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ヴァイオリン教室の仲間から『伝説のヴァイオリニストたちの響き』と言うDVDを借りた。往年の名手たちの貴重な映像が次々と流れるドキュメンタリー調のDVDだ。メニューインとか、エルマンとか、ハイフェッツとか…すんごいビックネームが出てくる中でも、「やっぱこの人いいな!」と思ったのが、フランチェスカッティ。飛び抜けて音が綺麗で明るい。本人曰く、「太陽のように美しい音を出したい」とのことだが、まさにその通り。惚れ惚れとするくらいのびやかで、屈託のない明るい音色だ。ヴァイオリンの美しさを存分に引き出している。

この人の演奏を最初に聴いたのは、ワルター&コロンビア響とのベートーヴェンだった。ベートーヴェンでこの音色はありなのか?ってくらい、天衣無縫にオーケストラの中を駆け巡ってくれる。ベートーヴェンのイメージじゃないけど、すごく気持ちのいい演奏で、一気に好きなヴァイオリニストになってしまった。でも、その後、買ったCDは、ワルターのバックでフルニエと組んだブラームスの二重協奏曲ぐらいなもの。CBS音源で、バックが曲ごとに違ったり、国内盤で値段が高かったりで、手には取るものの購入を見送っていたのだ。

で、今回、このDVDを観て、「やっぱ買ってみよう!」と思い、数枚購入。メジャーどころで、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ブラームスの協奏曲を。結果的に言うとチャイコフスキーとブラームスは、やっぱもっとドラマティックな方がいいのかなと思った。バックが優れていることもあって、チャイコフスキーはミルシテイン、ブラームスはグリュミオーが個人的にお気に入りで、それは超えない。良かったのはメンデルスゾーン。すごく流暢に、のびのびと音楽を流している。この曲特有の「憂鬱さ」よりは、「美しさ」を実感できる演奏だ。セルのバックもメリハリがあってよい。この曲屈指の名盤かと。

それとニコニコ動画にアップされているチゴイネルワイゼン→
こちら。すごいっすよ。一見の価値あり。

と言うわけで、潜伏期間を経て、マイブーム中のフランチェスカッティ、HMVにCD数枚注文したので、また、明日か明後日に、別の音源が聴ける予定。楽しみ、楽しみ。

francescatti.jpg








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■ ばなな。

バナナ・ダイエット…ってのが、ブームらしい。朝、バナナだけ食べて、昼、夜は好きなだけ食べる。まぁ、なんだ、ここ数年のおいらの食生活じゃないか(汗)。時々他の果物に変わるけど。効果あんのかな?

ところで、おいらは農業経済系のとある学会に入っている(らしい)。んで、時折、学会誌とか、ニューズ・レターが届く。ちょっと前にも、ニューズ・レターが手元に届いた。その中の会員からの寄稿文に昨今の食品事情に言及しているものがあった。

曰く、「消費者は自分の食べ物のことを知らな過ぎた」、「あるいは、情報を与えられてこなかった」ゆえに政府やマスコミは「正しい情報を流すべきだ」とのこと。そして、「今回の惨事は、消費者にとっていい経験になるかもしれない」と仰っている。

このご意見、至極、ご尤もだ。なるほど、消費者は無知である。食べ物に限らず、家電からマイホームまで、消費者はとことん無知である。たとえば、テレビが映るメカニズムをちゃんと述べられる人がどれだけいるだろう?もちろんその知識は要るかどうかというと、まぁ、なくてもいいかなと思う。と言うか、そんなもんいちいち、勉強していたら大変だ。CDはどうして音が出るのか、アスファルトの下はどうなっているのか、きりがない。

要するに、ある程度は無知でもいいのだ。いいのだが、毎日食べる食べ物くらいは…よくよく知っておきたい。そう思った。で、バナナ・ダイエットはどうなのだ??

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ネットで情報氾濫の時代に、『音楽の友』を買った。最近は、音楽雑誌なんか見ないで、ネットでいろいろ見ているんだけど、情報は分散しまくっていて、結局は、情報に疎くなった。案外こういう、まとまった情報を提供してくれる雑誌と言うのは役に立つのかも。昔は、情報源は、『音楽の友』と『レコード藝術』だったわけで、こういう本で、情報収集しようという感覚は僅かに過去に戻った感じ。

さて、今回の特集は「世界の指揮界の地殻変動を追う」。最近、変動著しくって、どこの楽団にどの指揮者がいるのかわからない状況だったからな~。興味があってパラパラ…。「え、そうなの?」っての結構あり。世界的な「巨匠指揮者不足」が深刻化していたのは知っていたけど、どう動いているのかは知らなかった。

個人的に注目なのは、パーヴォ・ヤルヴィをゲットしたパリ管。若手に将来を託す楽団と巨匠にしがみつく楽団に真っ二つに分かれている現状で、前者の方向性で最優良株を抑えた形。ただし、既に3楽団掛け持ちで、パリ管を支えられるのか。同じフランスでは、フランス国立管にダニエレ・ガッティが就任。こちらも若手に将来を託した形だけど、ガッティって既に勢いを失っている印象。クリヴィヌがいるのに…と思うけど、ちょっとこの人は個性的過ぎるかな?

