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昨日、青森から帰還。1泊2日。国内ならば、東京から1泊2日あれば大抵のところは行って帰ってこれる。いや、日帰りも可能。何もできないが…。1泊2日だったら、野暮用ついでにちょっと遊ぶこともできる。

さて、青森2日目は、青森から五所川原に向かう。立派な立ちねぶたがあると言うのだ。五所川原の方も是非、見に来ると良いですよ、と言ってくれたので、出立したのだが…大雨で電車ストップ。弘前より先に進めず(涙)。全国的に、あまり天気は悪くないはずなのだが、青森と富山(だっけな?)だけ局地的豪雨。

仕方がないので、弘前城を見学。桜で有名なところだ。青森や東北は果物が美味しいことで有名だが、その剪定の技術が、桜の管理にも活かされていて、長寿を得て立派な大樹になるそうだ。弘前の桜もその例にもれず長寿だとか。200年ほど前に築城された弘前城、名峰岩木山と背景にも恵まれている。が、今は夏。桜は青々とした葉をたわわに枝に付けている。やっぱ、桜の時期は混むんだろうな~。ゴールデン・ウィークなんかとも重なっちゃうし。

弘前城はなかなか趣のある弘前公園の中にあるんだけれども、あまりの雨足の強さに存分に楽しめず。少し写真を撮るにとどまった。が、カメラを雨宿りに寄った公園内の施設に置き忘れてしまう。幸い、施設で保管していてくれて、送ってもらえることにはなったが。

びしょ濡れになりながら、這々の体で弘前駅まで戻ってきて、お土産をさっくり買って、電車に乗り込む。お土産は、りんごジュース。定番。いつも「つがる」の濃縮果汁還元100%のりんごジュースを飲んでいるんだけど、「つがる」のストレート100%があったので買ったのだ。「つがる」は他の品種のものより、ツンとしたところがなく、まったりまろやかな甘さがあって、りんごジュースでは一番好き。そのストレート果汁なんだから、美味いだろうってわけだ。

電車を乗り継いで、漸く帰郷。帰りの新幹線は爆睡。この年末には東北新幹線が、青森まで延伸すると言うことで、地元の方も「是非、また来てください!」と胸を張っていた。なんだかんだいって、地方の人にとって新幹線が来ると言うのはとても画期的なこと、期待が膨らむことなのだ。数多の新幹線が集結している東京人には何とも実感のわかないところだが、なるほど、こうして青森に行ってみるとその存在の大きさは改めて痛感させられる。逆に、新幹線の行かない弘前が心配だけど…。

また新幹線でぜひ行ってみたいところだ。

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■ 青い森!

野暮用で青森に来ている。相も変わらずおいらの行くところは県庁所在地なので、普通の街である。やはり、「○○に来たなぁ」と実感できるのは、田舎に行かないと感じられない。でも、何となくだが、青森はいいところである。そんな予感が薄々と感じられる。

だって、飯が旨い。やっぱ、東北は食べ物が美味しい。おいらの経験値では、東北と四国は食べ物が旨い。九州や北海道も良いが、日本の美味しい食事と言えば、東北と四国だ。ただ、栄えている所ばかりではないので、しっかり調べていかないと、どこにお店があるのか分からないので、注意は必要。

今回も、地元の人に案内してもらって、美味しいものを頂く。青森と言えば、りんご、帆立、ニンニク、大間のマグロ、イカ、ウニ…と、まぁ、東北の他県同様、枚挙に暇がないが、今回のお勧めはホヤ。苦手な人には絶対だめな、あのホヤである。おいらもあんまり良い印象はないが、勧められるままに頂くことにした。

さすがに全くクセがないとは言えないが、だいぶ、イメージは改善された。頂いた料理は“ほやみず”。ホヤと蕗のようなミズという菜でさっぱりと仕上げた逸品。シャキシャキとしたミズの食感がさわやかでさっぱりとしている。暑い夏にはもってこいの料理だ。ホヤは少し苦味があるけれども、続けざまに食べなければ、うんざりすることはない。「東京では食べられないでしょ?」と言われたが、確かに見たことはない(ただし、探せば見つかるというのが東京のいやらしいところである)。

