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前のブログから、今のブログへの全ての記事の移行が完了した。めんどくさかったので、今まで、リンクで飛ばせるようにだけしていたんだけど、一念発起して移行作業を行っていたのだ。気の向いたときに少しずつやっていて、今日、終了、ってことである。記事を一つ一つ今のブログに上げて行ったんだけど、ホントはもっと簡単に移行できるソフトがあるんじゃないか…。「おめぇ、そんなん、一発でお仕舞いだぞ!」とか言われたら、泣く。いや、鳴く。吠える。

実は、この作業を始めた頃にネットで移行用のソフトを探してみたんだけど、情報弱者のせいか、見つからず。やってまえー!と勢いで、手作業を始めた。しかし、コメント欄まで再現できず…。折角いただいたコメントなのに申し訳ない…。一応、リンクはそのままにしておくので、コメントは消えないで保存されていることにはなる。

まぁ、そんなこんなで、一気に、記事数だけは1,000近くに。とは言え、昔の記事を読み返してみると何とも、短い記事が多い。これこそ、Twitterで充分じゃないかと…(汗)。最近は、長くなってきたかなぁ~。その分、記事数は少なくなった。頑張ろう!とか、あんま思っていない、前から(汗)。mixi病とか、そんなんじゃないから、記事書かないと何かに追われているような気分になっちゃって、焦燥…なんて、本末転倒だ。でも、いつも、記事になるようなことを探しているのはいいことだと思う。ふと、ブログやってなかったらスルーしちゃうようなことも、気に留るって言うのは良いことだ。まぁ、そんなんで、だらだら続けられるだけ続けるつもり。

さて、話題転換。ドリームライフで、
「雨のコンダクター」Tシャツと言う企画をやっている。そのまんまなんだが、手塚治虫の「雨のコンダクター」と言う漫画のTシャツを作ろうって話。「雨のコンダクター」はバーンスタインを描いた短編漫画で、つい先日ドリームライフから漫画とセットにしたDVDがリリースされたところ。まぁ、その発売記念ってことだ。注文が200枚あったら作成するんだそうだ。儲かんなきゃねぇ…って、1枚3,500円か。200枚も注文なくても十分元取れそうだが、著作権的な話なんだろか。

ちなみに、おいらは手塚治虫は好きである。サインまで持っている…って、これはちょっとした手違いで入手してしまったもので、リアルに手塚治虫を知っていると言うにはだいぶ背伸びをしなくちゃいけない世代。でも、好きなものは好きだった。だから、クラヲタで手塚好きならこの企画は飛びつくべきなんだろう…なんだろうけど、飛びつく気にならないのは、ドリームライフだからなんだろな(笑)。ソフトのデザインだって、最も残念なレーベルの一つだし(汗)。Tシャツも見る限り…どうなんだろ?なんか、やつれた画を使ってないか?確か、壮年期の頃のエピソードを漫画化したんだと記憶しているが…。

それと、「雨のコンダクター」、良い漫画だと思うんだけど、ちょっとカッコ悪い役でオーマンディが出て来ているのが残念なところ。確かに、オーマンディって容姿が悪いってだけで、ブーイングされたくらい(ひどい話だ)の人だから、そういう使われ方されても「あー、そんな感じ!」って思われちゃって可哀そう。バーンスタインが熱い人間だったてはそうなんだろうけどなぁ。オーマンディだって、凄まじい努力をしてあそこまで這いあがった人だもん、リスペクトしたい。

で、さて、Tシャツ…たぶん、申し込まないかな。でも、これ、第2弾で、第1弾の「振ると面食らう」Tシャツは成功したらしい(200名集まったらしい)。つーことは、行くことは行くんだろ、200枚。面白いレーベルだ(笑)

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アーノンクール卿&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの来日公演に行ってきた。80歳のアーノンクール卿、もう飛行機には乗りたくないから、最後の来日と言うことになるらしい。ちゅーこって、今日の演目は、セレナーデ第9番“ポスト・ホルン”と交響曲第35番“ハフナー”で、両曲とも知人への惜別の意がある曲とのこと。知らなかった。両方とも大好きな曲だし、モーツァルトの文献なら少しは読んでいるんだけどな…。それにしても、日本の皆さんにさようなら!ってプログラムなんて、粋じゃないか!1980年、2006年それに今回のたった3回しか来日公演をしていないので、そんな感無量じゃないんでは…とか言ってはいけない。

それはそうとして、演奏はとてつもなく素晴らしかった!つか、度肝を抜かれた…。緩急自在、休符でグッと止めたかと思うと、急加速…強烈なアゴーギク。無意識に体が反応しちゃいそうで、危なかった…。でも、これが、もう全然、不自然じゃない。もちろん、退屈と言うことでもない。刺激的で、鮮烈。おかしい…もうCDでアーノンクールの仕掛けには、慣れたと思っていたのに、まったくなすすべもなく、度肝を抜かれてしまった。あー、楽しい!楽しすぎる!

