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録音って、曲目、演奏者、録音年、録音場所・状況の組み合わせが違うだけで、存在価値が存在する。まったく同じ録音でも、マニアはリマスタリングの問題で、別盤を買う。レーベルが違えばなおさらだ。とは言え、同じ演奏家の、同じ曲目の演奏を何種類も音楽ソフトとして商品化することは難しい。よほどでなければ。しかし、“よほど”ってのは結構ある。フルトヴェングラーのベートーヴェンの交響曲第5番(『運命』)やボールトのホルストの『惑星』、ヴァントのブルックナーなどが、パッと思い浮かぶ。

…で、今回、DVDで発売されるクーベリックのスメタナの『わが祖国』(全曲)。チェコ・フィルを率いて、最後の来日を果たしたときのものだ。しかし、クーベリックの『わが祖国』と言えば、すでに、バイエルン放送響のものと、チェコ・フィルへの復帰コンサートが既にDVD化されている。CDでは、DVD化されているバイエルン放送響、チェコ・フィルの両方と、今回DVD化される演奏のすべてが存在する。このほかに、ボストン響盤、ウィーン・フィル盤、シカゴ響盤がある。

要するにおいらが知る限り、DVD3種類、CD6種類が存在するのだ。やりすぎ。いくらなんでも。

で、どれがいいんだろうか。自分は、チェコ・フィルの2種類を持っているだけだけど、冷静に判断すれば、バイエルン放送響盤が手堅い。引退直前のクーベリックの集大成的な録音で、気心の知れた手兵とのデジタル録音と考えれば、まずこれを買うべき。ライヴ音源と言うのもポイントが高い。定盤と知られているのは、ボストン響盤。DGだからだろう。

気になるのは、ウィーン・フィル盤。若いし。若いと言ってもシカゴ響盤はモノラル音源なので、残念。手持ちのチェコ・フィル盤は、東京ライヴは音が遠くて音質がイマイチ。復帰コンサートの方は、名演。

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■ しこく。

別に夏好きでも、夏の男でもないけれど、7月8月はあっという間に過ぎていくような気がする。そして、ガッツリなくなっていく金、銭、貯蓄…。なんでしょう?夏って。遊んでしまう。

この前の土日は、はじめて痛車に載せていただいて、BBQして翌日、フラフラと湘南の方まで行ってきた。我が家から平塚まで往復、燃料だけで3,000円分くらい。恐るべし。

その前の海の日の3連休は、四国をふらついていた。なんだか、もう、だいぶ前と言う感覚。一番印象的だったのは、四万十川。上流~中流あたりは、水が透明すぎて巨大な天然アクアリウムのようだった。魚も丸見えだったし。山で源流を見慣れているおいらの眼にも、鮮烈な印象。中流域でこの美しさは凄い。滅多に見ることのできない日本らしい美しい景色があったと思う。カヌー体験とか、周遊船とかやっている中流から下流あたりは、それほどじゃなかったけど。

あとは、鳴門のうずしおとか。正直、期待していなかったので、良い意味で裏切られた。時間帯もよかったんだろうけど。これは魚が美味そうだとか…。そんなことを考えているとなおさら。他は、龍河洞、桂浜、村上水軍の周遊船、佐田岬などなど巡った。四国ダイジェスト版旅行。

一番ガッカリは、はりまや橋と、言いたいところだけれども、あれはあそこまで行くとネタなので、◎。さすがはガッカリ名所。それよか、道後温泉がガッカリ。建物は風情があるけど、入ったらただの銭湯。一度入っておけばよし。入らなくてもよし。東北のほうの野趣溢れる温泉のほうが全然良い。

食事は魚一辺倒。セッタエビ、アナゴ、ウツボ、カツオ、鳴門の丸アジ&サバ、岬アジ、伊達アジ、四万十の天然うなぎ、鮎、オコゼ、緋扇貝、瀬戸のウニ、鯛めし(ひゅうが飯)などなどなどなどなどなど。高知のカツオのタタキは凄く美味しかった。氷水で〆ないのか温かい。んで、粗塩が振ってあって、塩味だけで頂く。あとウツボのタタキ。見た目からは想像がつかないくらい美味。料理してあれば、原形とどめていないわけだし。原形想像して「ウゲッ…」となるなら、牛や豚のほうがよっぽど食べられない。

そして、定番のうどんは食べなかった(汗)。これだけ魚食べれば、もう満足で、それほど惜しいとも思わなかったりする。むしろ、佐田岬で岬サバが食べられなかったことのほうが後悔。関サバと漁場は一緒なんだそうだ。岬アジが激うまうまだっただけに無念。

四国4県の内もっとも熱かったのは高知。風光明媚にして、食事美味し。も一回、高知だけで行きたい。他の県ももちろん良くって、魚好きにはたまらない地域と確認。東京のアンテナショップにも行ってみよう!


