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時々、と言うか、しょっちゅう、おいらは旅に出たくなる。スナフキンは憧憬の的。スナフキンのギターをバイオリンに替えて、あれやこれやと旅に出たい。

と、いうわけで、この↓CDのタイトルに思い切り惹かれてしまった。

Air. A Baroque Journey

近頃、ドイツ・グラモフォンで売り出し中のヴァイオリニスト、ダニエル・ホープのバロック名曲集だ。共演者は、ヨーロッパ室内管弦楽団の団員。

さて、このタイトル、普通に訳せば、「アリア バロックの旅」となるわけだが、内容的には、「アリア バロック紀行」と言ったほうが良い。正に、このCD、ホープによるバロック時代の紀行なのだ。バロック時代に発達したヴァイオリン技法を追って、タイムマシンに乗って、中世ヨーロッパに行ってきたホープが楽しくまとめた音楽紀行録音…そんな感じ。ジャケットからも想像できる通り、明るい紀行だ。

まず、一曲目、ファルコニエーリのチャッコーナだけど、これ、とても爽快な曲。早く軽快なリズムに乗って、あっという間に中世のヨーロッパに連れて行ってくれる。時代も地域も遠いおいらになんだか強烈なノスタルジックを感じさせてくれる。なんだか、ハルモニア・ムンディ・フランスのCDを聴いているような気分だが、これはドイツ・グラモフォンのCDなのだ。

その後、オルティス、マリーニ、マッテイスと言った、バロック音痴のおいらにはちっとも馴染みのない作曲家の小品が続く。これら、たぶん、マイナーな作品をチェンバロやリュートに乗せて、時には軽やかに、時にはしんみりとホープは演奏していく。そして、突然、お馴染みのメロディが耳を撫でる。パッヘルベルのカノン。こういう流れで聴かされると、この超名曲の、また違った側面を見せられる気がする。強烈にバロックを意識させられると言うか、なんと言うか。そして、やっぱ美しい曲だな、と感心させられるのだ。プログラミングの勝利ってやつ。

続いて、テレマン…メジャー路線に戻ったかと思いきや、また、聴いたことのない作曲家の作品を聴かせてくれたりする。あぁ、メジャーとか、マイナーとか考えずにいいと思ったやつを録音したんだろうなぁ。

その後、グリーンスリーヴスなんかも聴かせてくれて、最後に、タイトルのAir(アリア)の由来であるG線上のアリアを聴かせてくれる。質素だが、ゆったりとした美しい演奏だ。

あー、おいらもジャケットのホープみたいにヴァイオリンを片手に持って、中世に飛んでみたい!!


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HMVで発売済CDポイント10倍だった。今日まで。加えて、4枚買うと25%OFFのセールもやっていた。ものの見事に釣られた。まんま、と。でも、買ったのは、安めのCDばかり。ざま見ろ(何が?)。

で、今聴いているのは、プレヴィン&ロサンゼルス・フィルハーモニックのドヴォルザークの交響曲第8番。TELARCから出ているやつ。プレヴィンはこないだサインを貰った、ロスはこないだ行って来た…まぁ、買った理由は、そんなところに由来するちゃっちぃインスピレーションさ。脳味噌シンプル。

録音は1980年代。だもんだから、ロス・フィルの本拠地は、おいらがオペラを観たドロシー・チャンドラー・パヴィリオン。おお!あのホールでの録音か!と思いきや、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のロイス・ホールだった…。いやぁ~、実際には、ドロシー・チャンドラー・パヴィリオンでの録音は多いんだけどね。

さぁて、肝心の内容だ。これが、さっぱり土臭くない。チェコの郷土臭絶無なのだ。カリフォルニアの太陽に照らされて弦も管も暖かく明るく、美しく輝いている。プレヴィンもこのメロディアスな交響曲をスタイリッシュに歌わせて、感動を誘う。これだけ、世界的に有名になった曲だから、民族主義に寄りかからない演奏でも、また、その真価を発揮できるのだ。ノイマンの演奏も、ホントのドヴォルザーク、プレヴィンの演奏もホントのドヴォルザーク。ちなみに、プレヴィンの同曲異盤にベルリン・フィルとのDVDがあって、これも緊迫感のある素晴らしい名演なので、超オススメしたい。

録音も、定評あるTELARCだからにして、優秀。SACDでEXTONやLINNが定評があるように、デジタル録音初期からデジタル録音に定評のあるレーベルだ。

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昨日のプレヴィンのサイン会、実は、別のCDにサインしてもらおうと思っていた。それがこれ(↓)。

