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「70万人のモーツァルト音楽祭全記録」
(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン)
と言う報告書が無料配布されていたので貰ってきた。
色んな写真とか、著名人のコメントとか載っているのは、
まぁ、ありきたりだし、どうでもいいんだけど、
巻末に載っている「開催結果データ」は面白い。
データの基は、開催期間中会場で行っていたアンケート調査。

これによると、20代以下の来訪者は、19.1%だったそうだ。
多いと見るか、少ないと見るか…。
ちなみに、30代は22.7%―この世代が、この音楽祭の中心なんだな。

同伴者は47.8%が家族。同伴者の子連れ率は59.5%。
実に来場者の3割が子連れの方だったらしい。

「もう行きたくないよ~」(泣)
「ちゃんとお勉強しなくちゃ駄目でしょ!」

そんな会話をしている親子も見たので全然喜べないぞ!
クラシックはなんだかんだ言って大人の音楽としての一面が強い。
小さいころから、何となく聴かせるのは悪くないけど、
絶対に押し付けちゃ駄目だ(学校で押し付けているけどね…)。
子供の感受性は大したものかもそれないけれども、
子供の理解能力、人生経験では解せない音楽は多い。
…と思う。

性別は女性が61.6%…高っ!
CD屋は80%以上男性なのに。
不思議な逆転現象也。奇奇怪怪。

今回のご来場の主な理由(複数回答可)で、
テーマがモーツァルトだからが41.3%。
…来年はどうなっちゃうんだ?少し不安。

今後、音楽祭で取り上げて欲しい作曲家―
これ、一番知りたかった結果である。

1位 バッハ 21.4%
2位 ショパン 13.9%
3位 チャイコフスキー 12.0%
4位 ブラームス 9.2%
5位 シューベルト 6.3%
6位 ベートーヴェン 4.2%
7位 モーツァルト 3.6%
8位 ドヴォルザーク 2.4%

2位ショパンって…女性来訪者が多かった故か。
それにしても、ピアノばかりってのもなぁ。
自分は、近現代イギリス音楽と書いた。
ベートーヴェンとモーツァルト以外で、
一人の作曲家をテーマにするのは、多分無理。
そう思って、そんな書き方をしたのだ。

で、結局来年は「民族のハーモ二ー」国民楽派。
今後は結局そういう括り方になるんだろなぁ。

ちなみに、このデータには、
丸紅経済研究所による経済効果の分析も載っている。
これによると89億8千万円の経済効果があったとのこと。
金額が大きすぎてよく解らない…。

 

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