今回の企画は、「バッハ plus ファッツ・ウォーラー」…バッハはJSでいいんだが、ウォーラーは何者か。戦前に活躍したJazzの人らしい。と言うわけで、バッハとJazzをコラボレーションした一夜。いわゆる、クロスオーバー。ケネディはクロスオーバーの代表格、いや、て言うかこれほど確りクロスオーバーしている人って言うのはあまりいない。プレヴィンやラトル、テンシュテットと言った大物とがっぷり組んでブラームス、ウォルトン、エルガー、ベートーヴェン、チャイコフスキーなど重厚な曲を録音して評価を得ているし、ヴィヴァルディやJ.S.バッハなどのバロックでも成功を収めている。その上で、他ジャンルに進出している。最初から他ジャンルに出て行った演奏家とは違う。だから、説得力がある。真のクロスオーバー。信念も確りしている。