アーロン・コープランド:組曲『赤い子馬』
ベンジャミン・ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
 アンドレ・プレヴィン指揮セントルイス交響楽団

これ、実は、当時、ジャズ・ピアニスト、映画音楽作曲家として名を成していたプレヴィンがシンフォニックな作品を指揮した始めての録音らしいのだ。しかも、シンフォニア・ダ・レクイエムはこれが世界初録音。この作品、皇紀2600年を記念して、日本政府がブリテンに依頼した作品だ。当時、軍国主義にひた走り、日中戦争を引き起こし、第2次世界大戦を引き起こそうとしていた日本政府の依頼にブリテンが応えたのが、この作品。シンフォニア・ダ・レクイエム…鎮魂交響曲。戦争の悲惨さ、恐怖を喚起させるこの作品、もちろん、日本政府は、烈火のごとく怒りを表し、あわや大きな国際問題になりかけたという問題作。

それが、1963年にして、プレヴィンによって、アメリカで録音された。今では、結構、録音される機会の多い作品だが、なぜ、1963年まで録音されなかったのだろう?それは判らない。ちなみに、ジャケットは発売当時のものをそのまま復刻したらしいが、煙を囲むような日章旗が生々しい。

『赤い子馬』は、自称ジャズ・シンフォニストのコープランドの作曲した映画音楽。これをプレヴィンが管弦楽組曲化したものを録音している。プレヴィンらしい選曲だ。

セントルイス交響楽団は、1980年以降、レナード・スラットキンが音楽監督に就任してから、世界のメジャー・オーケストラと認識されるようになったが、その前時代にプレヴィンとこんな出会いがあったとは知らなかった。おいらの知っている限り、その後、プレヴィンとセントルイス交響楽団の繋がりと言うのは、あまり濃くないようだ。

演奏は、プレヴィンが指揮者として、成功の第一歩を記したものだけあって、素晴らしい。特に、『赤い子馬』はこの曲を代表する名盤の一つだろう。映画音楽にありがちな、変に金管をガナリ立てさせるようなものではなく、スマートに柔らかく、しかし、浅薄な響きにならない、良い意味で中庸を得た演奏だ。古き時代のアメリカを思い起こしながら聴くといい。

最後に、youtubeに1970年代のプレヴィンの映像があったので、ご紹介。ビートルズにでもいそうな風貌だ。指揮するビートルズ。でも、このとき既に、世界的な指揮者だった…。サロネン並みに貫禄ない。曲はベートーヴェンの交響曲第7番第4楽章。

プレヴィンのリハーサル風景

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プレヴィンのサイン会、行くつもりじゃなかったんだけど、今日一日、家でゴロゴロしてるっつうのはあまりにも芸がないと言うか、ムズムズしてきちゃったんで、ぶらりと出かけてみることにした。場所は、渋谷のタワーレコード。

18時から…だけど、タワーレコード探索もしたかったので、17時過ぎに到着。エレベーターの操作盤の前に陣取りながら一切操作をしない馬鹿野郎のおっさんのせいで、何度か、扉にぶつかりながら6階に到着。着いて驚いた。物凄い人の数…。おいおい、おいらはインバルのサイン会くらいのを想定して行ったんだよ?ヲタ満載。クラヲタっつうのは、つるまないと思っていたんだけど(確信ではない)、つるんでいるグループも多々いたりして、基本、一匹狼のおいらは、感心する。まぁ、やっぱ、一匹狼も多かったけど。

どうやら、NHK交響楽団の演奏会が終わった後らしく、「演奏会では見かけるけど、普段CDショップでは見かけない」系統の人たちも沢山。

こりゃぁ、CD探索は無理だと観念して、サイン会対象商品を片手に長蛇のレジの列に並ぶ。ちなみに、今回の対象商品は、プレヴィン80歳の記念で出た一連の国内盤商品だけであり、イケてる輸入盤を購入しても、サインはしてもらえない。前回は、グラモフォンのCDにサインしてもらったので、今回は、TELARC盤にサインをしてもらうことにした。

さて、暫くして、プレヴィン登場。10年以上前に山野楽器でサインをしてもらった時と比べると、当たり前だけど、だいぶ、老け込んだ。寂寥。

トークは、今後の予定など、割と緩い内容で、インバルの時みたいに、マーラーの壮大な宇宙観を語ってくれるような深遠なものではなかった(まぁ、インバルは勝手に喋くりまくっただけだが)。強いて印象に残った一節をあげるとすると…

