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* 22:09
【】
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レーベルごとのボックスもの
2013/08/08 (Thu)
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最近、と言うか、少し前から、レーベルごとに古い録音をまとめた50枚くらいのBOXがドカッとリリースされている。これを見るたびに思うんだけれども、ある程度聴いてきたクラヲタにとっては、重複する録音多くて手が出ないんじゃないだろうか。
なんて思いながら新しくリリースされる“DECCA SOUND”の内容を確認してみる。案外持っていない…。じゃぁ、買おうか、とは思わない。何年も前からCDショップの店頭にあって興味を持たなかったCDばかり、と言うことだから、そりゃ、そうだ。
ただ、こういうのを買うと意外な発見もあって、今まで気が付かなかった自分の好みも見つけることができるかもしれない。なんて言いつつ、HMVをポチッとな…いやいや、しないけど(笑)。需要はどういうところにあるのかなぁ?
[0回]
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* 23:50
【音楽四方山話】
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西洋音楽史に関する本
2013/08/07 (Wed)
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クラシックとはなんだ?と言う問いに明確に答えるのはなかなか難しいが、西洋音楽史抜きに語れないものであることには間違いない。暴論だが、クラシックとは西洋音楽史そのものである。クラシックをより深く楽しみたいと思うのならば、西洋音楽史を無視してはいけない。
と言うわけで、本屋さんに行くと西洋音楽史に関する本をチェックすることが多い。先日もふらりと立ち寄った本屋さんで面白そうな本を見つけたので、買ってきて読んでみた。時代順に、キーワードと作曲家を挙げ、それぞれを解説していく。初心者向けに書いたと思われる内容だ。しかし、各論的に書いていくとどうしても、総合的な流れが見失われがちになる。この本は、その辺をどうにかしようと言う努力は見えるけど、やはり少々無理があるように感じられた。
ただ、そのことは本屋さんでぱらぱらっと立ち読みした段階で何となくわかっていたこと。それでも、面白そうな企画だと思って買ったわけだ。しかし、いざ読んでみると内容がいけない。「え?そんなことないでしょ…」と何度突っ込みを入れたことか(笑)。その突込みを入れるのが楽しくて、最後まで読んでしまったけれども(汗)。そういう意味では、ぼちぼち楽しめる。
例えば、テレマンについて、「名曲はなく、今日では殆ど聴かれることはない」と断じてしまっているのだ。テレマンだよ?確かに30年くらい前なら録音も少なかっただろうけど、今日では、バロック期の重要な作曲家として需要はある。古楽系の演奏家によって録音もだいぶ出てきている。ほかにも、ルネサンス音楽=初期音楽と言い切ってしまったり、クララ・シューマン以前に女性音楽家はいなかったと断言してしまったりしている。前者については、中世音楽を含むし、バロックを含めることも多い。後者についても、まったくいないわけではない。あんまりにもざっくりと割り切り過ぎだ。この2つに限らず、こんなことがいくつもある。
んで、トドメがカラヤンについて。曰く、「カラヤンを批判すれば音楽が判っていると思い込んでいる人もいる」「精神性なんてわけのわからないものを持ち出す人はカラヤンが嫌い」。で、「カラヤンの評価でその人の音楽観がわかる」と言うのだ。
カラヤンそのものは確かに大音楽家だが、演奏家としては過去の人である。良い悪いは別として、演奏手法は古い。今日において、カラヤンの音楽は絶対的な存在ではない。過去の名演奏家の一人であり、前時代の音楽を聴くための一選択肢に過ぎない。過去の演奏家しか選択肢がないほど今の演奏家たちの才能は枯渇していない。カラヤンへの賛否だけでその人の音楽観がわかるなんて乱暴にもほどがある。