ホヤを頂いたのは、夜だが昼には、アウガの市場脇の食堂で大間のマグロ&青森産帆立丼を頂く。1,800円。観光向けのところで、マグロはたったの3切れ、帆立も3つだけ。頑張ってご飯を食べようって代物だったけど、赤味なのに程よい脂が乗っていて美味しかった。流石っす。帆立も◎。

時間があったら、明日も市場行ってみたいな。寂れているけど。


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「TVで言っていた」

魔法の言葉である。びっくりするようなニュースや、これまで常識だと思っていたことを覆される情報を得て信じられないと言う顔をされたら、この言葉を告げると、あっつう間に疑念は絶対的真実に変化する。この魔法が、より強くかかる場合、現実すら否定してしまうようになる。例えば、TVで「黒」と言う情報を得たとする。しかし、実際は「白」で、現実に「白」を見せられても、どこかに「黒」があるはずだ、いや、「白」に見えるが実は「黒」なのだ、とまで思い込むようになる。そうして、なかなか「白」と言う事実を受け入れられない。TVで言っていたことこそ真実なのである。まぁ、この魔法が通じない邪教徒もいるが、そう言うやつは、「あいつは変な奴だ」で済ませればよい。

まぁ、そんなわけで、とりあえず、「TVで言っていた」と言っておけば、なんでも信じてもらえる。おいらは今後、この魔法を濫用することにする。

さて、話は変わって。今日、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団のヴィヴァルディの協奏曲集を買ってきた。いつものように、データ化してPCに保存して、ほかのCDから順に聴いていた。で、次、このCDを聴こう、と再生したとたん、びっくりした。音質があまりにも素晴らしいのだ。楽器の一つ一つが実に鮮明に浮かび上がってくる。素晴らしい音楽の空間。目を瞑れば、そこは演奏会場だ。と、一瞬で思い出す。そうだった、これLINNのCDだった、と。マジでここのCDは半端なく音が良い。おいらのような、オーディオ素人でもすぐに、「あ、違う」と判ってしまう。確か、以前、TVでも言っていた。

まぁ、古楽ではドメジャーな楽団で演奏も最高に素晴らしいのだが、このCDはこの録音があってこそのものである。いや、それはエイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団に対して失礼なんだが、それくらいの価値があると思うのだ。以前、テレビで激讃されていた、マッケラスのモーツァルトの後期交響曲集も、その評価の高さはLINNの録音によるところが大きい。オーケストラでもその真価は存分に発揮されるが、小編成のバロック音楽でも魅力は十分。いや、むしろ、バロック音楽こそLINNで聴きたい!かもしれない。ちなみに、LINNのCDはバロック音楽が多い。

え?上記の文で「TVで…」と言うのはホントかって?嘘。ごめんなさい。TVがこんなん取り上げるはずないよね…。


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『遠くからの愛~愛と喪失の中世の歌~』と言う乙女チックなタイトルのCDを買った。ジャケットのデザインは、釘でハート型に形どられた薄ピンクの毛糸の写真。右の一端が千切れていて、喪失をさり気なくあらわしているものの、とってもラヴリー。とってもキュート。大の男が、がっつり掴んでレジに持っていくには少し気恥ずかしいような気すらする。とは言え、このラヴリーなジャケットに釣られて、女の子にお勧めしようなんて思ってはいけない。中身は、オクシタニアとスペインの宮廷や村などでトルバドゥール、トルヴェールたちが歌った「中世の歌」。ラヴリーさの欠片も感じない。ガチヲタ向け。

つっても、トルバドゥール、トルヴェール…要するに吟遊詩人たちの歌っていた歌は、いわゆる世俗歌。がっつり構えて聴く必要はない。まぁ、ガチヲタじゃない人がこのCDに辿りつくことがあるかどうかは知らないが…。

演奏は、アンサンブル・ジル・バンショワと言う団体。バンショワと言うくらいなんだから、中世の音楽がレパートリーの団体なのだろう。1曲目のクァンタス・サベデス・アマル、アミーゴのぞくぞくする様なエキゾチックな古雅な響きからずずいと吟遊詩人のサウンドに引き込ませてくれる。美しい。続く、2曲以降のプログラミングも見事…なのだろう。中世音楽にそれほど慣れていないおいらにも、飽かずに、あっという間に集中して1枚のCDを聴き切らせてくれる。このジャンルでは名の知られた楽団だそうだが、なるほど、演奏も素晴らしい。

