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そう言えば、LFJ、ミサ曲ロ短調の公演で隣に座ったオッサンうざかったなぁ~。

隣に来て、座った瞬間からうざったい孤高のKYオーラ発していたんだけど、まず、びっくりしたのが、前の中高年の女性グループに対する態度。開演直前、徐々に静まり始めた頃に、女性の一人がのど飴をグループの人たちに回し出した。ガサゴソガサゴソ…封を開ける音…確かにこれ、すんごく迷惑なんだ。中途半端に耳障りで。でも、まぁ、開演前だし、イラッとしつつ演奏者の登場を待っていたら…

「早く下に下ろせよ!!」

…って吼えた。しかとされたけど、大人とは思えない対応だ。それに、ミサ曲ロ短調を聴く前にどんだけ精神状態不安定になっているのだ…。

その後は、どこかでコホッ、とか、ゴソッと音がするたびに、そっちの方をいちいち睨む。もう、ウザクテ、ウザクテ…集中して聴けと。視界にうざったい動きがチラチラしてこっちが集中して聴けない。

で、他人に厳しいから、自分はどうなのかと言うと…あのね、おいら、はじめてみたよ…

演奏会鑑賞中に指揮しちゃう人!!

一瞬だったけど、笑わしてもらった。もう、怒る気もしない…。見ちゃったけどね、思いっきり。「何ごと!!??」って思って、反射的に…。

そして、第1部が終了する直前、前の女性グループの一人が、少し咳き込んだ。もちろん、彼は思い切り睨んで、終了と同時にその女性が、我慢していたものを吐き出すように咳き込んだら…

チョップが空を切った…。

流石にあたるようなことはしなかったけど、間違いなく、一番迷惑な観客は彼だった。やだなぁ、これがクラヲタの典型とか思われたら。

後半は、眼を閉じて聴いた。おいらは、集中するためによく眼を閉じてコンサートを聴くが、この場合、彼が視野に入らないためだ、もちろん…。なのに、なのに!!なんかゴソゴソ動いているんだ…。う、うるさい…。最後まで…やってくれた。拍手ヘンなテンポでやったらうるさいし…。

LFJって、初心者でも気軽に楽しめる音楽祭…ってことになっている。だから、多少のマナー違反は「知りませんでした」で許せる。普通の演奏会でも咳は出るときは出ちゃうし、しょうがない部分もある。はっきり言って、咳の出やすい環境だし、そう言う年齢層の方も多い。数多くの人が集まる演奏会では多少の雑音はしょうがないんである。

でも、こういう、輩は許しがたい。自分だけが、楽しめればいい、他人に徹底的に厳しくて、自分に徹底的に甘い、マナーの全くなっていない輩。いや、マナー以前の人間性の問題かな?今後はこういう人間の隣にならないよう、祈るばかりだ。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2010のお題が発表された。ショパン…だって。こんな作曲したジャンルに偏りのある作曲家で何とかなるんだろうか?「その仲間たち」でお茶を濁すのだろうか。ベートーヴェン、モーツァルト、バッハ…で、ショパン?一人でこんな大規模イベント支えられる作曲家なんだろうか。

おいらの予想はブラームスだった。ベートーヴェン、モーツァルト、バッハの後をまともに受けられるのは、ブラームスくらいしか考えられない。それがショパンだぁ~。記者発表によれば、「リスト、メンデルスゾーン、アルカン、ショパンに影響を与えたモシェレス、フィールド、パガニーニ、またロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティらベルカントの作曲家も登場」とのことなので、他の作曲家にだいぶ助けてもらうしかないだろうなぁ。にしても、ベルカントまで範疇にしてしまうなんて…。

コルボ御大は…この中では、メンデルスゾーンの宗教曲くらいしか出番はない。そこに大いに期待。今年、バッハの大作を2つ演奏したことで、翌年のメンデルスゾーンの宗教曲に強力に結びつけることが出来るのだなぁ。『エリア』とか、『聖パウロ』を聴きたい!と、ポジティブに考えてみるも、来年は来日しないんじゃないかと言う不安が大部分を占める。今までの中でもっともコルボ師匠の出番のないお題なもんだで。これまでのLFJで人気を博した他の演奏家もなかなか出番がなさそう。

開催、2日間くらいで良いんじゃないか?(←昨日と真逆のことを言っていたりする)それとも、この不況下、ピアノ独奏曲ずらりと並べれば、出演者が少なくて済んで、安上がりで出来るとか?そんな穿った考えもちらほら頭を過ぎる。