この著者は古い音楽愛好家なんだろう。で、こういう人が、お勧めするから、いまだにカラヤンが売れ続ける。ただし、それは日本でだけだ。ヨーロッパでは、身近に最新の音楽があるから、今更、生の演奏に接することができない演奏家に執着することはない。カラヤンだってそう。特別ではない。未だにカラヤンが売れ続けていることに違和感を感じなくてはいけないのにこの本では「普遍的な美しさだから売れている」なんて言っている。
筆者は音楽雑誌の編集者で著書も多いみたいだけど、ちょっとどうなんだろうか?このブログと変わらないレベルの責任感で書いているのだろうか。西洋音楽史の本であれば、岡田暁生氏のような学者が書いた本の方が、客観的で考察も確りしているし、説得力もある。
[0回]
* 23:50
【音楽四方山話】
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鎌倉芸術館でアマオケ演奏会
2013/08/05 (Mon)
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日曜日にヴァイオリンの師匠がトレーナーとコンサートマスターを務めているアマオケの演奏会に行ってきた。会場は鎌倉芸術館。聴きに行ったことはないけど、舞台には上がったことがある。大学のオーケストラ部で、微動だせずに、やり過ごした、そのホール(笑)。
「名画中のクラシック」と言うタイトル。ドビュッシーの『海』とか、マルティヌーの『ピエロ・デ・フランチェスコのフレスコ画』とか…じゃないよね、当然、名画は映画。プログラムは下記の通り。
ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
―休憩―
シベリウス:『フィンランディア』
マーラー:交響曲第5番よりアダージェット
チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より「花のワルツ」
ムソルグスキー(ラヴェル編):『展覧会の絵』より「バーバ・ヤーガ」「キエフの大きな門」
アンコール フチーク:剣士の入場、『あまちゃん』オープニング
映画はちっとも詳しくないので、指揮者の解説を聴いても全くピンとこない。しかし、この指揮者の解説がなかなか面白い。名曲に、指揮者の解説、要するにファミリーコンサートみたいな感じだろうか。市民のちょっとした息抜きになりそうなイベント。アマオケのコンサートってほぼ自己満だと思っていたけど、ここはその一歩先を行っている。鎌倉芸術館の音響の良さも相まって、レベルの高い演奏を繰り広げていた。
最後の『あまちゃん』のオープニング、見てない私はさっぱりピンとこなかったんだけど、帰って確認してみると、オリジナルよりも全然ノリノリの演奏だったことが判明(笑)。NHKに売り込んでもいいんじゃないか(笑)。
それにしても、大曲を前半に持ってくるのはなぜだろう?客の方の集中力は前半の方があるからかな?オーケストラの勢いは後半の方が付くと思うけど。
[0回]
* 23:50
【コンサート雑記】
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大花火大会
2013/08/03 (Sat)
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今日、8月の第1土曜日は、花火ラッシュ。2万発クラスの花火大会が関東中で繰り広げられる。よって、お客さんは分散される。大型の花火大会でも、穴場とされる会場が出てくる。そうは言っても、それなりには混んでいるのだけれどもね。
と言うわけで、せっかくなので北関東のとある2万発クラスの花火大会に行ってみた。広大な会場に対して、決して人出が多い方ではないが、良い場所をキープしたいなら17時までには場所取りをしておきたい。少なくても、写真を撮るならば、である。
寝転がってスタートを待つ。いざ、スタート。いきなりどでかいのがドーンと上がる。想像の遥か上。撮影失敗。やむなく空を見上げる。一杯一杯に広がる大輪の花火。なんだこれ…東京じゃ上げらんないだろ…。プログラムによれば、これが3発上がると言う。規格外のでかさ。
そのあとも、でかいのやら、ド派手なのやら、バンバン上がる。ご近所ののんびり花火も良いけど、こういうのも度胆が抜かれて良いなぁ。
途中雨に降られたのは残念だったけど、頑張って撮影を続けた。一つの発射台から似たような高さにばかり上がる近所の小さな花火大会と違い、色んなところに花火が出てくるので、追いかけるのが大変。広角で撮って、後でトリミング…ちょっとズルいけど。
