最近、クーベリックの『英雄』をよく聴いている。
先日買ってきた全集のうちの一枚で、演奏はベルリン・フィル。
この曲、実は、ちょっと苦手な曲だった。
それが、ここんところ、CDプレイヤーを独占し続けている。
クーベリックの演奏は、決して奇を衒ったものではなく、
厳格な雰囲気の中に高揚感を湛えたもの。
がっちりとしていて、質実剛健な演奏は王道とすら言える。
しかし、いいんである。真っ向勝負で、この曲の良さをぐっと引き出している。
迫力もあるし、熱気もある。そんなことで惹かれたのかどうか、
苦手意識を一気に払拭してくれた。
…と言うわけで、全く同じコンビによる同曲のDVDがあったので購入してみた。
音質はともかく、DG録音よりも熱気があってこちらも素晴らしい。
残念ながら、ライヴではなく、赤いライトで演出されたスタジオでの収録だが、
1980年代以降のクーベリックの映像しか観たことのない自分にとっては、
壮年の映像が観れるのは貴重。こんな動いていたんだぁ…と変なところで感心。
妙に若く見えたが既に50代半ば。年老いてからの映像を観すぎたせいだろうか。
ところで、DREAMLIFEのジャケットって、カラーの映像なのになんでモノクロなんだろ?
モノクロの映像かと思ってしまう。ちょっと、イメージ良くない。
そういえば、クーベリックの記事多いな、このWeblog。
実は、クーベリック好きか?→自分
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