「私にとって、これまでの人生で音楽活動(作曲、演奏など)のない一日があれば、それは無駄な一日だったと言えるでしょう」

これだけのビッグネームになるっていうのは、そこまでのめり込んで何ぼのものなんだろうなぁ。おいらもヴァイオリン頑張ろう(汗)。せめて、週に1回は触ろう。

さて、トーク終了後、サイン会開始。写真撮影禁止だが、皆撮り捲くり。やれやれ…だ。関係者と雑談をしながら、サインをこなしていくプレヴィン。一人一人に、「サンキュー」と声を掛けて行く。なのに、サインを貰うほうは、無言だったり、「ども…」てな感じで、離れてから写真を撮ったりしている。おいらの見ている人だけだったのかもしれないけど、演奏会終わって疲れた体で、サイン会をやっているのだ。「サンキュ、ベリマッチ」くらい言っても良いもんだと思うが。

さてさて、おいらの番。緊張気味に、ジャケットを差し出す。どこにサインするか少し思案して、サインをするプレヴィン。どぎまぎして、一言、お礼を言って立ち去るおいら。

で、貰ったサインを見て、またまた寂寥感。なんと、縮こまったサインだろうか。以前貰ったものと比べると、比べると、その違いは歴然。年のせいなんだろうか…。あ、それともジャケットのせいか?「書く場所少ねーじゃん!」とか思ったのかな?

まぁ、しかし、いつもはCDの中の雲の上の存在を身近に見ることのできるサイン会、いい経験だと思う。家でゴロゴロしていなくて良かった…。


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昨日の続きってわけじゃないけど、サロネンのネタ。彼がロサンゼルス・フィルでストラヴィンスキーの『春の祭典』を振っている映像をyoutubeで発見したので、ご紹介。画的には若いので、ロサンゼルス・フィル就任まもなくだろか…と一瞬思ったんだけど、演奏会場がウォルト・ディズニー・コンサート・ホールだもんだから、2002年以降の録画だ。40代か。世界的大指揮者って貫禄はないなぁ。相も変わらず、爽やかなイケメンだ。出だし、そっと手を差し伸べて、オーケストラを動き出させる様とか、動作も洒落ていてカッコいい。

ああ、こうしてあの、サクサク、サラサラの颯爽とした『春の祭典』の歴史的名演が生まれたのね…。と思ったのは冒頭だけだった。激しくなるにつれて…やべぇ、ぶっ壊れた。やっぱ、『春の祭典』はこうじゃないとな。演奏が終わっても、指揮棒を振り続けていたというある指揮者の伝説がただの馬鹿話にしかならないじゃないか。

指揮者の壊れっぷりに反して、アンサンブルは余裕。「へっ、今時、『春祭』なんざ、難曲じゃねぇぜ!」ってことか。まぁ、世界的オーケストラなので…そうだなぁ。実は、『春の祭典』はオーケストラごと崩壊しているほうが面白いという向きもある。おいらは、サロネンの『春の祭典』、好きだけどねぇ。


ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(Ⅰ)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(Ⅱ)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(Ⅲ)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(Ⅳ)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(Ⅴ)



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当たり前のようにサロネンのニールセン、録音集を買った。一部、在庫残りみたいな感じで流通していたけど、殆どが長らく廃盤だったもの。おいらも、かれこれ10年くらい探し回っていたと思う。それが、まとまって、ドーンと6枚組み2,000円台で出てしまったんだから嬉しい限りだ。

しかも、おいらが唯一、所有していた管楽協奏曲集ほかを収容した1枚は、このセットには入っていない。なんだ、おいらのために作ったようなセットではないか。これで、サロネンのニールセン録音はコンプリートしてしまった。

ケースは近頃のボックス廉価盤によくある、紙のBOXに1枚ずつ紙ケースに入れてあるというものだが、紙ケースの1枚ずつに印刷されているのが、オリジナル・ジャケットのデザインになっている。これだけで、だいぶ安っぽさを回避できている。もちろん、解説書は付いていない。個人的には要らないけどね。

ちなみに、当時のサロネンは、まだまだ若くって、爽やかなイケメンだったので、ジャケットもそれなりに小奇麗にまとまっている。

演奏は、サロネンだからにして、熱しすぎないが、サロネンにしては、意外と中庸を行っているような気がする。この人の演奏で、スタンダードな形で名演…って言うのはあまりないような気がしていたんだけど。ニールセン入門には最適すぎるセット。

で、少し不思議に思っているのは、サロネンは北欧の指揮者だからにして、ニールセンの交響曲全集を録音するのは、義務みたいなもんなんだけど、なぜか、もう一つの義務であるシベリウスの交響曲全集の録音は存在しない(映像はある)。いつかやるんだろうか。もう現代音楽のスペシャリスト感満載で、今更、国民楽派を録音しそうは雰囲気は絶無なんだが。