そんなわけで、夏の風物詩をおすそ分け。下手なのは許してほしい。何とか、写真を撮りましたってレベル。一部トリミングしているけど、その他のレタッチはしていない。そんくらいで許してもらおう(汗)。(写真はクリックで拡大)
[3回]
* 23:50
【四方山雑記】
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花火
2013/08/01 (Thu)
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8月である。夏である。花火である。
と言うわけで、地元の花火大会。広い河川敷をチャリチャリと突っ走って会場へ。街なかを走っていると暑いんだけれども、河川敷は涼しい。いかに建物の密集が気温を上げているか実感できる。田舎は涼しいと言うことなのか。羨ましい。
適当な場所をうろうろ探して、カメラを設置、間もなく花火開始。小規模な花火大会なので、撮影も少し工夫する必要がある。1所からしか上がらないのだ。結局、今年も相変わらずな写真しか撮れなかったけど、ちょっと場所は変えてみた。ただ、上手い具合に構図ができなかったので、ちょっとズルをする。無駄な空白部分をカットするトリミング。最近じゃ、写真投稿サイトでも普通にトリミングしたものを出しているけど、なんだか、後ろめたい。
[0回]
* 23:50
【四方山雑記】
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コレッリ・マニア
2013/07/31 (Wed)
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このブログで何回か書いたけど、今年は、コレッリ御大、没後300年である。ワーグナー?ヴェルディ??盛り上がっているみたいだけど、ひねくれ者は、コレッリに全力を注ぐ。全力…が大した力ではないけれども(汗)。
さて、今回のCDは、『コレッリマニア』と題した1枚。マニアと言うと、コレッリの知られざる曲を詰め込んだCDのように見えるけどそうではない。と言うか、コレッリに知られざる曲は、ほぼない。なぜかと言うと、コレッリの残された作品は、作品1~6までしかないから。各作品に12曲が収められているから、全部で72曲。作品1から4までがトリオ・ソナタ、作品5がヴァイオリン・ソナタ、作品6が合奏協奏曲。もちろん、これだけしか作曲しなかったわけではない。出版されたのがこれだけと言う意味。他にコレッリが作曲したと思われる曲はたくさんあるのだけれども、確固とした証拠のあるものは少ないらしい。今世紀に入っても、新発見が続いているヴィヴァルディとは対照的だ。
ではでは、この「マニア」なCDはどんな内容なのか。プログラムは以下の通り。
コレッリ:合奏協奏曲 作品6 第4番
モッシ:合奏協奏曲 作品3 第3番
コレッリ:合奏協奏曲 作品6 第1番
ロカテッリ:合奏協奏曲 作品1 第4番
コレッリ:合奏協奏曲 作品6 第7番
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 RV.765
ジェミニアーニ:合奏協奏曲第12番『ラ・フォリア』(コレッリの作品5による)
要は、合奏協奏曲の創始者であるコレッリと、その影響を受けた作曲家たちの作品を並べて、比較しながらコレッリとその時代を楽しもうって企画…だと思う。サブタイトル、と言うか、HMVの紹介には、「コレッリを愛した作曲家たちによるコンチェルト・グロッソ」とある。もちろん、どの作曲家も男性だが、「愛した」…つっても、腐女子がスタンバイしても何も出てこない。
演奏者は、ヴァイオリニストのフロリアン・ドイターと彼の率いるアルモニ・ウニヴェルセル。もちろん古楽器の楽団。以前、
シャコンヌなどを集めたCDを紹介
したけれども、今回もなかなか面白い企画だ。ファースト・ヴァイオリンには、第15回ライプツィヒ国際バッハコンクールで2位に入賞した平崎真弓さんも参加している。日本って、古楽受容は遅れているような気がするんだけど、演奏家は、レベル高いんだよなぁ~。
