端役で登場しているスターアーティスト・シリーズ…ってシリーズ化しちゃうのか?多分、今回でネタ切れの予感。そんなに知識は豊富ではない(汗)。
さて、今回は、合唱指揮の大家、ウィルコックスの振ったトーマス・タリスの教会音楽集。ケンブリッジのキングス・カレッジ合唱団の演奏で1965年にデッカ(オワリゾールかな?)に録音されたもの。清澄な響きの美しい音楽だ。で、ここでオルガンの演奏を務めているのがアンドリュー・デイヴィス。何となく、イギリスに大量にいそうな名前なので、同姓同名の他人かと疑いたくなってしまうけれども、多分、あのサー・アンドリュー。
と言うのも、アンドリュー・デイヴィスは、キングス・カレッジでオルガンを収め、1967年に卒業しているから、1965年には、ここで歌っている人たちのすぐ傍でオルガンを弾いていたのだ。なので間違いない。しかも、23歳でまだ指揮者への第1歩も踏み出していない学生だとすれば、これが彼のレコード・デビュー盤であることも推してはかれる。何気に記念碑的な1枚だ。と言うわけで、ヴォーン・ウィリアムズのタリス幻想曲に感動しちゃった人にオススメな1枚。
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