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ガラタサライと言うサッカーチームがある。少しでも欧州サッカーに興味のある人ならトルコ・リーグの強豪として認識しているだろうし、そうでなくても以前稲本潤一が所属していたので記憶にある人もいるだろう。あー、もちろん、トルコがヨーロッパであるか否かと言う議論は、気になるところだけれども、ここでは置いておこう。それとトルコ・リーグと言えば、最近、八百長疑惑で大揺れなわけだが、幸い、今のところ、ガラタサライは巻き込まれていないので、やはり置いとくとしよう。

さて、このガラタサライの創設100年を記念して、1曲の交響曲が作曲された。作曲者はカムラン・インスという1960年生まれのトルコ系アメリカ人。曲名は交響曲第5番『ガラタサライ』。この曲のCDが作曲家の指揮でNAXOSからCD化された。オーケストラはビルケント交響楽団。ナクソス得意の謎のオーケストラだ。調べてみると、1993年創設の若いオーケストラらしい。もちろん、トルコの楽団。そこそこ著名な指揮者も客演しているみたいで、フルネとのライヴ録音もあるらしい。興味深い。

曲の方だが、ナクソスの宣伝文句によればジョン・アダムスっぽくって、じわじわトルコ風味ってことだ。まぁ、そうなんだが、おいらはこの曲を一通り聴いて、思い出したのは、フィリップ・グラスのオペラ『アクナーティン』だった。どちらにしてもミニマルだけども、そこまでミニマル色が強くはない。影響はあるんだろな、ってレベル。まぁ、トルコ人とは言えアメリカの方なので影響はあって不思議ではない。構成は4楽章。つっても、もちろん伝統的なソナタ形式による4楽章ではない。編成はソプラノ、テノール、ボーイ・ソプラノを従えた巨大なもの。これがグワァン、グワァン炸裂する。

が、個人的に印象的だったのは、ボーイ・ソプラノの静かながらエキゾチックな歌。冒頭の「ガーラーターサーラーイ」と歌う幻想的な合唱から続く部分での歌唱では、一気に聴き手を異国の地へ連れて行ってくれる。その後は強烈な打撃や弦がゆったりと刻む独特のリズムに乗ってパワフルに盛り上がっていく。その中にも、純粋なヨーロッパ音楽にはないような、エキゾチックが醸し出す緊迫感や哀愁が漂う。こういうのはなんて言っていいのかな、カッコいいっちゃ、カッコいい。

で、さ。歌詞は、ガラタサライを賛美しているような感じなんだけど、良いのか、サッカー・チームへこんな曲。ありなのか?解説書には、ガラタサライのクラブ・フラッグの下でリハーサルする写真なんかもあってご機嫌なんだけど。チャンピオンズ・リーグで、もし万が一、優勝したら会場でこの曲やって欲しい。会場の空気一変(汗)。

galatasaray.jpg






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