のだめの千秋じゃないけれど、
一昔前の指揮者って傲慢な人が多かったらしい。
一度、映像で観たクレンペラーのリハーサルなんて、
カンシャク親父がキレまくっているだけにしか見えなかった。
クレンペラーに限らず、セル、クナッパーツブッシュ、ライナー…
みんなひどかったらしい。それでも、楽団員は、恐縮しながらも、
指揮者を信じて必死に演奏していた。
中でも特に悪名高いのがライナーだろう。
もう面構えをみただけで、完全に悪人(笑)。
一体どんな指揮姿をしていたのだろう…?
と言うわけで買ってきた→ベートーヴェン:交響曲第7番他(DVD)
1954年収録と言うことで画質音質共によくないが、
ライナーの指揮姿を見れるというだけで大変貴重な資料。
指揮振りは、実にシンプルで左手もあまり使うことはない。
だけど、音楽はCDで聴いたとおり、弾丸一直線。突っ走る。
こんな指揮からこんな音楽が…不思議。
気になったのは指揮台の前の譜面台。
何もおいていないのだ…。いらないだろ、確実に。
しかも、舞台に出るとすぐに譜面台に近寄って、
場所を微妙に調整しているっぽいのだ。
場所が気に食わなかったのだな…。
セッティングした人→即クビかな?(笑)
あと、客席に向かってニコリ…うわ、笑った!笑ったぞ!!
クナッパーツブッシュよりは接客態度○。
ただし、お辞儀の角度は、やっぱり浅い。やっぱライナー!!
あ、実はこの指揮者、小気味がよくって結構好きなのだ。
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