ロンドン・フィルのユロウスキとか、バーミンガム市響のネルソンズなんてのも、若手に任せた形。ロス・フィルとエーテボリ響はドゥダメル。勢いで、って感じ。ロス・フィルはドゥダメルを第2のメータに出来るか。

巨匠にこだわった中では、チェコ・フィルのインバルが印象的。この楽団、外国の大物をとっかえひっかえ連れてくるけど、ホント、長持ちしない。インバルも短いだろう。その中で、どんな仕事をしてくれるかは楽しみだけど。まぁ、最終的には、ビエロフラーヴェクにお願いして長期政権とって貰うのがベストかと。

あと興味深いのはシンフォニア・ヴァルソヴィアのミンコフスキ。この楽団、毎年、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに来ているからにして、今年は、ミンコフスキ登場しちゃうのか?とか、期待してしまう。いや、聴いたことないけど、ミンコフスキ。評判はいいよね~。

…ってなこと考えつつ、まだ、熟読中。結構読みごたえある。

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モバイルR25に興味深いアンケート結果を発見した→こちら(PC版はL25)。好きな音楽のジャンルで、女性の第3位にクラシックがランクイン。男性のほうは…6位。そうなの?ホントにそうなの?CDショップに行っても男性の姿の方が多いように思うけど。

答えは多分こうだ。ヲタは、男>女、一般聴衆は、女>男ってこと。だもんだから、クラヲタが、「クラシック聴くよ~!」と言う女の子にヴァントのブルックナーについて熱く語っても、きっとドン引きされるだけなのだ。いや、おいらは語るけどね。あ、いや、ブルックナーはあまり聴かない。おいらはロリコンじゃない(関係ないか…)。

ところで。このアンケート結果のコメント…「意外にも女性の3位に「クラシック」がランクイン! みんな安らかな音楽で心をリラックスさせてるのかも? 」…ってさ、前にも書いたかもしれないけど、安らかな音楽ってクラシック音楽をどんだけ極端に解釈しとるね!?そりゃ、確かにそういう曲も多い。だけど、凶暴な曲も相当あるし、興奮しすぎて、本気で演奏家が舞台でぶっ倒れることもある。指揮者が演奏中に変な雄叫びを上げていることもある。憂鬱な曲もたくさんあるし、精神病の作曲家もたくさんいる。陽気になるような曲もたくさんある。要は多様ってこと。いー加減、クラシック=穏やかな心休まる音楽と言う曲論はやめて欲しい…。

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のだめにマルレ管弦楽団と言うフランスのオーケストラが出てくる。創設者の名前を取って命名されたオーケストラだろう。昔は、素晴らしいオーケストラだったものの、今は、落ちぶれてしまったオーケストラ…という設定だ。このオーケストラを見てふと、頭に浮かんだのが、コンセール・コロンヌ(コロンヌ管弦楽団)。エドゥアール・コロンヌによって創設された楽団で、130年以上の歴史を誇る。20世紀初頭にはラヴェルやサン=サーンス等、フランスの大作曲家の名曲を初演するなど、栄光に満ちた歴史を重ねていた。しかし、今はあまり活躍を聞かない。どうなっているのだろう?

おいらがコンセール・コロンヌのCDを買ったのは実は、クラシック音楽を聴き始めて、間もないころのことだった。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ってのがいいらしい、と言うので、秋葉原の石丸電気に向かい、そこで見つけてしまったのが、メニューインのヴァイオリンで、バックがジョルジュ・エネスコ指揮コンセール・コロンヌのCDだった。当時、メニューインと言うビックネームは知っていたので、それだけで買った。カップリングは、ヴィエニャフスキの伝説曲とドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲(ただし、後者はパリ音楽院管弦楽団)。

ボケた白黒のジャケット写真を見れば、録音の古さは安易に想像つくが、そのころのおいらにはそんな推察能力はなかった。CDを買えば、鮮明な録音が聴けると思っていた。家に帰って、聴いてみてびっくりした。雑音だらけのモノラル録音。録音年を確認すると1938年―クラシック音楽は、そんな古い録音もCDにしてしまうのか、とびっくりした。