ところで中世の音楽はバロック以降の多感で表情の豊かな音楽に比べると、やや能面のような冷たさがあるのは否めない。しかし、その一見無愛想な音楽が放つ響きの魅力には抗いがたいものがある。淡々とした飾らない表現が、率直に心に訴えかけてくるのだろうか。そうした魅力もこのCDは確りと表現してくれている。

…って、これ、クラヲタが聴かなければ「民族音楽…だよね?」と言われそうである。まぁ、世の中の多くの向きは、ジャンル分けをはっきりとさせたがる傾向があって、「これはクラシック」「これはポップス」と、はっきり区別するんだが、実はそう言う線引きと言うのは非常に難しい。敢えて行おうとすれば、残念ながら、どこかしらで誤解を招くものになってしまうだろう。

で、中世音楽なんだが、これは確かに西洋民俗音楽である。つか、クラシックと呼ばれている有象無象の音楽全般が西洋民俗音楽なんである。で、このクラシック、特にロマン派の手法は、今日のポップスまで繋がっていく。これは詳細は語るのがめんどいから割愛するが、西洋音楽史と言う大きな視点で眺めれば、ジャンル分けと言うのは便宜上あるものの、大した意味はないのだと理解することができる。我々は西洋民俗音楽に“世界征服”されてしまったのである。諦めて、その原点、中世音楽を聴いてみよう!

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¥高€安が止まらない。びつくりするほどなんだけど、まったく円高還元セールがない。前に円高になった時は石丸なんかで輸入盤のセールを大々的にやっていたんだけど、昨今はどうしちゃったのか。そこでふと思い出したのが、ベルリン・フィルのデジタル・コンサート・ホール。今申し込むと、とってもお得。今年の初めころは、20,000円近かったのが、今は、16,000円を切りそうだ。4,000円もお得になるんじゃ、今入るに限る。どうしようのう…。悩みどころだ。

まぁ、個人の趣味的には、そんな事情があるんだけど、日本経済的には、ちとヤバいよなぁ…。

さてさて、話は変わって。最近、古楽にはまっているおいらだが、なぜか、モンテヴェルディには重きを置かないできた。それじゃぁ、ダメだって判ってはいたんだけど。ルネサンス音楽の先駆者デュ・ファイ、ダンスタブル、ロマン派の先駆者ベートーヴェンと同じようにバロック音楽の先駆者であるモンテヴェルディは音楽史上とっても重要な人物だ(そういや、デュファイやダンスタブルも聴いてないな(汗))。だから、モンテヴェルディを聴かずにバロックを知った風をしてはいけないのだ(多分)。ちなみに、J.S.バッハは、バロックでは特異だから、J.S.バッハ知らずしてバロックを語るのはありだと思う。

と言うわけで、モンテヴェルディを聴く。もちろん、超有名曲『聖母マリアの夕べの祈り』から…と言いたいところだが、まずは、『音楽のたわむれ』を選んでみた。9巻あるマドリガル集の合間に編まれたもの。まぁ、マドリガル集番外編みたいなもんである。

マドリガルはルネサンス期に流行した音楽様式で、この曲集を聴いても、バロックの香りはあまり感じられない。むしろ、ルネサンス、例えば、ダウランドなんかと似た響きを感じてしまったりする。しかし、ルネサンス期の音楽よりもモンテヴェルディのマドリガルには、迸る感情を感じることができる。ルネサンス期の宗教音楽のようにひたすら清澄にして美しい音楽とは、全然違うものだ。そこに、後のヴィヴァルディ等バロックのビッグネームに繋がっていくものがあるのだろう。

…とか、面倒なことを考えなくても、なかなか楽しい曲集である。中には、「おや、どこかのCDにも似た旋律の曲があったな」と言うものも。今みたいに著作権がギチギチの時代ではないので、お気に入りのメロディは自分なりに編集して使うことは多々あった。つか、中世音楽なんて、ほとんどグレゴリオ聖歌のパロディだしな~。そう考えると、今の基準では古典派ぐらいまでの作曲家は盗作だらけの悪いやつ、三流作曲家ばかりになってしまうな(笑)。

演奏者は、ジャン=マルク・エメ指揮するコンチェルト・ソアーヴェと言う楽団にソプラノのマリア・クリスティーナ・キール、バスのステファン・マクラウドが歌をつけたもの。感情的にならない明るい演奏が爽快で好印象。モンテヴェルディ入門には正解…かな?

