「モオツァルトのかなしさは疾走する。
涙は追いつけない。涙の裡に玩弄するには美しすぎる。
空の青さや海の匂いの様に、万葉の歌人が、
その使用法をよく知っていた「かなし」という言葉の様にかなしい。」
(小林秀雄著『モォツァルト』より)
うう…名文である。
これほど上手く端的にモーツァルトを評した文章はなかなかないと思う。
…ってことは、今年のモーツァルトの誕生日に、このブログでも書いた→ こちら。
そう、そろそろ忘れかかっている人もいるかもしれないので、
改めて…今年は、モーツァルト生誕250年!とPRしてみる。
…と言っても、誕生日は1月に終わってしまったので、
なんだか盛り上がらないのだ。
そんな折、こんな記事を見かけた。
クラシック愛好家は、若者の中では、超少数派、特別天然記念物モノだけれども、
案外、こういうところにいたりするんだなぁ…と、安易に親近感を覚えたりする。
ただし、自分の場合は、モーツァルトを聴くと癒されることよりは、
燃えることのほうが多かったりする…変な演奏を聴いているんだろか?
そうでもないと思うんだけれど。
ちなみに、記事文中にある
「今年で生誕250周年を迎えたモーツァルトらの楽曲を集めた大量のCD」
と言うのは、これだろか?100シリーズではないよな…。
…と、モーツァルトの話に終始したけれども、
今日は何となくサン=サーンスの『オルガン』日和な自分。
ミュンシュ&ボストン響…豪放磊落。憂鬱な気分を吹っ飛ばす!
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