その後、演奏者を調べてみると、ジョルジュ・エネスコは20世紀前半に活躍したルーマニアの結構有名な作曲家であることが判明した。ドヴォルザークのバックを演奏しているのが、パリ音楽院管であることも間もなく判明した。しかし、最後まで判らなかったのがOrchestre des Concerts Colonneと表記されたオーケストラだった。オーケストラ名鑑の類を見ても一切載っていない。色んなCDを見て歩いたけど、なかなかこのオーケストラの演奏は見つからなかった。コンセール・コロンヌはそれだけマイナーなオーケストラになってしまっていた。

やがて、コンセール・コロンヌの存在を知り、Orchestre des Concerts Colonneがこのオーケストラであることに気がつく。そうか…このオーケストラは、現存するものの、もはや、過去の伝説のオーケストラなんだなぁ、って思ったけど、そりゃ、失礼だな(汗)。今の演奏、聴いたことないし。

そして、今日、そう言えば、とHMVでこのオーケストラの録音を検索してみた。…少な。しかし、意外なものを発見→
コロンヌ指揮コロンヌ管弦楽団の録音。って、コロンヌが亡くなったのは、1910年…なんと、録音年は1906年。コロンヌ管弦楽団全盛期の録音だ。ニキシュの『運命』が1913年。どこかでこれが一流の指揮者の最初の録音だと読んだ記憶があるが…あるじゃん!これ、聴いてみたい!時代を感じさせる音楽が出てくるんだろうなぁ~!100年前のフランスの音楽、ラヴェルとか、ドビュッシーとか、サン=サーンスとか…彼らが生きていた時代の音楽。今度買ってみよう。

そして、今後、コンセール・コロンヌがどうやって、楽壇の桧舞台に帰ってくるか、楽しみにしたい。

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ローマ教皇ベネディクト16世、80歳のバースデー・コンサートのライブDVDを購入。ドゥダメル指揮シュトゥットガルト放送交響楽団にヒラリー・ハーンがソリストとして加わる。去年の4月の映像だ。当たり前だけど…若い。ドゥダメルが26歳で、ハーンが27歳。まさか、こうも早く自分とまったく同年代のコンビの音楽ソフトを買うことになるとは…。観客は、80歳になったベネディクト16世を中心に演奏家の祖父母世代ばかり。ぱっと見、若くても、せいぜい親世代。オーケストラも、まぁ、ドイツの一流楽団だからにして、決して若くない。主役ばかり若い。この環境で、お二方とも堂々たるもの。才能ゆえの自信なんだろな。

演奏は、いろんな意味でピチピチ。ハーンの演奏は、繊細かつ、緻密。ヴァイオリンが武器に見えてくるオイストラフとは正反対だ。オイストラフの演奏姿は、弓が日本刀に見えてくる。危険。対して、ハーンのヴァイオリンは、ヴァイオリンそのもの。細やかさと清廉さを併せ持った響きが素敵だ。こういうモーツァルトも良いな…と言うか、モーツァルトの曲はどれも青年が書いたものなのだから、こういう若い人たちの演奏こそ、正統なのかもしれない。『新世界』もしびれる演奏。ドゥダメルの指揮はローマ教皇の80歳の誕生日にまったくそぐわない、破竹の勢いを感じさせるもの。疾風怒濤。ここ最近、欧米の超一流楽団を振りまくっている彼に、いまや怖いものはないのか。クソ度胸もあるんだろう。無敵なり、ベネズエラ・ハングリー精神。

最後にひとつだけ。ドゥダメルって、映像を見ると映画『アマデウス』のモーツァルト役の人に似ている気がする。写真じゃ全然思わなかったんだけどなぁ。あのラトル張りのフサフサ髪の毛をそのまま利用して、『アマデウス』をリメイクしてみよう!…とか、ないね。


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リクルートのアンケート「おいしい食べ物が多い県」で高知県が一番になったそうだ(→記事)。記事によれば、否定的な意見が多いとか…(つか、情報源が…まともなニュースサイトではないね)。おいらとしては、高知1番は違和感全然ない。確かに美味い。1番かどうかは知らないけど、意外と美味い。期待しないで行ったら、美味かった…と言うギャップもあるのかもしれない。カツオのタタキだって、普通じゃない。たぶん、想像していたものとはちょっと違うものが出てくる。あれはちょっと衝撃的だ。あとは四万十の天然ウナギとか、天然アユとか、のりとかを、あの四万十の清流を見せられてから食べたら、感無量。ほかにも海の幸は豊富。

