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だいぶ冷え込んできた。こんな時は、あつ~い音楽を聴くのもいいけど、森と湖の北国の音楽を聴くのも良いもんだ。冷たく鳴る音楽の底を流れる作曲家の「熱」を満喫しよう!

と言うわけで、シベリウスのヴァイオリン協奏曲。フェラス&カラヤン、ベルリン・フィルの録音をゲット。レーベルはドイツ・グラモフォン。文句なし、王道。定番中の定番ってやつだろう。フェラスの音は線が細く繊細だが、美しい。30歳出たところと言う年齢もあるだろうか、情感がこもっていてよく歌っているような気がする。バックは、まぁ、なんだ、凄い。協奏曲であることを時折忘れさせちゃう。交響曲でも演奏しているかのように雄大に鳴り響く。これはありかなしかと言えば、あり。正解かどうかは判らないけど、この曲の解釈としては、邪道のような気もする。ただ、カラヤンにここまで傲然と鳴らされると「ああ、この曲はこうなのだ」と納得してしまう。曲解が正解になる。これぞ、カラヤン閣下。

この曲、手元に何種類か音源があるけど、なるほど、これはスタンダードになりうる演奏なのかもしれない。あとで、「いやいや、こっちがホントのシベリウスらしい、シベリウスってもんだよ」と言う演奏に出会ったとして、である。少なくても、この演奏でこの曲を嫌いになる人はいないだろう(アンチ・カラヤン、ホンキでカラヤンが合わない人を除く)。

ところで、フェラスは大変な大酒のみだったと言う。まぁ、平たく言えばアル中。プレッシャーのかかる仕事で、精神的に酒に頼ってしまっていた、と言うことらしいが、最期が自殺とは…。カラヤンに重宝されて、ドイツ・グラモフォンにいくつかの録音を残したが、そのことが更に彼を追い詰めていったのだろうか。こういう人は、隠れた名演奏家的にマニアに語り継がれるような存在になった方がよかったのかもしれない。

あ…そう言えば、このCD今日買ってきたんだけど、Made in West Germanyだ。まだまだ…あるのだ。冷戦の爪痕(?)。1988年にリリースされたもの。今年が20周年…って、どうなのよ?5年前のCDでも入手不可能になっているものがあると言うのに!

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今日はなぜか休日だ。調べてみると天皇誕生日とのこと。しかも、今上天皇。なんなら、歴代天皇の誕生日全部休日にしてくれればいいのになぁ(←駄目人間)。

さて、折角の休日なので、昨日書いたことを一晩で白紙撤回して、秋葉原にクリスマス・プレゼントを買いに行った(for me)。ここは子供の夢をブチ壊す胡散臭いサンタさんがたくさん歩いていて、それがなんの違和感もない異次元空間。とりあえず、この時期は、メイドさんは殲滅する。いや、たまに、ハイブリッド仕様の得体の知れないメイド・イン・サンタもいる。クリスマスは中止になったんじゃなかったのか?いや、いいんですよ、クラヲタ的には、クリスマスもCD購入の口実になるし。

案の定、石丸のクラヲタ館もクリスマス音楽で横溢。その中を、ヲタたちがクリスマスとは全く関係ないCDを物色。おいらも数枚購入。

まだ全部聴いていないけど、中でも面白かったのが、スヴェトラーノフ&ソヴィエト国立交響楽団の『春の祭典』。やばい、これは。超暴力的、超凶暴。サロネンの構えたところのないサラサラ演奏とは対極にある、構えすぎたやり過ぎ爆裂演奏。無駄に重厚で、無駄に叫びまくる。スピーカー、どんどろどんのお祭り状態。カップリングの『ペトルーシュカ』も同傾向の爆裂演奏。ここまで開き直って力技を見せ付けられると、逆に「こういうのもありだ!」と思ってしまう。押しの一手で説得する変なタイプの演奏。妙に、ロシアの雄大な大地を感じてしまう。なんか、負けた気分。ジャケットもやる気ないのに…名盤と言うしか。難点はうるさいこと。あと、ロシア語だらけで理解不能な部分が多いこと。