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関口にある東京カテドラル…正式名称は東京カテドラル聖マリア大聖堂に行ってきた。

都内で、ヨーロッパの大聖堂に匹敵する残響を持つ教会ってここくらいしか思いつかない。他にあるんだろうか?まぁ、あったとして知名度はここがNo.1だろう。丹下健三によるコンクリートむき出しのデザインもインパクトが強い。

と言うわけで、一度行ってみたいと思っていた。だって、宗教曲は本来こういう大聖堂のような残響豊かなところで演奏されるように作曲されているわけであって、決してコンサート・ホールで演奏されたものは本来の響きではないと思うから。しかし、ここでのコンサートの情報ってなかなか入手できない。ぶらあぼにもなかなか載らないし、東京カテドラルのホームページはまったく情報不足だ。そんで、一生懸命探してようやく見つけ出したのが今日のイベント、フライブルク大聖堂付属少年合唱団来日公演だ。なんと、韓人教会のミサってことで入場は自由。

フライブルク大聖堂付属少年合唱団は、その名の通りフライブルクの大聖堂を本拠地に活動する合唱団。フライブルク…と言えば、南西ドイツ放送交響楽団。と言うわけで、ギーレンがこのオーケストラを振って録音したマーラーの交響曲全集を確認してみるとちゃんと出演していた。知らない合唱団だと思っていたが、こうして手元にCDがあると言う不思議…。

さて、演奏会の印象。いや、演奏会ではない。ミサだった。もうバリバリに宗教行事。しかも、韓人協会と言うことで、ほぼ韓国人ばかり。日本人の観光客であふれていたウィーンの王宮礼拝堂でのミサ曲よりも全然日本人比率は低い。みんな、信心深き信仰者。誰でもウェルカム!と書いてあったので行ったのだが、強烈に場違い。韓国語で祈り始めるし…え、どうすんの?どうすんの?と。まぁ、一般人ぽい人もぼちぼちいたので、いいっちゃ、いいんだし、本来ミサってそう言うオープンなものらしい。

ただ、辟易したのは、場内の落ち着かなさ!人の出入りは激しいし、なんか後ろで作業しているし、で、もの落とすし…宗教曲を聴いて心洗われる、と言う心境になるには少し雰囲気的にどうかな?と思った。もちろん、おいらは文句言う立場じゃなくって、こういうものなんだ、と言うことを理解するべきだけど。ウィーンの王宮礼拝堂では、さほど違和感なく敬虔な気持ちになれたんだけどなぁ。ちなみに、ウィーンは有料だった。やはり、お金を払って、出入りをきちんと制限するイベントに行くべきなんだろう。

さて、カテドラル教会の音響そのものは、なるほど残響豊かなものだった。緩やかに描くコンクリートの壁の曲線が、その豊かな音響をつくり出すのだろう。様々な像や彫刻が作り出す乱反射的なヨーロッパの教会の残響とも異なるが、やはり、東京で宗教曲を聴くならここがベストと言うことになりそうだ。今度はもう少し別のイベントでここに来てみたい。ホント、いつも思うのは、コルボがローザンヌ声楽アンサンブルとここで演奏をしてくれたら最高!なのだが…。

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■ 2,750

所有CD数えたら2,750枚だった。DVDは約100枚。まぁ、多少の誤差はあると思う。「たくさん持っててスゲーだろ?」と自慢するつもりはない。たぶん、この数字はクラヲタでは普通だ。そのことは、HMVの調査でも明白だ。クラシックユーザーの30%以上が1,000枚以上所有していると答えているのだ。

もちろん、図書館活用型やジャンルを絞って枚数を減らしたり、中古屋に売却することで枚数調整する人もたくさんいる。しかし、全ジャンル型のクラヲタだと正直、収拾がつかない。西洋音楽史1,000年を聴くと言う、無茶があるのだ。もちろん、そんな手広く出来るわけないんだけれども、目指してしまう。

