いつの間にか完成していたのか、
…と感心している間も無く、廉価盤ボックスで登場。
→ ヤンソンスのショスタコーヴィチ:交響曲全集
ショスタコーヴィチ生誕100周年にピッタリの企画。
自分は随分前に6番、7番、9番を買って持っているが、
何れも過激にすぎない表現が何とも好ましい演奏。
7番は、過激に行って欲しいと言う向きもあるかもしれないけれども、
個人的には物々しく騒ぎ立てるよりもこういうソフトなものの方が好み。
9番はヤンソンスでは生真面目過ぎるのではないかと言う不安も一瞬過ぎるが、
独特の温もりのあるサウンドで茶目っ気のあるこの曲を仕立て上げていて、秀逸。
もちろん、軽くなり過ぎることもない。
6番、7番、9番以外は未聴だけれども、高水準の全集と見た。
なお、オーケストラは、ヤンソンスと関係の深い複数楽団を起用。
参考までに以下に列挙しておく(50音順)。
ウィーン・フィル
オスロ・フィル
バイエルン放送響
ピッツバーグ響
フィラデルフィア管
ベルリン・フィル
レニングラード・フィル
ロンドン・フィル
…って、凄いラインナップ。流石としか…。
まだサンクトペテルブルク・フィルになる前のレニングラード・フィルで録音している辺り、
時間をかけて録音したことを感じさせる。
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