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今日、秋葉原で沖縄料理を楽しんだ後、恐る恐るメイド・ダーツに行って来た。メンバーは4人。ほぼメイド喫茶未経験。ちなみに、おいらはメイド喫茶に1回行ったことがある。それは…恐怖体験であった。ネタにはなったので◎なんだけど。んで、今日も話のネタに…と行ってみたのだが…。結果は、ある意味惨敗。

行ったのは、秋葉原でも最も秋葉原らしいと言える裏通りの一角にあるお店。小汚く狭いエレベータに乗って雑居ビルの3階へ行くとある。そして、喫茶店とは思えぬ無愛想な鉄の扉を開けると…。

「お帰りなさいませ~!」

「ただいま!」と言うべきなのかもしれないが、軽く流して、「4名です」。あー、KYっつうんだろうな、これ。がんばれ、自分。狭い店内の狭いテーブルへ案内される。ダーツ台脇。コントロールの悪い人が投げたら、一発食らってしまう場所。ありえん。

メニューを開く。「なににしよう?」と、他の3人を見ると…顔が固まっている。たぶん、おいらもそうなんだろな。異次元空間に迷い込んだ凡人どもに成す術はない。言葉僅少。汗も滲んでくる。暑いのかそれとも…。飲み物が運ばれ、「どうしよ、どうしよ」と戸惑っていると、萌え登場。色々話しかけてくれるが、固まった4人に話を膨らませる能力は残っていなかった。いや、もともと殆どないんだけど。お客さんが来店したのをきっかけに、持ちきれず萌え逃避。完全に浮いた。

隣では、単独のAボーイが、萌えにカクテルを作ってもらっている。カシャカシャカシャ…その眼は、胸元に釘付け…。わざわざテーブルの脇でやると言うことはそう言う目的なのか…。いや、違うだろ!おいらたちもやるべきなのか。いやいや…。

とは言え、ぼんやりとしているのもどうかと思ったので、もともと萌え抜きでやる予定だったダーツを萌え入りでやることにした。この店流に言うと「レッスン」ってやつ。15分1,000円のコースを選択。つっても、2人は参加せず。しばらく順番を待つ。馴染まぬ空気の中、一人撃沈。そして、あだ名風の名前が呼ばれる中、堅気のおいらの苗字が呼ばれる。レッスン開始だ。

…しかし、どうしていいかわからず。キョドリつつ、言葉少なにカウントアップ開始。1戦目。おいら、217点…をを、ありえないよ。対する萌えは500点。ダブルスコアっすか。惨敗。戦友も200点台で惨敗。萌えの一人勝ちとなった。固まった空気のまま、2戦目に突入。出だしから萌えの点数が伸びない。これは、手を抜いているのか…。この戦いは、何とか500点近くまで点数を伸ばし、萌えに勝利。戦友も最後に追い込み、萌えを抜いて2位に入った。

…で、ここでタイムアップ。硬い表情のまま「ありがとうございました」で、ダーツ終了。そして、固まった空気のまま、退散。会計は5,000円オーバー。なにやってんだ、自分たち。いや、いいんだ。経験値は上昇した。もう行かない。ダーツは純粋にダーツで楽しもう。

そう思った夏の夜でした。でも、ある意味楽しかったな…(笑)。あの時の4人の浮きっぷりは、面白かったとわれながら思う。

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神保町の海蔵に行くと秋刀魚の姿造りが。あー、もうそんな季節なのね~。厚岸産。まだまだだいぶ北の方だけど…凄く新鮮で美味い。こんな新鮮な厚岸の秋刀魚が東京で食べられるとは!ありがたや、運送技術。はらわたをバターやなんかで和えた小鉢も滑らかで美味。この2点がセットで500円台とは…やっぱ、海蔵。そのほか、秋刀魚のなめろうも美味しく頂いた。そのうち塩焼きも出るんだろか。たのしみ。秋刀魚好きだからね~!