余程目を惹くようなピアニストが来ない限り、あまり魅力的ではない。良い意味で期待を裏切ってくれるプログラムの発表をお願いしたいところだ。

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2009年5月5日、東京国際フォーラムAホール-23時。5,000人を収容するこの“巨大すぎる”会場でミシェル・コルボは、清澄にして厳粛な響きを残して、マタイ受難曲を締めくくった。真夜中にもかかわらず、観客は熱狂的に喝采を贈り、彼の偉大なる芸術を讃えた。

こうしてラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009は幕を閉じた。昨年、5日間開催されたこの音楽の祭典は、今年はたったの3日だけの開催となった。なぜ、そうなったのかは判らない。経済状況によるものなのだろうか。だとしたら、それは大変悲しいことだ。

以前紹介したスラットキンのインタビューを再掲載しよう。

「辛いときに人は音楽を必要とする。だから僕たちは演奏を続けなければならない。クライスラーが1万人を解雇すると発表したときも、すぐに無料コンサートを開いたんだ。それが彼らを救うとは言わない。でも、元気付けることはできた。みんな笑顔になってくれたよ」

そう。一見、音楽は無力だ。だけど、人々は音楽を聴いて、元気になれる。力が湧いてくる。そう言うこともある。閉塞的な社会だからって、どんどん閉塞していくんじゃ駄目なんだ。そう言うときに音楽があるのだから。

さて、色々あるにはあるけれど…今日は『マタイ受難曲』だけじゃなくて、『四季』も聴いた。ビオンディ&エウローパ・ガランテの演奏。全く響かないB7ホールと言う悪条件の中、素晴らしい演奏を聴かせてくれた。あの無駄に優雅にならない歌いまわし、自由自在でエキサイティングな音楽運び―CDで聴いた、あの異色の『四季』そのもの。それまで『四季』にまとわり付いていたイメージを払拭させる、衝撃的な演奏が目の前で展開されている。しかも、3,000円。

やっぱ、LFJはいい!来年は、是非、5日間開催で…!!

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冷静に考えよう。

今日はラ・フォル・ジュルネで午前中、ビオンディ&エウローパ・ガランテのヴィヴァルディ、夕方からコルボ&ローザンヌのロ短調ミサを聴いた。

うん…だから?と言う感覚なんだよね。おかしいでしょ?贅沢すぎるでしょ、こんなん。どんだけ、スペシャルなんだと。なのに、普通に享受しちゃっている。罰当たりなやつだ→おいら。毎年のことなので、とは言え、感謝すべし。そんなことを演奏会を終えて思った。

で、ビオンディを聴いて、思ったこと、やっぱ、ヴィヴァルディ好きだ!ってこと。コルボを聴いて、感じたこと、音楽には偉大な力があると言うこと。ホールいっぱいに広がった一瞬で消えていく、刹那の美しさ。音楽の儚さと人の心に深く刻み込まれる恒久の感動。音楽って素晴らしい。

明日は一休みで、明後日、再び、ビオンディのヴィヴァルディとコルボ&ローザンヌのマタイ受難曲。

さて、公演の合間に大量の時間が出来たので、上野の国立博物館で阿修羅と対面してきた。この仏像、ホント、凄い。いわゆる、美少年なんだけど、眉間に仄かに漂う憂いが絶妙な味を出している。グッと人を惹きつけて止まない表情だ。八頭身の華奢な身体にこの表情…戦闘的なイメージのある阿修羅だけど、何だろう、この静寂は。美しいとか、神々しいとか、超越した空気を醸し出す。こういう像は宗教、国境を越えて、人々の心を打つのではないだろうか。

…と言うわけで。やったらと充実した日だった。満足。

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クラヲタなら観なくては!!つーか、話題になってないのかな?↓

2009年5月3日(日)午後3:00~午後4:45
ETV50クラシック・アーカイブ~和洋名演名舞台~
-第2部 世紀の名演奏-

クライバーのベートーヴェンの交響曲第7番やるよぉ~?来日公演だよぉ~?多分、初出だよぉ~?録画して永久保存版にしたい。それとも、コンセルトへボウのDVDが出ているから要らないや!って向きもあるかもだけど。

