今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(以下、LFJ)だけど、今ん所、中止のお知らせは届いていない。外来の演奏家は来てくれるのだろうか、と言う不安はあるんだが、どうなのか。若し他の国で原発があの状態だったら、おいらは行きたくない。住んでいる分には、まぁ、しゃぁないんだが。色々細かい情報収集もできるし。
さて、今年のLFJ買ったチケットは1枚だけ。ヨーロッパ旅行では8公演も聴いたのになぁ。落ち着いてゆったりと聴きたくなっちゃっているのかも…。もちろん、なんか、美味しそうな演目が少ないってのもあるんだろうなぁ。折角ロマン派なのになんでオーケストラ少ないんだ?ってのが最大の不満。ロマン派って交響曲至上主義の時代だと思うし、オーケストラ音楽こそロマン派の聴きどころだと思うんだけどなぁ。そう考えると、ぶっちゃけ、バッハの回が一番美味しかったんじゃないかと思う。
買ったチケットは、コルボのドイツ・レクイエム。ピアノ伴奏版。会場はCホール。もう、LFJではCホールであんまりオーケストラをやってくれなくなった。オーケストラ版のドイツ・レクイエムはAホールへ。でも、ピアノ伴奏版なんて滅多に聴けないので楽しみっちゃ楽しみ。
ちなみに、ドイツ・レクイエムは、2月にドレスデンで、ドレスデン大空襲追悼コンサートで聴いたばかり。レクイエムなので追悼向けなんだが、5月のコンサートまで追悼的になってしまうとは…。全く想像もしていなかった。もちろん、そう言うコンサートになるとは発表されていないんだが、この状況であれば、拍手は遠慮するべきコンサートになる可能性は大きいと思う。地震の犠牲者に祈る気持ちで聴いてこよう。節電もしているだろうし、祭りって感じじゃないんだろうなぁ。
ちなみに、LFJの公式ホームページには、開催の運びに至った経緯が載っている。繰り返すようだが、こんな状況の日本に来てくれる演奏家の皆様には感謝したいところだ。しかし、常連組は去年までの日本と比べてどんな感想を持つだろうか…。
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