ちなみに、2位以下は以下の通り。

2位 北海道
3位 石川県
4位 香川県
5位 沖縄県
6位 秋田県
7位 山形県
8位 鹿児島県
9位 宮城県、三重県、長崎県

おいらも旅行や野暮用で地方に行ったら、おいしいもの食べたい方だけど、この結果、結構、なるほどな、って思う。個人的には、高知、石川、山形、秋田、北海道でベスト5。文句言うなら、明らかにうどんだけで4位になっている香川じゃない?オリーブオイルとか、素麺とかあるけど…四国の中では圧倒的に「おいしさ」で印象の薄い県だった。

まぁ、掲示板の好き勝手な意見より、1万人の調査の方が、そりゃ、あてになるよね。高知に行って、ちゃんと美味しいところまわれば、違和感ないはず。四国一周の旅をしたときも、計画段階で「食費は、高知に注ぎ込もう」って思ったくらい。

そして、記事の最後にジャーナリストのコメント…「味覚は人それぞれ」、「結局、東京が一番」。って、それ言っちゃおしまいでしょ?(笑)そんなん、みんな、この記事のタイトル見た瞬間から思っていることで、「まぁ、それはなしとして…」読んでいるわけだから。残念な、オチ。

ところで…食い倒れの大阪はどこ行った?個人的には、論外だけど…。

って、あれ?これ、去年の記事だ。今年は…高知2位。0.1ポイント差で1位は香川…改めて、香川行くべきか??ないない(笑)。うどんなら讃岐より稲庭のほうが好きなのじゃ。

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うほほほほほ…はじめて、ダーツでハットトリックを達成したんである。もうね、ブルブルブル!(寒!)ダブル・ブルは結構あったんだけど、最後の1本がいつも穴1個違いで入らなかったり、力が入って、とんでもない方向に行ったり…と、なかなかうまくいかなかったのだが、ついに!である。ビバ!自分。

話し変わって…PCのこと。5年位前から、殆どいじってなくって、その上、荒い使い方をしているので、そろそろやばいのだ。何がって…まぁ、いろいろ。どうにかしなくちゃいけないとは思っていても財政事情が芳しくないし、めんどくさいし、ってんで、問題先送りしまくっている。データー吹っ飛ぶ前に、手を入れねば。折角なので、CPUとマザボとメモリを総取り返してOSをVistaにしようと思っている。予算は3万くらい。今は、Intelが良いらしいけど、今回もAMDで行く予定。今のも前のもノートも全部、AMD。だからってわけじゃないんだけどね。

とか何とか、考えていたらふと思い出した。ハイティンク&シカゴ響の来日公演。そろそろ発売じゃないか。S席¥40,000也。PC改造している場合じゃないんじゃないか?あ、それとドゥダメル&シモン・ボリバル・ユース・オーケストラも来るんだよね。これ、のだめファンの間で評判になっているかどうかわからないけど、ドンピシャで、まんまリアル千秋&R☆Sオーケストラなのだ。このリアルな千秋こと、ドゥダメルは早々にウィーン・フィルにデビューし、更には、ロス・フィル音楽監督の座までゲットしてしまった。見に行くしか。しかも、ソリストにアルゲリッチ…って、どんだけ、話題を掻っ攫いたいのだ。欲張りすぎ。もう、行くしか。歴史を目撃せよ~!!

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変な天気。雨がなけりゃ、割と過ごし良い。富士山に初冠雪もあったことだし、このまま秋深まってくれれば吉…なんて甘いっぽくて、また暑くなるんだそうだ。やだねぇ。もう、山にも行っちゃったし、旅行にも行っちゃったし、個人的な事情を言えば、夏は再来しなくていいんである。まだまだ夏になれば出掛けたい気持ちはあるけど。財政難なもんで。

さて、そんな風で、天候も悪い、財政状態も悪化…の今日、なぜか、CDの買出しに石丸&タワーレコード渋谷へ。最近、CD全然買っていなかったので、欲しいものは結構あるのだ。事前にHMVオンラインで調べたし!けど、いざ店に行くと違うものを見てしまったりして、結局、欲しいものはそれほど買っていなかったりする。ネットとショップじゃ、なぜか目に付くものが違うんだよね。結局、お勧め商品に振り回されているってことか。あ、あとタワーレコードはオリジナル商品が多いから面白い。

