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レツボールのJ.S.バッハ、無伴奏
2013/06/18 (Tue)
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レツボールの新譜を少し前に入手。J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ。パルティータの方もリリースされそうな感じなんだが、取り敢えず、ソナタだけ。レーベルは、レコードアカデミー賞を取ったビーバーと同じく、PANCLASSICS。
解説でレツボール自身も言及していることなんだけれども、これまで秘曲発掘を活動の中心にしていたレツボールの無伴奏はちょっと意外だ。前作のJ.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集に続き、一気にメジャー路線に躍り出てきた。
しかし、ふと振り返ってみると着実に布石は打ってきている。これまでリリースしてきた、ビーバーのロザリオ・ソナタ、ヴェストホフの無伴奏ヴァイオリンのための組曲、フィルスマイアの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータは、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータへと繋がっていくもの。ピゼンデルの録音があったかどうかは記憶にないが、レツボールは、音楽史に突如として現れた孤高の作品としてではなく、バロック期におけるヴァイオリン作品の流れの中で、この作品の立ち位置を捉えたかったのではないだろうか。そういう意味では、ピゼンデルの作品を併録したベイエ盤の企画をさらに壮大にしたもののように感じる。
これは期待せざるを得ない。もちろん、どんな音楽が出てくるのか、想像がつきそうで、まったく付かないのがレツボール。そういう意味で思い切り、期待通りのことをやらかしてくれた。
音楽が流れだしてすぐに「あ?え?」となる。響かない。ヴァイオリンの生の音が直接的に鳴り出す。この響き、そう、ヴァイオリンを弾いている人ならすぐにピンとくる。奏者の耳に響いてくる音なのだ。ヴァイオリンを弾かない人ならば、楽屋や個人宅でヴァイオリンを弾いた時の響きを想像してもらえれば、それに近いものだと思う。実際に録音場所は、レツボールの自宅なのだ。ホールや録音スタジオ、或いは教会での演奏の音響に慣れてしまっている耳には、あまりにも斬新な音響だ。録音は、演奏会場にいるような雰囲気を醸し出すものだが、この録音は自分の部屋でレツボールが弾いているような空間を作り出す。
レツボール曰く、「私は自分の人生すべてが、このヴァイオリンという自分の楽器の音にかかりきりになっている人間です--できるかぎり時間を作って、この楽器の音の可能性を広げようと、極限まで神経をすりへらしながら生きています。そうやって追い求めている音の気高さというものが、レコーディング時のちょっとした操作ひとつでどうにでもなってしまうとしたら、あんまりではありませんか。」(解説書より抜粋)と言うことらしい。仰る通り。しかし、こんな荒業ができるのも、商業主義に走り過ぎない小さなレーベルだからできることではないだろうか。上手くなったらメジャーレーベルに移籍する、そこで売れる録音のために何でもやる…レツボールはそういう奏者ではなくて、自分の表現したいことを全力でやってくる。そのためにレーベルを選ぶ。メディアに踊らされるだけでなく、そういうことをする人が、評価されていく時代。良いんじゃないでしょうか?
演奏の方も、これ、怪演と言っていいんじゃないかな。技術力は確かなんだが、器用な演奏でも、神々しい演奏でもない。兎に角、人間臭い。これ、明らかに今までの演奏家と目指している方向が違う。この名曲を神棚に祀り上げて畏怖しない。人間の手に取り戻して、時に荒々しく、時に朴訥と語る。綺麗に音楽は流れて行かないし、武骨に過ぎる響きもある。こんな無伴奏は聴いたことがない。斬新と言えば斬新なのだが、レツボールから言わせれば、これが本来あるべきバッハの響きなのだ。曰く、「たいていの人は、その楽譜上に記されている音符の長さをきちんと守って引き延ばし、さながらろくでもないオルガン演奏のような仕上がりにしてしまいました。(中略)そうやって、この作品を演奏する人たちの間には、常軌を逸しているとしか思えないような妙な慣習がいくつかできていったのです(略)」(解説書より抜粋)と言うこと。その批判の通りの演奏をここで披露してくれているのだ。
世間ではどう評価されるかわからないけれども、この名曲に新たな名盤が出てきたことは喜ばしい限り。パルティータにも期待したい。つか、シャコンヌどうなっちゃっているんだろう?!
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