…と言う訳でラ・フォル・ジュネ・オ・ジャポンに行ってきた。
コンサートの前にモーツァルトの自筆譜を拝見。
神の筆跡を直に目にした思いがして、感動…。
その後、チョロチョロと軽くイベントを見て、いざ、コンサートへ。
合唱の神様と崇拝されたマエストロ、コルボ翁の大ミサ曲K.427!
事前に確認したところ、5,000人収容の東京国際フォーラムAホールが満席。
自宅で確認した時は残席に余裕があったけれども、
最後の最後で満席になったみたいだ。
大ミサ曲を聴くためにホール前に大群衆。
一歩、踏み込めばエレベータに並ぶ人、人、人…
神様の奏でる神童の音楽をこれだけの人が聴くことになる。
ちょっと嬉しくなる。
…そして、会場へ。
照明が落ち、いよいよコルボ登場。
盛大な拍手が終わり、曲が始まる…
会場は一気に清澄で厳かな空間に変化した。
やはり、コルボは凄かった。
老いているとは言え、気魄充分。
圧倒されっ放し、鳥肌立ちっぱなし。
弄する言がみあたらない。
素晴らしい音楽の前に時間はあっという間に過ぎ去ってしまった。
3,000円でこれは大満足である。
もちろん、ホールが広すぎて音響的には、とても満足のいくものではなかったし、
ソリストも最高の歌手ばかりが揃っているわけではなかったけれども、
コルボ&ローザンヌ声楽アンサンブルの見事な演奏の前では、
そんなことは些細なこと。素晴らしい感動体験だった。
ちなみにソプラノは、外国の方よりも、日本人の方の方が、
よりリリックな感じで柔らかさがあり、自分の好みだった。
ただ、どの歌手にしてもあれだけ広いホールでの歌唱はきつかったのではないだろうか。
コンサート終了後、CDショップでコルボのこの曲のCDを買って、帰宅。
うーん!充実感!
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