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今週の日曜日、渋谷のタワーレコードでプレヴィンのサイン会がある。ユニバーサルから出ているプレヴィン80歳記念のシリーズを買えば参加できるのだ。行こうかなぁ~。でも、持っているんだよね、プレヴィンのサイン。行くなら、LP買って、でっかく書いてもらいたいものだが。

あー、そうだ。話は唐突に、変わるけど、まだ、ちょっとロサンゼルスの話をさせて貰おう。ふと、思い出したんで。

アメリカ人って、日本語好きらしい。そういう報道は聞いたことがあったけど、まぁ、大げさな報道だと思っていた。しかし、事実だった。そして、事実は想像する以上に奇妙だった。それがこれ↓。偽物じゃないと言う逆衝撃。アメ横にも売っていそうにない。


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ロサンゼルスでオーケストラといえば、ロサンゼルス・フィルハーモニックである。で、もうそれ以外にない。絶対的な唯一無二の存在として、君臨しているのだ。おいらが地元東京だと、オーケストラがいくつもあって、こういっちゃなんだけど、それぞれが庶民に対して、それほど強い印象を与えていない。「おらがオーケストラ!!」て気持ちは微塵もない。オーケストラの方も、そういう広報活動みたいのは、大して力を入れているようには思えない。「オーケストラって何?あ、そんなにあったんだ。税金の無駄だよねー。」くらいにしか思われてないんじゃなかろか。

もちろん、ロサンゼルス・フィルハーモニックは全然違う。後半にアダルトな広告が載っているようなフリーペーパーの表紙に、次期監督のドゥダメルのイラストがデカデカと描かれていたり、路線バスにグスタヴォ・ドゥダメルの写真がペイントされていたりとド派手に広告を打って盛り上げる。カリフォルニア州のオーケストラなんだけど、公共機関に胡坐をかいていない。庶民にPRしまくりなのだ。

それで、広告に負けず、演奏が超一流で客演する指揮者も超一流。ホームであるウォルト・ディズニー・コンサート・ホールには、他所のオーケストラは殆ど来ない。09/10シーズンもベルリン・フィル2公演、ゲヴァントハウス管、セントルイス響各1公演のたった4公演だけ。あとは全部ロス・フィル。ロス・フィルの縄張りだからな!ここは!と言う強い力を感じさせる。サントリーホールを皆で仲良く使いましょう!と言って、縄張りによそ者入り放題の東京とはまるで違う。

さて、聴衆にとって、どちらの方が幸せか…。それは判らないけれども、ロス・フィルみたいな巨大な存在がドーンとあって、「おらが街の誇り!」と思うような、聴衆とオーケストラの関係って凄くいいんじゃないかな。

ロサンゼルスに行って、それまでただのアメリカの1オーケストラ…ただの世界の超一流のオーケストラの一つくらいにしか思っていなかったおいらの認識がだいぶ変わった。凄い巨大な存在なんだと。CDに収められているだけの、ロス・フィル、来日公演で数公演をこなすだけのロス・フィルは確かに、ただの世界の超一流オーケストラの一つに過ぎないんだけど…。

それはたぶん、サンフランシスコ交響楽団にしても、シカゴ交響楽団にしても、クリーヴランド管弦楽団にしても、ニューヨーク・フィルハーモニックにしても、アトランタ交響楽団にしても、フィラデルフィア管弦楽団にしても、セントルイス交響楽団にしても、そうなんだろう。地元のファンの人たちの想い、絶対的な存在感。そういう重みを知って、今後はアメリカのオーケストラを聴いてみたいと思う。

最後に、つい先日行われた、ドゥダメルのロス・フィル音楽監督、披露コンサートの模様が、ネットで見られるので紹介しておく。会場はウォルト・ディズニー・コンサート・ホール。ジョン・アダムズの初演曲目とマーラーの二本立て。のっけからヘビーなプログラムだ。楽章間でブラボー入りの拍手が入るなど、観客の反応とフィナーレの演出はさすがロスって感じ。楽しすぎる。日本の神経質でお堅いイライラ聴衆ならブチ切れまくるかもだけど(笑)。おいらは全然、大好きなノリだ。

Arte Live Web(フランス語のページ…まぁ、フランス語能力は要らないけど)

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L.A.を軽くうろちょろした1週間…その中で、幸いにも音楽的体験も出来た。折角なので、遠い過去になる前に感じたことなんかを、少しまとめておこうと思う。備忘録的意味も込めて。