特に危険なのは、古楽。ロマン派だけでとどまっていれば、ある程度制御できるだろうが、古典派以前に手を出すと危険なことになる。モーツァルトが1ヶ月に平均2曲以上作曲していたことを考えると判るんだけど、古典派以前の作曲家って、兎に角、多作。今の2、3年前の音楽が古くなってしまう、ポピュラー音楽なんて比ではないくらい、1曲が長持ちしない。1回演奏されたらおしまい、って曲もだいぶあったはずだ。これに付き合うことの危険性は…計り知れない。でも、魅惑的なんだよなー。

 

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若い女性に戦国武将が人気らしい(ちょっと古いか?)。あと、のだめでクラシックがちょっとブームらしい(「クラシック」と「ブーム」…これほど、似合わない言葉もないと思うが)。そこで、両方に萌え萌えする方にとっておきのコンサートを紹介しよう。

●フランシスコ・ザビエルと大友宗麟(定期公演シリーズ『ザ・南蛮』)
  演奏/アントネッロ(HP:
http://www.anthonello.com/
  会場/北とぴあ つつじホール
  日時/2010年9月2日(木)19:00~

やばい、やばすぎる!『ザ・南蛮』って…もう3回目なんだぁ。1回目から聴いてみたかったなぁ。

よく織田信長とか、キリシタン大名とかが、南蛮渡来の楽器で西洋音楽にはじめて触れ…云々、って話を聞くと思うんだけど、そこで演奏されたと思われる音楽が演奏されるのだ(と思う)。クラヲタじゃないと、「え?べトベンとか聴いていたんじゃないの?」とか言いそうだが、全然違う。

バロック音楽ですら17世紀以降。古典派が18世紀半ばから19世紀初頭。要するに、江戸時代が始まったころようやくバロックの時代が幕を開ける。今の記譜法が確立し、西洋音楽の土台がようやく固まったころだ。ベートーヴェンが生きたのは、1770年から1827年。大友宗麟が生きていたのは1530年から1587年。その差250年ほど。おいらとベートーヴェンの方がまだ時代的近いのだ。ベートーヴェン以降、ロマン派になっちゃうと、江戸時代はおろか後期には明治時代に突っ込む。

日本史と西洋音楽史の時代感覚のずれって、多くの人にあるんだと思う。だけど、現実は上記の通り。じゃぁ、大友宗麟なに聴いていたんだよ!って、言うと、まぁ、時代的には、ルネサンス音楽でしょう。と言うことで、『ザ・南蛮』で演奏される音楽もルネサンス。ルネッサンスか、ルネサンスか、は判らないけど、その頃の音楽。もちろん、ルネサンス音楽はクラシック音楽扱いなのだが、ルネサンス音楽を聴くといつも、「クラシック音楽」と言う言葉で、現代まで続く1,000年の西洋音楽史を一つのジャンルに括ってしまうことの愚かさを思い知らされる。

と言うわけで、アントネッロの演奏会面白そうなので行ってみたいなぁ。たぶん、クラシックと戦国武将が若い女の子の間で流行っていてもこの演奏会には来ないはず。それは、山ガールが流行っても、日本アルプスの山頂には山ガールが殆どいないのと同じことだ…残念。

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昨日、HMV渋谷に行ってきた。先日もこのBlogで書いたけど、13日から輸入盤全品30%OFFになっているのだ。HMFのレギュラー盤は普通に買うと高いので、一気に買ってやろうと思ったけれども、商品がなかった。無念。ちょっと品揃えの良い在庫処分セールだと思えばいっか。つっても、在庫処分にしては高いが。

来店記念で、シナジードリンク、ギフトカード(サンキュッ!ってことで390円)、クーポン券、記念タオルを頂いた。記念タオルは毎日先着1,000名様ってことだけど、言わないともらえなかった。来店者1,000名じゃなくて、希望者1,000名なのか…。ギフトカードは、HMV渋谷の画像の入った記念カード。390円分は使うことないと思う。なぜなら、HMVの店舗が殆どなくなってしまったから。30年後くらいにヤフオクで400円くらいで売れるかもしれない…汗。タオルはすっごくフツーのもの。HMVジャパン株式会社 HMV渋谷ってプリントされている。簡単なお歳暮とかで配られそうなやつ。ただ、一番下に1990.11.16-2010.8.22と営業していた期間がプリントされている。

