久しぶりに購入→ベートーヴェンの交響曲全集。
単品ですら、最近あまり買わなくなったのに、
全集を衝動買いしてしまったのだ。
今回買ったのはクーベリックのもの。
オーケストラが全曲違うと言うちょっと色物の全集…ってことで有名な録音。
以下に参加オーケストラを列挙してみよう。
1 LSO
2 ACO
3 BPO
4 IPO
5 BSO
6 ODP
7 VPO
8 CO
9 BRSO
大丈夫なのか…とちょっと不安になるが、
そこのところは流石クーベリック。
それぞれのオーケストラの美感を損なわずに、
毅然とした高水準の演奏を聴かせてくれる。
初めてのベートーヴェンの交響曲全集にも推せる逸品。
ところで、『世界のオーケストラ123』(音楽の友社、1993年)と言う本がある。
各オーケストラの歴史や主席指揮者の変遷、本拠地ホールの紹介などがあり、
出版された当時、このジャンルに踏み込んだばかりだった自分にとっては、大変役に立つ本だった。
いまでも、調べ物をするとき、時折、本棚から引っ張り出す。
さて、この本に紹介されている楽団のうち4ページを割かれているオーケストラが、
10団体だけある。どういう基準で選ばれたかは解らないけれども、
ふと、あるとき「この10団体全てと録音の残っている指揮者はいるだろうか」と言う、
奇妙な疑問が沸いた。で…探してみたんだけれども、これがなかなか見つからない。
ちなみに、この10団体とは、
VPO、CO、CSO、SD、BRSO、ODP、BPO、BSO、RCO(ACO)、LSOである。
普通の指揮者にとってはその指揮台に上がることすら容易でない超一流の楽団ばかり。
その夢のオーケストラ全部と録音した指揮者は…未だに見つからないのである。
で、話は戻って、クーベリックのベートーヴェンの交響曲全集。
参加オーケストラを見てみるとかの10団体のうち、
CSOとSD以外の8楽団が参加している。
更に、クーベリックはCSOの主席指揮者を務めていたこともあり、録音もある。
そう…SD以外は全部、録音が確認できたのだ。
何とかして、出てこないものだろうか、クーベリック&SDの録音…。
ちなみに、クーベリック以外だとバーンスタインも、
相当良い線をいっている。
ただ、過去の放送音源や未発表ライブ録音の復刻は、
クーベリックに分がありそうで、期待できるとしたら、
クーベリックではないか、と自分は読んでいる。
もちろん、クーベリックがSDの指揮台に上がったことがあるかどうかは知らない…
それにしても…どうでも良いことだなぁ…(汗)。
まぁ、こういうどうでもいいことに燃えるのが、趣味の良いところでもある(笑)。
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