結局、6枚ほど購入。その中で、帰ってきて真っ先に再生したソフトがグルダ&セル、ウィーン・フィルの『皇帝』。ベタ過ぎるほどの組み合わせ。巨匠×巨匠+ウィーン・フィル。メジャーレーベル向けだが、ANDANTEからリリースされている放送音源。なんと、CDと同じプログラムのDVD付きで今なら1,000円台半ば(ただし、DVDはPAL方式。PCで楽しもう)。演奏はそりゃもう、超優秀で映像もモノクロ、モノラルながら良好。十分鑑賞に堪えうるレベル。ただ…『皇帝』っておいら、あんまり好きな曲じゃないんだよね…。なんか、大味な印象。ま、この演奏もそうだけど、好き嫌いを超越する演奏ってあるから、買ってしまうわけだ。

あと、ベトベンの第9もゲット。テンシュテット&LPOの1992年ライブ。歌手陣にルチア・ポップ、アン・マレイ、アンソニー・ロルフ・ジョンソン、ルネ・パーペを要した豪華盤。ポップ最晩年の録音と言うことになる。ポップ&テンシュテットと言えば、スタジオ録音はさして多くはないが、このところ出てくるライブ音源では、割とよく見るコンビだ。ファンとしてはうれしい限り。演奏も凄い。白熱してて、且つ、重量級。テンシュテットの演奏っていっつも力の限り演奏しているのが判る。余力は残さない、妥協はしない。そういうことがひしひしと感じられる。だから、人の心を打つんだろうなぁ。

ほかは、今評判のスラットキンのルロイ・アンダーソン管弦楽作品集第3集とか、パイネマン&マーク、チェコ・フィルのドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲とか…。あとプレートルのシベリウスなんてものも買った。フランス音楽のスペシャリストがねぇ。でも、こういうのって意外と良いんだよね。視点が独特と言うか、個性的になりやすい。

…って、わけで散財。10,000円も使っていないけど、2軒回れば、そんな気分。久々の渋谷も疲れた…。

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先週、雲の平に行ってきた。夜行急行能登で富山まで行って、そこからバス2時間+徒歩10時間。日本最後の秘境と言われている場所だ。標高3,000m近い黒部減流域の山々と黒部川に囲まれた標高2,500mの台地は、完全に下界とは絶たれた異空間。見える人造物は、雲の平の山小屋と時折往来するヘリコプターのみ。花の頃は過ぎていたが、所々に咲き残る高山植物とハイマツの緑が楽園を演出してくれていた。

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余裕のある旅程を組み、途中一泊でこの雲の平に入り、一日散策を楽しんだ。その後、無い経済力にものを言わせ、雲の平小屋で、うどんだのおでんだのを注文して、ここ数年来の登山の相棒と昼間から小宴会。日没前に就寝。夜目覚めて、小屋の外に出ると想像通り、満点の星空。ぼんやりと影を浮かべる黒部の山々を眺めつつ、流れ星を目で追う。至福。別世界にいる感じ。

雲の平を満喫した翌日は、水晶岳へと向かう。北アルプスのど真ん中にあるこの山は、功を急く中高年の100名山ハンター泣かせの一座。とにかく、遠い。コースタイムで最短でも片道13時間くらい。100名山ハンターにはうざい山だが、景色は抜群。黒部の山々は当然として、槍穂連峰、立山連峰、後立山連峰と言った北アルプスの名峰が一望のもとに見渡せる。雲の平と合わせて楽しめば、最高の山だ。

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水晶岳のあとは黒部川源流へ。岩苔乗越直下の雪渓に沿って下っていくと、やがて雪が溶け出して、雪渓の下から清流がチョロチョロと出てくる。さらに下っていくと、右や左から別の雪渓の雪解け水がチョロチョロと流れ出してきて、合流する。するとだんだんと流れが大きくなっていき…幅3mほどの小川となる。これが黒部川の源流。ここに大河が始まる。川のはじまり―と言うものを、目の当たりにした。

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源流から登り返して、三俣山荘経由で双六小屋へ。ここは3度目くらい。懐かしい風景。鷲羽岳を眺めつつダラダラ。星を見るまもなくこの日も爆睡。翌日、朝陽を眺めて下山。途中、飛騨谷をはさんで槍穂連峰の眺望を楽しむ。槍ヶ岳を静かな水面に写す鏡池はいつ見ても美しい。

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昼前新穂高温泉に下山。あまりの観光客の多さにびっくり。新穂高のロープウェイがこれほど大人気だとは。おいらたちは平湯温泉へ直行。温泉を楽しんだ後は久し振りのまともな食事。平湯は上高地だの、乗鞍だのと観光地への往来が激しい。おいらたちは…もう帰りたくてしょうがない。魚食べたい!と呻きつつ新宿行きのバスへ。帰宅。

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