多分、石丸の移転セールほどは行かないと思う。つか、もう行かないかも。学生の時は随分とお世話になったもんだけど、最近はご無沙汰気味だった。学生の頃、HMV渋谷とタワーレコード渋谷をふらふらしていたのが懐かしい。やっぱ少し寂寥感。TSUTAYAのCCCに吸収されるって言うんで、TSUTAYA渋谷のすぐ近くにHMVは要らないってことになったんだろうな。クラヲタからすると微塵も利用価値のないTSUTAYAなんかあってもしょうがないんだが…まぁ、仕方ない。さよなら、HMV渋谷。

※追記:CCCへの吸収話は中止になったらしい。誤情報容赦。情報源はこちら。(2010.8.16)

 
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う○こビル、浅草の例のやけに目立つあれ、ホントは金の炎のつもりらしい。でも、殆どの人の認識はう○こである。実はアサヒビールの建物らしいのだ。

で、このう○こビル、有名だけど入ったことある人はどれほどいるだろうか。つか、入れるものなのか、いや、一体なんのビルなのか、アサヒビールのなんなのか…でも、殆どの人はう○このオブジェの衝撃だけでそれ以上、気にならない。詮索しようともしない。たぶん、そうだろうと思う。おいらもそうだった。

そんな、おいらのう○こビルの認識に転機が訪れたのは昨日のことだ。ヴァイオリンの師匠がここでコンサートを開くと言う。アサヒアートスクエアと言うイベントホールが4階にあるのだ。ここにそんなイベントホールがあったとは全く意外。アサヒビールのメセナ活動の一環、ということなのだろうか。サントリーに比べると、ずいぶん、小ぶりじゃないか。いや、しかし、あのオブジェにはサントリー・ホール並のお金がかかっているのかもしれない。

で、行ってきたのだが、う○こビルの愛称に相応しく、トイレがやたらと凝った造りなのだ。凝り過ぎていて、手の洗い方が判らない、乾燥機の使い方が判らない。男性用の方は、民家の壁に立ち小便をしているような罪悪感を感じさせるようなつくり。女性用の方は更に凝っているようなのだが、残念ながら確認していない(当たり前だw)。う○こビルの面目躍如と言ったところだろうか。

おっと、ばばっちい話をだいぶ長々と書いてしまった。失礼!

コンサートの方だけれども、アサヒビールのバックアップで開催されている“すみだ川アートプロジェクト SUPER JULY”の一環で開かれたもの。SUPER JULY…アサヒビールっぽさ全開。だけど、もう8月ですよ?って細かいことは気にしない。AugustではDryには上手くのらない。

このイベントは別に音楽に限った事じゃなくて、様々なジャンルのアーティストのパフォーマンスが楽しめるもの。もちろん、音楽もクラシックには限らない。でも、アントネッロが出たりして、なかなか熱いイベントなのだ。う○こビルの中で、アサヒビールの商品で喉を潤わせつつ、過ごす夏のひと時、案外、粋なもの。

師匠のイベントも音楽だけじゃなくて、舞踏、アニメーション(注:萌えキャラは出てきません。念為)との共演があって、視覚的にも存分に楽しめるようになっている。プログラムは前半がバルトークの民謡系音楽とケルト音楽、後半がJ.S.バッハ、ペルト、サティ、ブライヤーズなどゲンダイ音楽に主軸を置きつつ、その源流との類似性をうまい具合に聴かせてくれるように組まれていた。前半と後半では、少し毛色が違うけれども、このプログラミングは絶妙だなぁ、と敬服してしまう。センスの良さか。ゲンダイ音楽との共通性を指摘されるJ.S.バッハ、実験音楽の源流を作ったと言われるサティを挟むことで、ゲンダイ音楽が自然に聴き手の中に溶け込んでくるのだ。途中、トイピアノとの共演なんかもあったりして、幻想的なサウンドが猛暑の夏に涼しげな心象を与えてくれる。

いつもは割とノリが良いと言うか、身振りも大きな師匠だけれども、この日は一曲一曲丁寧に音楽を紡いでいっているような印象。あんまやっちゃうと、周りで踊っている舞踊の邪魔になっちゃうもんなぁ~、ってことかどうかわからないけど(笑)。

終わって、9時。大規模なコンサートとはまた違った、後味の良さを感じつつ、帰宅。こういうのもいいなぁ!だけど、情報をどうやってゲットするか…難しいところだ。


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