ミュンヘンは暑かった…そして、熱かった!今日はバイエルン・ミュンヘンのホーム最終戦…いや、正確にはリーグ戦のホーム最終戦。来月にもう1回、チャンピオンズ・リーグの決勝戦がある。レアル・マドリッドを破って、ホーム開催の決勝戦にこまを進めたバイエルン・ミュンヘン。そりゃ、燃えに燃えている。すれ違い様、向こうから来た人が「フィナーレ!」と叫ぶとユニフォームを着た人たちが「オーオゥ!!」と応じる。更に、前にいる女性集団が歓声をあげる。もちろん、街中、赤いユニフォームを着た人が満ち溢れている。レストランに入っても、ビールジョッキを片手に祝杯を上げている。
このやたらテンションの高い街で、街歩き開始。とりあえず、買い物。明日は日曜で買い物ができないので、買い溜めを(笑)。って、暫く歩いて長袖を着ていたことを悔やむ。半端ない。予想は28度だったんだけど、これは30度を超えている。少し買い物をして、いったん部屋に戻る。
仕切りなおして、再び出動。ルードウィッヒ・ベックと言うデパートに行く。ここの最上階のCDショップが半端ない。これだけ品揃え豊富なCDショップは東京にはない。デパートなのになんなのだ、これは。古楽コーナーも充実。プルハールのCDが推されまくっている。これは、クラヲタにはたまりませんなぁ。
昼食は再び、ドイツ料理。昼以降出さなくなると言う、ミュンヘン名物、白ソーセージを食べる。お湯の中に入ったまま出されるものをお皿に出して、皮を外して食べる。もちろん、初めて食べたんだが、これ、凄く美味しい。こんな美味しいソーセージは食べたことない。これは嬉しい発見。
午後はレジデンツへ。いわゆる、王宮。入って暫くはじっくり見て歩いていたんだが、あまりにも大きいので、徐々にスピードが上がる。「で、出れないんじゃないか…(笑)」と余計なことを考えたり…で、出た頃には足がだいぶくたびれていた。見ごたえ十分だが、要覚悟。
さて!一息ついて、今日は、ガスタイクでミュンヘン・フィルの演奏会。パーヴォ・ヤルヴィの指揮でブリテンのシンプル・シンフォニー、グリーグのピアノ協奏曲(ピアノ:ブニアティシビリ)、シベリウスの交響曲第1番と言うプログラム。北国からの風がさわやかに吹いてきそうだ。
しかし、スタイリッシュにブリテンを演奏した後、ブニアティシビリが熱い力演を披露したため、北国の風は爽やかではなくなった(笑)。このピアニスト、知らないなぁ、しかし、どっかで名前を見たことがあるような、と思っていたら、会場で売っているCDを見て思い出した。クレーメルとチャイコフスキーの『偉大な芸術家の思い出』を録音していた人じゃんね。CD持っていた(汗)。休み時間には、大急ぎで、サイン会をこなす。折角なので、並んでサインをもらってきた。何を書いてあるのか…(笑)。
最後のシベリウスはかっこよく炸裂。野暮ったいイメージのあった曲だが、パーヴォが指揮をするとかっこいい曲になる。「だって、シベリウスだよ?かっこいいに決まっているじゃん!ほら、こことか、ね?!」とパーヴォが言っているようだ。ミュンヘン・フィルも「ドイツの田舎を感じるオーケストラ」とよく言われるけど、程よく響いて気持ちがいい。
コンサートを満喫した後は再びドイツ料理。ごっついソーセージの盛り合わせをがんばって食べる。その後深夜の町を散歩してから帰宅。何だか、いっぱい詰まりすぎた1日だった。
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