あ、それと石丸の昔懐かしの割引券一瞬復活。ただし、ソフト1タイトルに付き、100円引きとのこと。フ…、そんなもんか。と言いつつ、使うために行く。確実に。


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NHKエンタープライズのDVD、「出るぞ!」ってなったときは、「おおー!!」ってなったんだけど、最近は、なんかグダグダ。「あー、また出るの~?」みたいな。間が空きすぎなんだよね。その割りに、1回で出てくるアイテムがバラエティに富んでいない。

今、興味あるのは、スヴェトラーノフ。行ったからなぁ~。別のプログラムだけど。思い出保存的な意味合いも込めて、買ってみたい。だけど、高いのだ。国内盤だから、この時期、お得意の円高還元セールもないし。

自分へのクリスマス・プレゼント!ってのも、既にだいぶ買ってしまったからな(汗)。自分へのお年玉で買うとするか。

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来年はヘンデル没後250年。おいらにとっては馴染みの薄い作曲家だ。『メサイヤ』とか、『王宮の花火の音楽』とか、オルガン協奏曲集とかとかしかもっていない。しかも、全部、ピノック&イングリッシュ・コンサート。それほど深く追求する気もなく「ピノックならいいや」的に有名どころだけ抑えてみました、てな感じ。来年は、熱狂の日がバッハだし、併せて、バロック・イヤーにしてみようかとか、考えないわけじゃないけど、結局、心地よくヴィヴァルディに落ち着いている危険性大。

とにかく、今日は、真冬の花火と洒落込んで(?)、『王宮の花火の音楽』を聴いている。英語表記だとMusic for the Royal Fireworks。なんだか、カッコいい曲名じゃないっすか?日本語だと格式ばった感じがするけど。

演奏は前述の通りピノックのもの。1996年の録音。発売してすぐに買った記憶。当時は結構話題になっていたかな?1949年のオリジナル版を使用。楽器編成は、オーボエ×24、バスーン×12、ホルン×9、トランペット×9、ティンパニー×9、小太鼓×3。弦楽器を使用しないのだ。オリジナル楽器での演奏とは言え賑やかで楽しい。併録されている協奏曲などもピノックの爽快な演奏が楽しめる。ヘンデル入門に最適な1枚。そして、入門からほとんど先に進まない、おいらのヘンデル遍歴…(汗)。

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■ 水の戯れ

ラヴェルの『水の戯れ』が大好きなんである。ラヴェルのピアノ独奏曲は殆ど聴かないけど、これだけはよく聴く。キラキラと光を浴びて輝く澄んだ水の流れをピアノで表現した、とんでもなく綺麗な作品だ。録音には、透明感、輝き、冷たさが欲しいところ。という訳で、デジタル録音が望ましい。

が!今日買ってきたのは、モノラル録音。ロベール・カザドシュ、1951年の演奏。これが、素晴らしいのだ。テンポ激早。淀まず切れ味良い演奏からみえてくるのは、ホントに澄み切った綺麗な『水の戯れ』。淀めば水は濁るから…とばかり。篭ったモノラル録音の中でも、響きの繊細さ、美しさは十分伝わってくる。フランスのエスプリってやつも入っているんだろうなぁ。デジタル録音だったら、いや、せめてステレオ録音で残して欲しかった!

あ、ちなみにカザドシュは、ラヴェルと親交があったんで、直伝の演奏でもあるのだ。多分。だいぶ一緒に演奏もしたらしいし。

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ジノ・フランチェスカッティ、ザルツブルク音楽祭ライヴ、1958年8月25日(録音)―漸く入手。HMVでマルチバイ・キャンペーンやっていたんで、ほかのCDと併せて注文したんだけど、いつまでも入荷しないで、挙句の果てに入荷困難になってしまった…。しょうがないのでキャンセルして、石丸電気で入手。普通に何枚かおいてあったんだけど、今後入手困難になると言うことなのだろうか。ORFEOなんで、そんなふうになるとは思えないけど。

