藤沢は、自分ゆかりの地の一つ。
あんまり、地理的には詳しくないけど(汗)。
そんなわけで、この週末も野暮用で藤沢へ。
行く途中があんまりにも退屈なので、
電車に乗る前に「クラシックジャーナル」を購入。
この雑誌、多分、メジャーなクラシック雑誌の中では、
最もマニアックな部類に入る雑誌だと思う。
自分の感覚では、
モーストーリークラシック
↓
音楽の友
↓
レコード芸術
↓
クラシックジャーナル
の順番で、内容が深く…と言うか、マニアックになっていく。
表紙はいささかシンプルすぎる、と言うか、センスがないが、
内容は、文章が多く読み応えがある。
音楽の友社の雑誌に較べると広告が少ないのも嬉しい。
それと、日本人演奏家の情報は異様に少ない。
表紙に似合わず、他の雑誌に較べて視点はワールドワイド…
なのかもしれない。わかんないけど。
何よりも、輸入盤を中心に記事を書いてくれているのが嬉しい。
まだ、読み残しは大量にあるけれども、
今回の記事で、特に面白かったのは、
ベルリン・フィルの指揮台に立った女性の記録。
指揮者はなんだかんだ言って、男性社会。
その男性社会の最高の舞台の一つ、ベルリン・フィルの指揮台に登った、9人の女性の記録である。自分は、ひとりも知らなかった…。
と言うのも、うち8人は戦前の人で、しかも、1度、乃至は2度の登場で、もちろん、録音も残っていないのだから、なかなか知る手はない。それだけに興味深い内容だった。こんな視点もあるんだなぁと。
それにしても、戦前と戦後、現在と、全く進歩しない女性の指揮進出。何がそんなに障害となっているのだろうか?
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