何気に、秋刀魚の姿造りのほかに、青魚盛りも頼んだのだ。こちらにも秋刀魚の姿造りは入っている。ほかは、鰹、縞鯵、キビナゴ。魚食べてりゃ、幸せだす。

海蔵で未だに悔やまれるのは、能登産ズワイガニ、生きているのをその場で丸ごと茹でて、一匹丸ごとで1,000円と言うやつ。外国産でも奇跡的な値段だろうに…。おなかいっぱいで食べられなかった。冬を待つしか。


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学生オケに入るとオーケストラ曲に興味が偏る。しかも、ロマン派。ただ、オーケストラを使う曲でもオペラや宗教曲には興味が行かない。それよか、室内楽のほうがまだ聴かれる。ってのが、おいらが学生オケにいたときの実感。

でもさぁ、声楽付きの曲でもいい曲多いんだからもったいないよね。と言うわけで、声楽付きオーケストラ曲入門におススメしたいのが、モーツァルトの戴冠式ミサ。ヴェルディのレクイエムやオルフのカルミナ・ブラーナは誰でも知っているメロディが出てくるけど、実は、長くて入門向けとはいえないような気がする。それに対して、戴冠式ミサはたったの25分程度。ロマン派の大抵の交響曲よりも短い。しかも、ミサ曲でありながらモーツァルトが疾走しまくる。静かな祈りっぽさよりも、モーツァルトの勢いを感じる作品なのだ。

さて、そんな戴冠式ミサの新譜をひとつご紹介。ケルテスが1961年にウィーン交響楽団を振って録音したもの。ケルテスと言えば、デッカだけど、これはオイロディスクに録音したもの。31歳のときの録音で夫人のエディット・ガブリーがソプラノとして参加している。ラヴラヴだ。

演奏は、若さ溢れる溌剌たるもの。そりゃ、31歳ですから。元気いっぱいなわけだ。そして、得意のモーツァルトと来たら失敗は許されない…だけど、録音が…。初期のステレオ録音とは言え、音が篭り過ぎているように感じる。これ、オイロディスク品質なのか、リマスタリングの問題なのか…。折角の好演だけにちょっと残念。でも、若くして亡くなった名指揮者の遺産としては貴重なものには違いない。ケルテスは他に戴冠式ミサを録音していなかったんじゃなかったっけな?

そんなわけでセカンド・チョイス向け。ファースト・チョイスならクーベリック&シカゴ交響楽団盤が吉。ルチア・ポップも参加のウハウハ盤。ただし、シカゴ交響楽団のショップでしか売られていないのが難。つか、おいらこの2種類しか、戴冠式ミサ持っていないのだ(汗)。おススメもへったくれもないじゃん(笑)。


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疲れて帰って、ようやく最寄駅。トコトコ歩いて、いつもの出口へ…と、エスカレーター改修工事中…はうぅぅ…。銀座線や丸ノ内線みたいな古い地下鉄なんかだと、浅いから良いんだけど、やや新しい地下鉄は結構深いからエスカレーターなしって結構きつかったりする。3階から4階分くらいは登らないといけない。予定外の労働にガックシ。がんばるしか。でも、がんばりたくない。って、こんなこと愚痴っているのは、年のせいか…。

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秋葉原で通り魔事件。色々論じられています。世の中が悪いとか、政治が悪いとか、会社が悪いとか、教育が悪いとか、ゲームが悪いとか、アニメが悪いとか、秋葉原が悪いとか。いつでもそうですが、結局、マスコミが「楽しいように」伝えているだけですので、結論は出ません。どれも違うような、こじつければ、どれも遠因になるようなそんなもんばかりです。9割9分9厘個人に起因することなのでしょうけれども。

何はともあれ、CDを買ったり、PCの部品を買ったり、オーディオ製品を見に行ったり…よく行く街のよく行く場所での惨劇。未だに信じられません。今はただ被害者の方々のご冥福をお祈りするばかりです。

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昔から思っていることなんだけどさ…「ドアが閉まりますのでご注意ください」とか、「出発します」とか、その手合いの電車内外でのアナウンス、あれ、タイミングあっていること珍しくって、殆ど意味をなしていないよなぁ。「ドア閉まります」と言っているときには、ほぼ閉まっていたり、「出発します」と言っているときに、まだホームに滑り込んできて、ドアも開いていない状況だったり。もう手遅れだよ!とか、このままドアも開かないで出発しちゃうのか?!と突っ込みたくなることも。センサーかなんか付けて自動的に音声が流れるようにできないのかな?