さて、録音は前述の通り、1958年―ライヴ録音ならまだまだモノラル全盛時代。この録音も多分に漏れず、モノラル。とは言え、オーケストラものでない分、聞き苦しさは全くない。ノイズも少ないし、こもっておらず、そこそこ音の広がりも感じられる。フランチェスカッティの伸びやかで明朗な音色が存分に楽しめる。フランチェスカッティの演奏するブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番をこの音質で聴けるのは至福。が、おいらのイメージの中にあるこの曲にはあるまじき演奏。美麗な音色で歌いまくる。しんみりと聴き入りたい2楽章でも綺麗に歌い上げちゃってくれる。判ってはいるんだ、合うわけがない、この奏者に、この曲―と思いきや聴き終わったころには気に入っているんである。ドイツ・ロマン派だから、ブラームスだからって、重厚である必要あるの?渋くなくちゃいけないの?アンチテーゼを示して、見事に「こういうのってありでしょ!」って思わせてくれる。そして、なにより音が綺麗だ。超美麗。ヴァイオリンの本当の綺麗な音を聴かせてくれる。名盤。

なお、同年のザルツブルク音楽祭では、ミトロプーロス&ウィーン・フィルとも共演してブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏している。こちらもORFEOからCD化されている。同曲ではコロンビアに録音したバーンスタインとのものよりもお勧め。

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最近、秋葉原とそこにいる人たちを見ると妙に哀愁を感じるのだ。メイドのかっこうをした萌え、A-Boy、仕事で通りかかったサラリーマン…なのか、オタリーマンなのかわからないけど、そういう諸々の人たちすべてひっくるめて、秋葉原の風景に哀愁を感じるのだ。センチメンタル、秋葉原。理由は不明。

そんな秋葉原で、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ、『月光』と『悲愴』が欲しくなった。今の自分の目に映る秋葉原にはピッタリの曲なのだ。実は、この有名曲、記憶にある限るケンプ盤しか持っていない。もう少しあってもいいかとも思う…という訳で、セカンドチョイスは…無難にルービンシュタイン盤を買ってみた。ホントは、ピアノ協奏曲第5番『皇帝』で感銘させられたカザドシュを選びたかったんだけど、石丸にはなかったのだ…残念。

無難とか、セカンドチョイスの第2希望とか…まぁ、これほどルービンシュタインに失礼な書きようもない。んで、やっぱりな、上手いんである。反省して、CDの前で平に伏して謝りたい。力をすっと抜いていて、説得力がある。語り口が上手いとか、表現力が豊かとか言うやつだろうなぁ。とっぷりと曲の良さに浸れる演奏。こんどこの演奏をデジタル・オーディオ・プレイヤーで聴きながら秋葉原を歩いてみよう。きっと違和感満載で…「あれれ?」と思うに違いない(笑)。

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聴き流せ!楽しきライト・ミュージック。…そう。ルロイ・アンダーソン生誕100周年なんである…なんだ、カラヤンと同じ年だったのか…。もっと前の時代の人だと思ってた。

まぁ、そんなわけで。今年のクリスマスは、『そりすべり』満載なこと間違いなしだ。毎年、『そりすべり』満載…なんだけど、今年は、対前年同月比700%くらいの勢いがあるはず(…と期待したい)。でも、たぶん、世間の95%くらいが、あのメロディを聴いて「『そりすべり』だなぁ~」と思っていないところが悲しい。ポピュラーになりすぎて聴き流されている。『タイプライター』とか、『トランペット吹きの休日』といった彼の代表曲と同じように…。なんだかわからないクリスマスのメロディってな感じ。正直、つい、数年前までおいらも、知らなかったし。

さて、そんなルロイ・アンダーソンのCDなんだけど、スラットキン&セントルイス交響楽団のものが演奏とジャケットの楽しさから名盤として知られている。さらに、アニバーサリーと言うことで、スラットキンは、NAXOSにBBCコンサート管弦楽団とルロイ・アンダーソン管弦楽曲シリーズを収録していて、現在第5集まで進んでいる。アメリカ音楽のスペシャリストが、こんなところで復活とは。普通に楽しむなら、セントルイス交響楽団とのものを、それではまったらNAXOSのシリーズに手を出すのがセオリーかと。いずれにせよ、クリスマスっぽさは、『そりすべり』限定。要注意。