さてさて。本日は、ほんのりうららかな春の陽気に誘われて、チャリンコでチャリチャリと秋葉原&御茶ノ水に行って来た。30分ほどのサイクリングだけど、なかなか良いもんだ。ま、ま、帰ってきたら、排気ガスにまみれた感じがして、ベターッと若干気持ち悪い感じがするけど。

本日の目的は…いやいや、目的なんかなかった。なんとなーく、石丸のぞいてまかり間違ってCD買っちゃって、Dynamic Audio見て、Disc&Audio Union見て、「SACDプレイヤー欲しい!!」って心の中で叫んで帰ってきた。色々理由はあると思うけど、SACDって規格はそれほど長持ちしないような気がする。プレイヤーも下位機種から徐々に撤退してきているような気が…早く買わねば。

んで、それはともかくとして、今日の収穫から一枚…っと。

モーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ベートーヴェン:交響曲第2番
 シューリヒト指揮ウィーン・フィル(2番のみモノラル)

衝動買いの逸品。店内で流れていて良いかなと思って買ったもの。シューリヒトのステレオ音源、しかもモーツァルトと言うことで、買いかなと思った次第。「中身で勝負だぜ!!」とばかりのやる気のないジャケットデザイン…普通なら買わないな…。

なんでも、LPからの復刻だと言うことなのだけれども…音質は、こもった様な感じがする。LPからの復刻だからだろうか。まんまLPの音を聴いているような感じもする。暖かな音色と言えばそうだけれども克明な録音とは言いがたい。ベートーヴェンは、モノラルながら聴きやすい。ステレオの後にモノラル聴かされるので、ちょいと不利な感じはするけど。

演奏は、サクサクと進んでいく。コッテリ度0%。透明な生命感というか。なるほど、モーツァルトの評価が高かったのは理解できる。ウィーン・フィルと言う最高の相方も素晴らしい。

さて!明日から熱狂の日、本番だ!!


schuricht-mozart.jpg






 

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のけぞった…。

正直、おいらは、クラヲタの合併症であるオーディオマニアの重症度は相当低い。だけど、良い音では聴きたい。で、買ってみたのだ、LINNのSACD。

実は、恥ずかしながら、LINNがレーベル持っていることを全く知らなかった。そんで、知ったら、おののいて、欲しくなった。だって、LINNだよ?英国王室御用達の高級オーディオメーカーだよ?CDプレイヤー、100万オーバーが普通のメーカーだよ?プライドってもんがあるだろ、プライドってのが。EMIだの、ソニーだのと変わんないもの作ったって、プライド、ズダズダって世界だ。もちろん、録音機材は、本気モードのLINNのものばかり。おそれおののけ。

とか、オーバーすぎる多大な期待を掛けて、GWの自宅警備・情報収集の供に買ったのだ。SACDプレイヤー持ってないのにさ(汗)。だから、ハイブリッドとは言え、スタンダードステレオしか聴けない。偉そうなこといえない。

そんな状況で、聴いてみて…のけぞった。さすがLINN。スタンダードステレオで、素人が聴いてもこれは、判る。LINNの面目躍如。克明な音色。臨場感があって、凄くクリアな音だ…。音の輪郭がはっきりとしていてよどみがない。素晴らしい。もう、今後はみんなLINNでレコーディングすればいいのに。

あ、今聴いて、感想書いているのは、以下のソフト。

モーツァルト:交響曲第38番~41番
 マッケラス指揮スコットランド室内管弦楽団

マッケラスのモーツァルトはプラハ室内管との旧盤も名演だけど、新盤はさらに良い。軽い疾走感がさりげなく気持ち良い。旧盤同様、小編成のモダン楽器のピリオド奏法だが、チェンバロは消えた。40番の終楽章とか、もはや、肉体的に気持ちがイイ。しばらくは、モーツァルトの交響曲を聴くときは、このCD聴いてしまいそうだ。

あー、はやく、はやく、SACDプレイヤー買わないとなぁ。出来れば、LINNで。中古で安いのでないかなぁ。現行の型だと、一番安いのが、80万円台であったな。はい、無理。別にLINNじゃなくてもいいけどね。無理だし。どうせ、無理だし(涙)。

linn.jpg






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まずはこれを(↓)。のだめを観たことのある人なら、R☆Sオーケストラのパフォーマンスを思い出すだろうけど、若気の至りっぷりは、遥かにこの映像の方が上だ。現実は漫画より奇なり。たまにケネディが暴走するとこんなこともするけど…(笑)。



