに連れて行ってあげよう!
遥かなガンジス川のほとりに―
僕はあそこに素敵な場所を知っているんだ。

あそこには、静かな月の光を浴びて、
紅に燃える花園があるんだ。
蓮の花が君を待っている、
懐かしい姉妹である君を。

すみれはしのび笑い、甘く囁き、
遥かな星のほうを見上げる。
薔薇は香り高いおとぎ話を、
ひそひそと耳に語りかける。

近くへ跳んで来て、聞き耳を立てるのは、
無邪気な、賢そうなカモシカだ。
そして遠くでは、あの神聖な流れの、
川波がせせらぎの音を立てている。

あそこへいって、僕たちは、
椰子の木陰に腰をおろそう。
そして愛と憩いとに浸って、
幸せな夢に耽ろう!

(ハインリッヒ・ハイネ詩)


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