古きマニアの集うあの町の某中古LPショップに行ってみた。
何となく想像はついていたんだけど…
店員さんが「いらっしゃいませ」と言うよりも、お客さんが「おじゃまします」と言った方が自然な感じのする店だった。「店」と言うよりは、マニアの「部屋」。
雑居ビルにあるその店…いや、部屋は、アパートやマンションにありがちな洒落っ気のない鉄の扉を開けなくては入れない。小心者がこの扉を開けるのには、若干の勇気が要る。知らない人の家に突然お邪魔するような引け目を感じるのだ。これぞ究極の閉鎖的店舗⇔HMV、タワーレコード。
品揃えは、まぁまぁなんだろうけれども、マニアの「部屋」なので品揃えに偏りがある(笑)。もちろん、店内に流れている音楽も、彼の好みなんだろう…だからか?中途半端な音量では流さない。鑑賞モード全開。
なんか…とっても充実している感じのする店なのだ…。
音楽が好きでやってます、って言うのが解る。
いいなぁ、こういう店は。商業主義が全面に出ていなくて。
最大の難点は、自分がLPプレイヤーを持っていないこと。
実はLPなんて代物は、自分の意思で動かしたことがない。
あの黒光りする円盤には殆ど触った記憶すらない。
買ってみるか、LP。 こんな法律も出来たことだし…。
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