この楽団、このブログでも書いたことがあるかもだけど、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ…リアル、R☆Sオーケストラと言われているベネズエラのユース・オーケストラである。指揮者のグスタボ・ドゥダメルは未だ20代にして、ウィーン・フィルにデビュー、来期からはロスアンゼルス・フィルの常任指揮者に就任する。

それにしても、なぜ、ベネズエラ…と言うと、彼らの中には、実は、ストリート・チルドレンや幼い頃から麻薬の密売、強盗犯などとんでもない経歴の持ち主が多い。シモン・ボリバル・ユース・オーケストラと言うのはベネズエラによる非行矯正プログラムの一環の成果なのだ。だから、一見、R☆Sオーケストラに似ているように見えて全くの別ものだったりする。親が犯罪者だったり、極度の貧困だったりと、犯罪でもしない限り生きていけない境遇から這い上がってきた彼らの存在は、クラシック=ハイソ(死語か…?)と言う固定観念に雁字搦めにされた日本の漫画の世界を遥かに超越したものであると言って過言でない。

だから…面白い。だから、勢いがある。だから、幸せになれる。

考えてみれば、今まで音楽史を作ってきた偉人たちは、決してハイソな世界の出身者ばかりではなかった。なのに、今は、小さい頃から膨大な資金を注ぎ込み、英才教育を施し、音大に入学し、留学をしない限り、音楽家としての成功はない…と言うのが常識になってしまっている。

シモン・ボリバル・ユース・オーケストラは今の常識をひっくり返す、いや、本来あるべき音楽家の姿を見せているのかもしれない。だって、彼ら、とてもとても楽しそう。音楽を奏でる楽しみに満ち溢れている。音楽は音学じゃない、ってね。

…で、さて。もう一言。上の映像は、来日公演の模様なんだけど、日本の観客ノリ悪すぎだ。かしこまって聴くもんじゃないだろ~。つうわけで、お手本、と言うか、理想像として、プロムスの演奏の模様も紹介しておこう。さすが、プロムスだ。



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失恋、ドラッグ、妄想…と言う3つのキーワードを与えられれば、クラヲタはベルリオーズを思い起こす。そうそう、幻想交響曲がそれ。

若き芸術家が、或る日、ある劇場で女優に一目ぼれする。ストーカーのように必死にアピールするが、受け入れてもらえず、やけになってアヘンに手を出す。らりった脳味噌の中で、豊かな想像を膨らませていく…その想像の内容が幻想交響曲に表現されている。若き芸術家って言うのが、本人のことなんだけど、実際、ベルリオーズはアヘンを吸いながら作曲していたとか…そんな噂もある。もう、妄想交響曲とか、幻覚交響曲とかいった方がいいようなものなのだ。しかし、それでもフランスを代表する交響曲だったりしちゃうわけで、芸術ってなんだかな。

さてさて、この交響曲、おいらは好きな曲ではないのだが、ヤンソンス&ベルリン・フィルの爆安DVDがリリースされたので買ってみた。ランチ1回分なので…。

で、これがとんでもなく素晴らしい内容だった。パワーも凄いけど、それでいてガツガツしないのが、ヤンソンスらしいところ。騒がしくない。熱い音塊の大洪水。オーケストラの配置も一工夫ある。客席の最前列の前に向かい合いで、ドカッ!とハープを配置。オーボエを客席後部のバルコニーに配し、イスタンブールの聖イレーネ聖堂の内部にめ一杯に音楽を響かせている。

また、映像的にも、建築物の美しさをありったけに見せ付けさせてくれるもの。機能的に音響の良いホールもいいけど、こういう美しい建築物の中で素晴らしい音楽に浸れたら最高なんだろうな~、と思う。

演奏、録音、映像、どれをとっても隙のない素晴らしいソフト。幻想交響曲、ちょっと好きになれたかも。これがこの値段で…!!たぶん限定盤だと思うので、お早めにご購入を!!

