今日は昼ごろから一つの曲名が、頭の中をぐるぐると巡っていた。ラフマニノフの交響的円舞曲である。多分最近、このWeblogでラフマニノフのことを書いていたせいだろうか、ふと昔好きだったこの曲のことが、思い出されたのだ。近頃はちっとも聴かないのに。
帰ってきて早速聴いてみた。交響的円舞曲(Symphonic Dance)というタイトルの通り、ワルツやポルカとは一線画す、シンフォニックな響きがやたらとカッコイイ曲である。そんな中に甘美なメロディが情け容赦なく、且つ、煌びやかにばら撒かれる。これ、如何にもラフマニノフらしいところ。特に第1曲の中間部は甘過ぎ。夜、男が一人、こんな曲を聴いて心震わしている―なんて図は、何だかなぁ…かもしれないけど、まぁ、しゃぁない。堪忍して欲しい。やっぱ、男は黙ってブルックナー。あ、全編的にはカッコ良さの方が、印象強いと思う。特に第3曲。カッコ良過ぎるフィナーレ也。これも、ラフマニノフ!
CDは、ガーディナー&北ドイツ放送交響楽団。今考えてみると不思議なコンビだ。一応、ガーディナー、この楽団のシェフ勤めていたんだよね。ヴァントの巨大な影に押し潰され、短期政権で古楽にカムバック。そりゃそうだろ…。このCDは、ヤナーチェクのタラス・ブーリバとのカップリングだが、この組み合わせは個人的には絶妙だと思った。
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