マイケル・ナイマンの新譜が出ると言う記事をみて、
ふと、この人の歌劇『ゴヤを見つめて』が聴きたくなった。
単調なメロディの繰り返しや、淡々としたリズム感は、
ミニマルらしいところ。「心地好い退屈感」が全編を覆う。
ただ、ナイマンの場合は、ミニマルらしいといっても、
スティーヴ・ライヒやフィリップ・グラスの音楽よりも、
ノリが良いと言うか、活気が音楽にある。
そして、メロディアスなので、極めて万人向けな音楽だ。
バリバリの現代音楽とはいっても、ちっとも難解ではない。
ただ、退屈と言えば退屈なので、
何かをしながら聴くことが多い。
構えて聴く音楽ではないと思う。
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