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ブログって良い。「ブログ書かなきゃ!!」みたいに追い詰められると病んじゃっているけど、おいらは気が向いたときにドドッと書いたり、気が向かなかったら書かなかったりと、ずいぶん好い加減、かつ、不誠実だ。でも、日々、ブログに書くようなことがないか、探している。面白いことを探している。もちろん、その面白いことは100%おいらの主観なんだけど、そうしていると、淡々としているように見える日常にも面白いことがたくさんあるような気がしてくる。ブログをやってなかったら気付かなかったような、些細な「面白いこと」にもたくさん出会える。結局、それをブログに書いているかどうかは、また、別の話だけど。

さて、本日は…えっと…本日も、実に何もない平日だったわけだが、久しぶりに、ドヴォルザークの交響曲第2番なんてものを聴いてみている。ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送交響楽団の演奏によるものだ。AUDIOPHILEと言う怪しげなレーベルから出ていたもの。昔、軽いマイノリティ好きで買ったもの。まぁ、なんだ、今となっちゃあ、メジャーな作曲家の交響曲なんて、どんな番号が若くたって、さほどマイナーとは言えないのだ、と悟った振りをしてみたりしているわけだけど。

で、この演奏。気弱なところの全くないドヴォルザーク。この曲、メロディ・メーカーらしく美しかったり、楽しかったりするメロディが溢れかえっちゃっていて、収拾が付かなくなっているんだけど、それを臆面もなく、何の迷いもなく、堂々とパワフルに歌いきってしまう。アメリカで望郷の念に駆られてメソメソしているドヴォルザークはそこにはいない。大地の咆哮、ロシアン、ドヴォルザーク。勘違い演奏かもしれないけど、良いんじゃない?別に。全部、型枠どおりの演奏だったら、音楽なんて面白くないわけで。たまにはこんな演奏も聴かなくちゃぁなぁ、と思う。


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昨日は、久しぶりにプロ野球の試合観戦に行った。5年ほど前に、東京ドームの巨人-中日戦を観に行って以来、2度目。このときは、電光掲示板のHをホームランと勘違いした同行者と4回で飽きてしまって、退出。

今回は…夢のゴールデンカード、超プラチナチケット、神宮でのヤクルト-広島戦、3塁側の内野席ムーン・シートなのだ(汗)。小さい頃、ヤクルトの野球帽を被っていたことを思い出しつつ、ヤクルト・ファン気取りで席に着く。小雨、座席ビッショリ…涙。お客さんは、2割も入っていないだろうか…。通常の在京オーケストラの定期演奏会も真っ青な感じだ。

傘を差しつつ、観戦。力の抜けそうな東京音頭に1塁側外野席で、フワフワと傘が揺れる。応援かよ…、これ。力抜けるぞ。しかも、ホーム・ゲームなのに広島ファンの方が多い&力強い。

しかし!!席についてすぐに、力強い音楽が流れ出した。O Fortuna!!これ、有名な「効果音」だと思っている人いるんじゃないかな?音楽だぞ~!!

おお!!運命の女神よ!!
貴女は月の如く満ちたり欠けたり、常に定まらない。
人生も同じこと、確かなものは何もなく、
運命に弄ばれ貧乏も権力も氷のように無に帰する。
恐るべき空虚な運命よ、おまえは車輪の如く回ってゆく。
信頼能わず、隠れたら現れ、
健康と徳を授けたらすぐに欲情と背反をよこす。
我らは常に憂悶しながら、たえず恐れおののく。
さあ、運を掴んだ者も投げ落とされた者も、
私と共に運命に泣こう!!

『カルミナ・ブラーナ』なのだ。クラヲタ萌え萌えじゃねぇか。思わず、叫びそうになったぞ。ね、ね、誰の演奏だろ?と言う、おいらの思いとは別に、青木選手登場。WBCで活躍した、このゴールドカードでも随一のスーパースターなのだ。ちょっと好きになったぞ、青木選手。

で、ここで、タイムリーヒット。会場が悲鳴に包まれる。ホームなのに。

途中ピッチャー交代、ギャオス内藤のインタビューと色々、あったんだけど、いちいち歓声が上がらない。でも、広島ファンは燃えていて、広島の選手がホームランを打ったときは大歓声だった。うん。

広島ファンは燃えていても、小雨で寒かった。買ってきたピルクルもなかなか減らなかった。ヤクルト戦なのにピルクル…われながらKYだぜ。ヤクルトって高価なのだよ、青木君。ピルクルで我慢してくれ。

と言うわけで、なんだかんだ、9回まで観戦。ガッカリの広島ファンと共に会場を去った。WBCのトロフィーも見ることが出来たし、ヒットとかホームランも結構出たし、なかなか、ご満悦な野球観戦だった…んじゃないかな?

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