なんだかんだ言って購入
→ アンチェルの『わが祖国』
1968年のプラハの春事件直前のプラハの春音楽祭のライヴ録音。
民族意識の高揚と「春」(民主化)への期待が高まる中で行われた演奏である。
そのせいか、音楽は1963年のスタジオ録音よりもずっと熱いものを感じる。
時には強靭に、時には柔らかく優しく無上の美しさで、
この名曲を歌い上げていく様、実に感動的。
録音も意外(と言っては失礼かもしれないけど)に良好。
ライヴの臨場感と興奮が直に伝わってきて◎。
敢えて一曲と言えば、「ブラニーク」。勇壮さがよく出ていて良い。
弾む熱狂、哀愁…美しく、且つ、カッコ良い!
73分あるこの演奏なんだけれども、あっという間に時間は過ぎてしまった。
政治的な思い入れなしにしても、この曲、屈指の名演ではなかろうか?
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