ふと気がつくと、全部聴いてしまっていて…「あ~なんて、おいらは退屈な奴なんだろう…」と後悔する曲→スティーヴ・ライヒの“18人の音楽家のため音楽”1時間近く延々と続く変わりばえのしないリズムとメロディ。ミニマルミュージックの典型中の典型。一応、有名曲。
ミニマル・ミュージックは、現代音楽の超巨大勢力である。けれども、それは例えば、マイケル・ナイマンやフィリップ・グラスと言った、映画音楽を多く手がけた人たちによる、心地好い退屈感を持つ、メロディアスな曲によって広まったんじゃないだろうか?この“18人の音楽家のため音楽”は純粋にミニマルに過ぎる。心地好い退屈感ではなく、ただ退屈。ナイマンやグラスの曲は、昆布だしを使って作り上げた美味しい料理だとするなら、“18人の音楽家のため音楽”は昆布だしそのものである(わかんないな、この喩え…w)。“18人の音楽家のため音楽”みたいな曲ばかりであれば、今日のミニマル・ミュージックの隆盛はなかったんじゃないだろうか?と思ってしまう。
とは言え、時折、おいらも聴いてしまうのはなぜだろう?大抵は、何かをしながら聴いているか、聴いている間に眠ってしまうかの何れかであるが…。ライヒの曲はこのほかにシティ・ライフやニューヨーク・カウンターポイントと言った曲の入ったCDを持っているが、こちらも絶好調に退屈なCD。演奏は両方ともアンサンブル・モデルン。演奏していて、退屈しないんだろか?おいらなら眠るw
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