ところで。『そりすべり』と言えば、ディーリアスも放っておかないで欲しい。のっけからシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン…と、そりが鈴の音のともに滑ってくるのは、ルロイ・アンダーソンと全く同じ。だけど、ディーリアスは、ルロイ・アンダーソンみたいに滑り続けない。そりは去っていく。そして、冬の冷たい夜の帳があたりを包み込む―ディーリアス・ファンタジー。これ、好きな人にはたまらないんだなぁ。で、そりがまた帰ってくるんだけど、すぐに去って行って、消えるように曲は終わる。素敵な小品なのだ。ぜひ、クリスマスにはこちらも流して欲しい。

CDはディーリアスの悪友ビーチャム盤が有名なんだろうか。おいらはこれしか持っていない。


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欲しいCDが自分のCDラックから見つかった…と言うのは、最悪の事態ではない。より最悪な事態は自分のCDラックを見ていて、「へぇ、こんなCD出てたんだぁ~」と感心してしまったときである(凹)。おいらのCD管理能力の限界なんだな…2,000枚。クラヲタ的には大したレベルじゃないと思うんだけど。今後はより慎重なCD購入計画が求められる。いやぁ、それでも、以前よりはだいぶ的を絞って購入するようにはしていたんだけど…。

今回見つかったのは、モーリス・アンドレのバロック協奏曲集。トランペットの協奏曲を聴きたいと思ったので、「アンドレ&マッケラスの程よいCDがあったな」と思って、EMIの棚を探していたら、アンドレ&カラヤン盤が。え、カラヤン?フンメル、モーツァルト父、テレマン、ヴィヴァルディ…こんなの録音しているんだ?!って自分の持ち物から新たな発見をしてしまったのだ。あー、でも、これ、あれだな、たとえば、今日、石丸電気に行ったとして、特価で980円で売っていたとしても、買わないな。そういうCDが見つかってしまうこと…感心している場合ではないのだ。

さて、折角見つけてしまったので、聴いてみる。カラヤン&ベルリン・フィルのたっぷりと重厚なサウンドがフンメルを鳴らしだす。オリジナル楽器全盛の今日では、ないんだろな、こういうの。邪道。いや、昔は王道。時々、バロック~古典派の作曲家の協奏曲集であることを忘れさせる。特にヴィヴァルディは、ほかの作曲家よりもおいらにとって馴染みがあるから、さらに違和感増量。なんか、新しい…いや、古いんだけど。ピノックなんか聴いている耳には、別世界。楽しい(笑)。アンドレの独奏も小気味がいいほど輝いちゃってて素敵。ヴィヴァ!輝ける1970年代。おいらの知らない古きよき時代へのメランコリック。

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円高→個人輸入最適期なのだ。と言うわけで、amazon.deからフランチェスカッティのモーツァルトの協奏曲集を取り寄せた。ワルターとの3番&4番は日本でも容易に手に入るけど、今回、取り寄せたのは、シュトルツと言う指揮者と共演した2番&5番『トルコ風』(+ワルターとの3番)を収めた1枚。もちろん、廃盤。ドイツのamazonにだけあったのだけど、値段はそんなに高くなかった。なので、即買い。amazonって、廃盤だと結構、異常な値段つけていたりするから、もっけもん。

演奏も上々。ワルターとの共演から10年、引退数年前の演奏だからにして、力んだところのない良い演奏だと思う。以前の録音に比べると底抜けに明るい美音はやや影を潜め、より線が細く感じられないこともないけれども、実に綺麗で、押し付けがましくないモーツァルト。バックについては、5番の終楽章でもう少し、凄みが欲しいかなぁとは思ったけど、いいんじゃないかな。ワルターだったらどうだったろうと、思わないわけではないけど。オーケストラはチューリヒ室内管弦楽団。聴いたことがありそうでないオーケストラじゃないかな。シュトルツとは、ミケランジェリのハイドンでバックを演奏していたりした。


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