さて、聴き始めてびっくりするのはコレッリの合奏協奏曲の華麗さだ。金管が鳴る、鳴る!なんと、トロンボーンとトランペットが参加しているのだ。おかしい…コレッリの合奏協奏曲に金管楽器は出てこないはずだ。古楽の楽団だからにして、トロンボーンはサックバッドだろうし、トランペットもピストンのないナチュラル・トランペットだ。そこは拘っているんだけど、いや、これオーセンティックじゃないよねぇ。最近の古楽ってオーセンティックに縛られ過ぎていない気はしていたけれども、これは…。飛躍しすぎじゃないか?響きは完全にヘンデル。王宮でぶっ放したくなるレベル。なんか、こうする根拠はあるんだろうか。楽しいから?それならいい(笑)。
演奏は、古楽器でありながら丁寧で繊細な作り。もちろん、尖がった演奏ではないんだけれども、適度に活き活きとしたリズム感が心地良い。コレッリ以外は、変なことをするわけでもなく、安心して聴ける。ジェミニアーニのラ・フォリアはコレッリの改編だが、ドイターのソロも素晴らしく、なかなか楽しめる内容だ。同様の内容のCDでは、リッカルド・ミナージとムジカ・アンティクァ・ローマのものがあるが、演奏的にはこちらの方が無難。金管がいなければ…(笑)。
レーベルは、ACCENT。最近、個人的に急増しているレーベル。世間的には売れている…のか?よくわからないけど、次々と古楽系の面白いCDをリリースしてくれる。ありがたや。
[1回]
* 23:50
【CD&DVD雑記】
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ゴールウェイ伯の楽しみ
2013/07/23 (Tue)
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『ゴールウェイ伯の楽しみ~「魔女たち」のアイルランド音楽~』と言うタイトルのCDを聴いている。英題はLord Gallaway's Delight、サブタイトルにAn Excellent Collection of Dances & Gaelic Lamentsとある。このタイトルから想像できる通り、アイルランドに古くから伝わる舞曲と哀歌を集めた一枚。演奏しているのは、フランスの古楽楽団、レ・ウィッチーズ。プレイフォードの録音が鮮烈で印象深かったが、ほかの録音でもトラッド色の強い音楽で高い評価を得ている楽団である。「魔女たち」を意味する楽団名が示す通り、中心メンバーは女性。レ・ウィッチーズを離れると、個々は欧州各地の著名古楽楽団で活躍している腕利きばかりだ。
今回は、ゲストにシュヴァン・アームストロングと言うアイリッシュ・ハープ奏者を迎えている。アイリッシュ・ハープのように古いタイプのハープを弾く演奏家と言えば、アンドリュー・ローレンス=キングが第一人者として知られているが、寡聞にして、アームストロングと言う名前ははじめて聞く。アイルランド音楽にアイリッシュハープは欠かせない楽器なので、アイルランドには名手が多くいるのだろう。
さて、今回のアルバムに収められているのは、18曲。タイトルのゴールウェイ伯の名は3曲目の「ゴールウェイ伯にまつわる嘆き」で出てくる。ゴールウェイは、アイルランド西部の街の名前。ここで言うゴールウェイ伯は、17世紀末の頃にこの地方を治めていた子爵で、ユーリック・バークと言う名の人物を指すらしい。この人は、ジェイムズ2世とオレンジ公ウィリアムの戦いに巻き込まれて、討たれたと言う。このゴールウェイ伯を偲んだのが、「ゴールウェイ伯にまつわる嘆き」。そして、CDのタイトルは、ゴールウェイ伯の日頃の楽しみをイメージしたのだろうか。なかなか洒落たタイトルである。
このCDを流し聴きをしていてふと思うのは、ブルーグラスに通じるような哀愁が漂っていること。源流は似たところにあるのかも…と想像を膨らませてみる。そんな音楽に、切々としたヴァイオリンの響きが乗っかり、素朴で清澄なアイリッシュハープが絡んでいく。そして、笛や打楽器も加わってこれば、一気にレ・ウィッチーズの世界が広がっていく。プレイフォードの録音で聴く者を魅了した、リズミカルで、それでいて、清澄な音楽だ。哀歌に相当する曲も透明感があり、美しい。フランスの楽団だが、アイルランドの美感をよく捉えているのではないだろうか。アイルランドやスコットランドは、イングランドとの戦いの関係で、フランスとは同盟関係が深かったらしいので、何か通じるものがあるのかもしれない。録音も良好。レ・ウィッチーズの響きをよく伝えてくれる。
ジャケットの荒涼とした浜辺と廃墟の写真も、音楽に合っていて、激しく郷愁を煽り立ててくる。高いCDなんだけど、魅力的なんだよね、アルファ・レーベル。今後の録音にも期待したい。そして、レ・ウィッチーズの来日公演も…いつか!
