今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのプログラムがちょい前に出た。
えっと…ロマン派っつうことで、オーケストラが轟々と鳴り響くのかと思ったけどそうはならなかった。マーラー・イヤーは軽く、「そうだったね~」ってレベルでスルー。いや、ないことはないんだけどさ。大きな鍋に小さじ一杯くらいの隠し味レベル。ムジークフェラインでマーラー聴けていなかったら、暴れだすところだった。って、そこまで期待していないけど。国際フォーラムだしなぁ。むしろ、インバル&都響が今年のプログラムにマーラーを選んでくれなかったことの方が泣ける。
やっぱ、コルボだな、今年も。予想通り、ドイツ・レクイエム。つうか、これしかないよなぁ。ていよく遠吠えする子供を排除できる深夜時間帯に2公演。Cホールが4手のピアノ伴奏版で、Aホールがオーケストラ版。4手のピアノ伴奏版って面白そうだなぁ、ってのはポジティブな評価。少ない人数しか入らないCホールに、オーケストラを入れたら利益は少ないよなぁ、ってのが穿った評価。何となく、穿った評価の方がリアルっぽくて鬱。ちなみに、例年そうなんだが、コルボの振るオーケストラは室内オーケストラレベルの小編成。あのドでかいAホールで、あれはない。
大編成のオーケストラがない代わりに室内楽の方は、充実!って、これがそうはならないんだな。って言うと、失礼かもしれないんだけれども、今年の目玉的な演奏者がいないんだなぁ。ナントの方は、カプソンとか出ていてご機嫌だったのに…!
と、何となく、マンネリ気味の東京会場だが、地方はどんどん拡散傾向で何と、今年は鳥栖でも行われる。鳥栖って…お客さん来るのか?いろいろ心配…。
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