つか、そんな細かいこと気にしている人そうそういないか。でも、「電車が到着します」と言うのと同時に、電車が入ってきたときは、軽く身の危険を感じた。ボケーとしていたら、けっこうびっくりする。この時ばかりは、アナウンスと言う予告は、必須。アナウンス→電車が来るからにしての身構え!と言うのは、結構、無意識に身についた行動なのだ。まぁ、この場合ばっかりは、大抵、きちっとタイミングよくアナウンスしてくれるので、まず問題ない。

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うーん、買ってしまった。フルニエの無伴奏チェロ組曲、1972年東京ライブ盤。値下がりして、1枚1,050円、全曲買っても2,100円だしね。つか、2,750円が1,050円に値下がりって、なんなのだ。メーカーの在庫処分のせいか、主だったCDショップでは軒並み1,050円。これは廃盤の前兆。しかも、レーベルごとドロンする可能性も…。TDKだから豪快な消え方はしないだろうけど、なんだか不安だ。クラシックじゃ新参だし、数点リリースしているだけだから、安定的な供給はもとから期待はできないだろう。まぁ、あくまでも推測の域は出ないけど、買いどきなのは確か。

このCDはTDKオリジナル・コンサート・セレクションと言うシリーズからのもの。1970年代~80年代に掛けて、FM東京で放送された来日演奏家のライブ音源のCD化しているシリーズである。ライヴの放送音源とは言え、音質は優秀。しかも、このCDでは、フルニエの肉声が聞ける。無伴奏チェロ組曲のフルニエの簡単な解説と解釈である。多分放送用に収録されたものだろう。英語の解説の上に日本語の吹き替えが乗っかっている。その吹き替えが、何とも時代を感じさせるような感じで、面白い。

さて、肝心の中身だけれども、これがなかなか素晴らしい。先日買ってきた、アルヒーフのスタジオ録音盤に比べると、より柔らかい響きになっているようだ。録音年代の差は10年、アルヒーフ盤の方が古い。若さゆえの逞しさもあるのだろうか。TDK盤の方に老いての味わい深さはある。あとは、スタジオ録音とライヴ録音の違いは大きい(CDの帯には、フルニエはライヴ録音が少ないようなことが書かれていたが、近年、放送用音源のCD化など古いライヴ音源がだいぶ出てきたので、そう言う感は薄い)。やはり、どの演奏家のものでもそうだけれども、ライヴ演奏での緊迫感はスタジオ録音ではかなわない。観客を前にして、見せる演奏家の気迫を感じることができるのだ。ただ、演奏に瑕はできやすいので、完成度の高い演奏ならスタジオ盤を求めるべき。おいらは…ライヴ派。ここで聴くフルニエの演奏も、品位のある演奏の中に、熱を感じることができる。


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秋葉原…もっともよく行く街。今日も行った。主な目的はCD購入→石丸電気。あとはCD-R買ったり、電化製品を見たり、食事したり、人間観察したり。で、ふと思ったんだけど、秋葉原って若者の街なんだよなぁ。そう言う意味じゃ、渋谷や原宿と同じだ(笑)。いやいや、人種が違うって言うかもしれないけど、お洒落していっても、20代男性なら大抵併呑されてしまう。浮かない。案外、多様なタイプがいるのだ。あからさまに秋葉系の人って3割もいないんじゃないだろうか。(人間観察の結論)

さて、今日は…やっぱり石丸に。無伴奏チェロ組曲などを買おうと思って。持ってないんだよねぇ~、無伴奏チェロ組曲。定番どころでフルニエ狙い。つっても、フルニエ、全曲盤だけでも4種類ある。スタジオ録音で1960年代に録音されたアルヒーフ盤と1970年代に録音されたフィリップス盤、ライヴ録音で1959年にライヴ録音されたアコード盤と日本で1972年に録音されたTDK盤。フィリップス盤は国内盤しか出ていなくて高いし、アコード盤はモノラル録音。TDK盤は良さそうだけど…まぁ、手始めで無難なラインでアルヒーフ盤を購入。でも、買ってから思ったけど、一番廃盤になり難いCDだよなぁ。TDK盤なんか、もう投売り状態だから、早めに買った方がいいかも。