[0回]
* 23:50
【CD&DVD雑記】
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シュパンツィヒ四重奏団のハイドン
2013/07/22 (Mon)
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シュパンツィヒ四重奏団のハイドンを聴いている。
シュパンツィヒは、ロマン派初期の頃に活躍したヴァイオリニストで、ベートーヴェンやシューベルトと親交があったとされる。彼は自分の名前を冠した四重奏団を結成し、親交のあった作曲家の作品を演奏していた。
なんと、そんな時代の録音が残っていた…わけない。ここで聴くシュパンツィヒ四重奏団は、シュパンツィヒが生まれて200年目に結成された弦楽四重奏団である。第1ヴァイオリンは、アントン・シュテック。コンチェルト・ケルンやムジカ・アンティクァ・ケルンのコンサートマスターを務めたバロック・ヴァイオリニスト。よって、このシュパンツィヒ四重奏団も古楽器を使用して演奏をしている。
以前、ボンに行った際に、ベートーヴェン・ハウスで展示されているベートーヴェンが所有していたと思われる弦楽四重奏の楽器セットを用いて録音したCDが売られていたので記念に買ってきたが、この録音で演奏しているのが彼らだった(日本でも入手可。演目はベートーヴェン)。スピード感溢れるリズムと引き締まった響きが心地良いまでに決まった演奏で、単に「博物館の楽器を弾いてみました」と言う色物に収まっていない名盤だった。
さて、ハイドンである。シュパンツィヒ四重奏団は、これまでにこの作曲家のCDを2枚リリースしている。そして、これが3枚目。ハイドン弦楽四重奏曲選集Vol.1-3と言うこと。んで、この3枚目がラストの1枚と言うことになる。実は、先の2枚はまだ買っていない。なので、彼らのハイドンを聴くのはこれがはじめてと言うことになる。レーベルは、古楽の名門、ACCENT。ACCEBTのCDはぶっきらぼうなジャケットが多いが、これはメンバーがポーズを決めて写っている。ちょっとVirginちっく。
演目は、弦楽四重奏曲ト長調Op.54-1、同ハ長調Op.20-2、同ト短調Op.74-3『騎手』の3曲。どの曲もはじめて聴く。と言うか弦楽四重奏曲って聴かないんだよね。このブログにもほとんど登場してこなかったはず。実は苦手なジャンル。
しかし、シュパンツィヒ四重奏団の演奏は、妙に合うんだよなぁ。たくさん聴いてきたわけじゃないけれども、前述のベートーヴェンにしても、このハイドンにしても、あっつう間に聴き切ってしまう。鋭い響きがハイドンのメロディを小気味良く切り刻んでいく。弛緩することのないキリリと引き締まった響きで、スピード感を持ったまま一直線に音楽を仕上げてしまう。この演奏に耳を傾けていると、ハイドンが退屈に感じられることは、一瞬たりともない。ハイドンの魅力が迸ってスピーカーを震わせる。良い演奏だ、これ。古楽器だからと言うだけじゃないんだろうなぁ。つか、シュテックのヴァイオリン、滅茶苦茶好みなんだよね…。確かな、技術力に支えられた繊細な音、これぞ、ヴァイオリンの至芸だと思わされる。
と言うわけで、残りの2枚も買わないと…。つか、これを機に弦楽四重奏曲に目覚めるか?!そうであれば、また面白い世界が広がり、財布が悲鳴を上げることになる(汗)。
[0回]
* 23:50
【CD&DVD雑記】
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NHKデビュー
2013/07/21 (Sun)
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いやー、いやいや…!(汗)参院選開票速報&サッカー代表戦中継を向こうに張って、NHK教育でクラシック音楽館のNHK交響楽団演奏会。今回はオール・イギリス・プログラム。5月に私が行ったコンサート。まさか日本の地上波に、ウォルトンの交響曲第1番全曲が乗る日が来るとは!