●L.A.OPERA

さて、まずはL.A.オペラについて。ドライブ事情にしても、ガソリンスタンド事情にしても、スーパーマーケット事情にしても、日本しか知らないおいらは、悉く、日本と比べてしまう。オペラ事情にしても、その他の音楽事情にしても、そう。オペラについては、実は、日本でも1度しか行ったことないんだけど、まぁ、いくらかは“経験上”で比較できると思う。

それで、日本のコンサートとL.A.オペラで何が違うって…一番違うのは客である。L.A.オペラは、演奏についていえば、出演者を見れば判るように日本では知られていない“穴場”であり、ホールについていえば、そもそも、L.A.フィルのためのホールであり、オペラ座仕様ではないが、著名なホールには違いない。実際、演奏は素晴らしく、ホールも中途半端に古いとはいえ、日本のホールにはない豪奢なものだった。しかし、それ以上にカルチャーショックだったのは、客だったのだ。

兎に角、演奏に対する反応がやたらといい。ノリがいい。面白ければ、遠慮仮借なく笑うし、良い歌を聴けば、とことん大喝采を送る。口笛まで吹く。アリアが終わってしまえば、オーケストラのコーダが続いている最中からウォーッて盛り上がるもんだから、気分が高揚する。客が滅一杯楽しんでいるのが凄くよく判る。

それと、なんか、ユルイ…演奏が始まると、日本だと咳をするとぶっ殺されそうな雰囲気があって、息が詰まりそうな気がして、逆に咳が出てしまう、と言う恐怖があるのだが、L.A.オペラではそういう、ピリピリ感は全く感じなかった。途中でトイレに出て行った婦人が普通に席に帰ってくるし、フライング・ブラボーだって、ほぼ全員でやっているようなもんなので、気にならない。演目が演目(『愛の妙薬』)だけに、そういうことになっているんだけど、指揮者が指揮棒振っているうちに大喝采になってしまうのだ。同じ演目をやっても日本ではこうはならない。演奏者のほうも、とても楽しそうで、カーテンコールのはしゃぎっぷりは、観客を上回っていたりする。指揮者を中心に出演者がダッシュして、喝采に応えるし、何故か、カーテンコールの最中も、舞台の上で奏楽隊がチロチロ演奏して、場を盛り上げたりしている。

演奏のレベルが高いだけじゃなくて、こうやって客と演奏者が一体になって、自然体で音楽を盛り上げて、楽しんでいるのがL.A.オペラ。そりゃ、チケットは安くないし、来場者はビバリーヒルズやサンタモニカの金持ち連中ばかりかもしれない。だけど、堅苦しくないのだ。凄く気楽に楽しめる。ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)でも、成し得ない、気軽に楽しめるクラシック音楽の空間がここにはある。おいらはこういうほうが好きだ。音楽は、音“学”じゃなくて音“楽”なのだ。日本の堅苦しいクラシックの音“学”的扱いは、好きじゃない。

続いて、L.A.Philと言う存在について…書こうと思ったけど、長くなったのでまた次回にでも。


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千葉、鴨川&内房に保養の旅。保養…?いや、保養。雨の中、富津で地引網とか、ね。豪雨の中、BBQとか、ね。土砂降りの中、東京湾観音とか、ね。修業的レクレーションをこなしてきた。もちろん、KAMOGAWA SEA WORLDなんて、ウキウキ気分の施設はスルー。

海も軽く荒れていて、地引網は、小ぶりのカンパチ、イナダ、小アジ、イシモチ、エイなど。漁師さんが「ごめんなさいね~」と言っちゃうくらいの成果に。雨の中、漁師さん、お疲れ様でした!って感じで、謝られるようなことじゃないんだけど。ここの地引網は、お客さんがついてから船がコトコト出て行って、機械を一切使わないで自力で上げると言う、本格的なもの。江ノ島の方でやったときは、機械でくるくる綱を巻きながらやっていた。今回の地引網の方が男気あふれているなぁ…と言うか、観光に媚びていない感じがして、おいらは好きだ。獲れた魚は、野締めにしないで活け締めにして欲しかったけど。

地引網と…今回のもうひとつの目玉は、アクアラインの避難路等の見学。今流行の大人の社会見学的なもの。アクアラインのトンネル部分って、我々が走る一般道の下にもう一つ、道路が走っていて、災害時等に利用出来るようになっているのだ。薄暗いところだったけど、凄い施設だった。そして…おいらが楽しみにしていたのは、トンネルを掘るシールドマシン!!自動でトンネルを掘って、壁面なんかも作ってしまうすっげぇ代物。これが見られるという。しかも実演つき!!それが、これだ!!↓…ごめんなさいでした。


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