演奏はさすが。この人の演奏は温かみとか、柔らかさとかがとかく強調されがちで、評判だけ聞いているとなんだか、弱そうな印象になってしまうけど、実はけっこう力強い。名盤の誉れ高いドヴォルザークのチェロ協奏曲でも、セル&ベルリン・フィルを向こうに回して決して力負けしていない。それでこそ、カラヤン時代のベルリン・フィルだからそのアンサンブルの強靭さは大したものだけど、その中で、剛柔併せ持った至福の音色を朗々と奏でる。この無伴奏チェロ組曲でも同じで、温かみがありながら、芯の強いしっかりした演奏を聴かせてくれる。2時間を越える大曲を飽かず聴かせてくれた。やっぱり名盤。

それと…アンチェルの『わが祖国』(DVD)。1968年、プラハの春音楽祭のオープニングコンサート。あの
プラハの春事件の起こる直前の演奏。定盤で知られているスタジオ録音のスプラフォン盤とは、また、一味違う、時代を反映した緊迫感あふれる演奏。CDにもなっている演奏なんだけど、映像で見るのはまた違った意味で興味深い。クーベリックのチェコ復帰コンサートと共に、チェコの歴史的コンサートとしてもっと知られてもいいんじゃないかな。この演奏の後、アンチェルが単身アメリカ演奏旅行中にプラハの春事件が起こって、そのまま亡命。アンチェルは二度と祖国の土を踏むことはなかった。家族をアウシュビッツで失った悲劇の指揮者の最後の輝きを聴けるDVD。亡命後のトロント交響楽団とのモルダウはアンチェルの心情を思えば、あまりにも痛々しい。

まだまだ、買ってます!スラットキンのルロイ・アンダーソン作品集。NAXOSから。RCAに録音しまくっていたセントルイス交響楽団時代―は、過去の栄華。シャンドスでちょこっと録音したなぁと思ったら、あらまぁ、NAXOSデビュー。転落…とは、言い過ぎか。このたび買ったCDは、ルロイ・アンダーソン、管弦楽作品集第1集とのことなので、第2集以降あるのだろうか。NAXOSとしては、ルロイ・アンダーソンの作品集をリリースするに当たって、最高の演奏家を得たわけだ。スラットキンとしても、ルロイ・アンダーソンを大量に録音できるなら、変にメジャーレーベルよりいいのかも。演奏も軽妙で楽しい。ドライブなんかの供にいいんじゃないだろか。ちなみに、廉価盤レーベルのイメージの強いNAXOSだけど、遂に1枚1,000円を超えた。値崩れ激しいメジャーレーベルに比べるともう廉価盤レーベルとは言えなくなりつつある。

えっと、あとはクリヴィヌのモーツァルト、大ミサ曲、ケルテスのモーツァルト、戴冠式ミサ他、テンシュテット&ポップのドイツ・レクイエムを購入。また気が向いたときに感想など書きましょう。

ところで。ついでに『ぶらあぼ』貰ってきた。で、そこにプロムスのプログラムが。すごいっす。ケネディ&ハンドリーのエルガーのヴァイオリン協奏曲…って、これ、ケネディの名前を世界的に有名にした組み合わせじゃなかったっけ?あと、スラットキンのヴォーン・ウィリアムズ、交響曲第6番とか、ゲルギエフの『眠りの森の美女』(全曲)とか、ハイティンク&シカゴ交響楽団のマーラー、交響曲第6番とか、サラステのシベリウスとか、バレンボイムとか、ブーレーズとか、C.デイヴィスとか、A.デイヴィスとか、ビエロフラーヴェクとか、ガーディナーとか…毎日こんなんかよ!羨ましすぎる!LA FOLLE JOURNEE au JAPON…くらいしかないんよ、日本は。LFJはLFJで楽しいんだけどね。なんか、力負け。まぁ、プロムスみたいなの連れてきたらLFJ、低価格でできないだろうけど。

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