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ほほぅ…シェーファーが『冬の旅』ね。
HMV掲載の紹介文によれば、女声による『冬の旅』はルートヴィヒ、ファスベンダー、プライス等に録音があるとのことだけれども、やはり、マイナーな感が拭えない。主人公が男性だからだろうか?もっとも、女声でリートを歌うとなるとシューマンの『女の愛と生涯』あたりが一番メジャーなもので、リートまで歌える女性歌手は大抵この曲を録音しているほどである。全体的にリートのレパートリーは男声に有利であり、名盤と呼ばれる録音も男声のものが多いようである。イギリス歌曲にいたっては女声による録音が自分は一つも思い出せない(あるんだろか?)。とは言え、女声による歌曲集でも素晴らしいものは少なくなく、決して、「向いていない」のではないと思う。男声では得られない女声ならではの柔らかさや繊細な感情の機微があると思うのだ。

ただ、『冬の旅』となるとチャレンジ的なイメージが強い。
しかも、個人的には歌曲は年齢を経てから録音した方が、良いものがあるように思う。歌曲は技術よりも経験が活かされると思うのだ(って、シェーファーっておいくつでしたっけ?)。さて…どんなものなのやら…楽しみ。

話は最初に戻るけど、女声がマイナーか否かと言うより、リートと言うジャンルそのものがマイナーなような気がしてきたりして…。


fuyunotabi.jpg









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