イギリスから遂に来た→ホルストの日本組曲のCD。
ホルストってもちろん、あの組曲『惑星』のホルスト。
指揮はイギリス音楽の権威的存在、ボールト。
オーケストラは欧州屈指の名門、ロンドン交響楽団。
海賊盤でもなんでもない。きちんとしたステレオ録音。
このCDの存在を知ったのは8年ほど昔のことで、
それからずっと探し続けていたのである。
曲は「五木の子守歌」の引用などがあって、
日本の鄙びた田舎の幻想的な風景を思わせるもの。
最期の「狼たちの踊り」では祭囃子を思い起こさせる。
とことん日本的…とはいえないけれども(笑)。
ホルストはもともと民謡採集活動をしていて、イギリス民謡組曲など母国の民謡を題材にした曲をいくつか作曲しているから、日本の民謡に興味を示したのは不思議なことではない。また、東洋思想への傾倒もあったというから、(例えば、占星術に影響を受けた『惑星』も、東洋への傾倒から作曲されたらしい)日本と言う国には何らかの思いがあったのかもしれない。機会があったら是非…ってないか、普通。
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