以前も載せたけれども、再度確認のためプログラムを紹介しておこう。指揮は尾高忠明氏。日本ではよく知られたイギリス音楽のスペシャリストだ。
エルガー:序曲『フロワッサール』
ディーリアス:歌劇『村のロメオとジュリエット』から間奏曲
ヴォーン・ウィリアムズ:テューバ協奏曲(独奏:池田幸広氏)
ウォルトン:交響曲第1番
あの時の感動を再び!それと、自分の映像を確認。オーケストラ・コンサートの映像作品としては、2度目の出演となる(笑)。昔のNHK交響楽団のコンサートで出演しているかもしれないけど、未確認のため、それはスルー。現在確認できる初出演(笑)は、ベルリン・フィルのデジタル・コンサート・ホール。ベルリンのフィルハーモニーでの収録だったんだけれども、ラトルの背後でやる気のない拍手を披露してしまった(汗)。
さて、今回は前回の反省を踏まえて頑張って拍手した。結果は…まずまずかな。前回ほど目立つ席じゃなかったのは幸い。ムジークフェラインの舞台席になんかのぼったら相当がんばんないといけないんだろうな~。演奏中から緊張しっぱなしだろう(笑)。
それはともかく、NHK交響楽団の演奏会はこうやってあとから映像で見ることができる場合が多いので、存分に楽しむことができる。他のオーケストラにはない魅力かな。今回の映像は影響保存版だ!
[0回]
* 23:50
【音楽四方山話】
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購入レーベルの変化
2013/07/18 (Thu)
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クラシックのCDが値崩れを起こしたのはいつの頃だったか。古い録音が、ボックスに詰め込まれて、ン十枚、ン千円で投げ売りされ、1枚のCDに1,000円も払うと、「ちょっと高いCDを買ってしまった」と言う感覚に陥るようになってしまった。
しかし、今、買っているCDの平均価格は、たぶん、2,000円くらい。安くて古いCDを何枚も買うよりも、新しくて高いCDを1枚買う方を選ぶようになった。古い録音に興味がなくなったと言うよりは、あらかたカタログを見尽くしたと言った方が良いだろう。欲しいものは大体買った!と言う嬉しい宣言ができるわけじゃないけど、見ているだけで、「もういっかな」って感じなんである。それでも浅薄な知識の範囲では、まだまだ知らない録音もあって、時々買っているけれども、以前に比べると20世紀の録音を買う割合はだいぶ減った。
それと同時に、メジャーレーベルのCDを買う割合も減った。6大メジャーなんて言っていた時代もあったんだけど、フィリップスなんて消えてなくなってしまったのだから、時の流れとは残酷なものである。ただ、マイナーレーベルは、経営基盤の脆弱なところが多いと思われるので、消えてなくなるスピードも早そうだ。欲しいCDはさっさと買っておく。なんて言って、買うCDが増えていく…。最近ちょっと抑えているけどなぁ。
[0回]
* 23:50
【音楽四方山話】
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