特に良かったのは、“ポスト・ホルン”。冒頭、行進曲K.335-1が入ったんだが、いつも聴いているマリナー盤も同じことをやっているので、あまりにも違和感なく…つか、気付かなかった(汗)。もう、おいらの中では、この曲は“ポスト・ホルン”の序曲と化しているのだな。

で、この序曲…じゃなくて、行進曲からして、おおっ!とアーノンクール節に引き摺り込まれてしまった。まぁ、いつも聴いているのが、マリナーってことであまりにも対極にいるような演奏なので、そりゃ、あまりにも刺激的だったわけだ。流麗なマリナーに対して、切れ味鋭く過激な表現のアーノンクール。あの綺麗に流れていく木管の掛け合いの美しい4楽章だって、淡々と進まない。急ブレーキと急加速で、斬新な味わい。楽団員も時々、ニコニコしている。それが、してやったり!って顔にも見えたり、楽しんでいるようにも見えたり…。あと、木管がモダン楽器の金管化してしまった木管より温かみがあって美しいんだよね~。たまらん…!!

終楽章もセレナードなのに壮大に締めくくってくれた。「アーノンクール?ああ、1950年代から活躍しているからね。当時は斬新だったかもしれないけど、今はあれじゃ、ぬるくって…。もう古いよねー」ってことにはならない。80歳過ぎているのに、まだまだ過激派路線を突き進んでいる。今聴いても、この人の演奏は、斬新なのだ。つか、他の人には真似できないのか…。兎に角、頑固爺っぽいけど、「今の若いやつらは…」と過去にしがみついて美化することはなさそうな…感じがする。

最後は、盛大にガッツポーズ。こんなノリの人だと思わなかった。写真を見る限りいつも怖そうな顔しているもんなー。

休憩をはさんで“ハフナー”。これもも良かった。40番が良いだの、41番が聴きたかっただのと言う雑音も聴こえてきそうだが、良いんである、“ハフナー”で。おいらが好きな曲だから(汗)。相変わらず、アゴーギク。アンサンブルが多少荒くなったって、気にしちゃいけない。だって、アーノンクール節が炸裂しちゃって、もう、凄いことになっちゃっているから!古楽器って音が小さくて、音量的には不利だと思っていたんだが、こう迫力ある演奏聴かされちゃうと「ごめんなさい、勘違いしてました」と頭を下げるしかない。

さて、最後の一音を盛大に鳴らし終えて…拍手!が、これがアーノンクールが望んでいたタイミングではなかった。と言って、「フライングだろ!拍手は手をおろしてからにしろ!」とも思わなかった。前の方の席だったんだけど、うーん…何となく、アーノンクールの動きが…「あ、まだおろしていなかったんだ」とおいらは思った。経験不足かもしれないけど、ね。アーノンクールも苦笑い。最後の最後で締まらなかった、って言えば、聞こえは悪いが、最後までアーノンクールのフェイントに振り回されちゃったんだな(汗)。

アンコールは、モーツァルトのドイツ舞曲K.571の第6番。ユーモアたっぷりに演奏して軽い笑いを誘ってくれた。ハイドンの告別やるかなーと思ったけど、それはベタ過ぎた…。それにモーツァルト2曲なんだから、アンコールだってモーツァルトだよなぁ、そりゃ。

終演後、サイン会。気合いだな。80歳過ぎて、海外公演こなして、その後にサイン会。大量に並んじゃって…そんなかの一人がおいらであることは、当の然。「サインと音楽は関係ねー」とか冷めたことは一切言わない。ミーハー?良いんじゃないか。一瞬とは言え、間近で憧れのアーティストと接することができるしね。ほかにも、色々考えはあるんだが、まぁ、サインは積極的に貰うようにしている。今回は、最後に「ダンケ・シェーン!!」と言ってみた。色々な思いを込めて。一瞥された…ちょっと頷いてくれたけど(照)。

まぁ、そんなわけで。素敵な最後の来日コンサートだった。満足、満足。


harnoncourt.jpg







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西洋音楽1,000年を聴く!ってのが、最近のおいらの音楽趣味の傾向になってきた。つっても、1,000年間の音楽を万遍なく掘り下げて聴くことは不可能だから、こういう聴き方をすると浅く広いものになってしまう。とりあえず、これまでは19世紀ロマン派以降に重点があった傾向を、最近はもっぱら18世紀以前に傾斜して聴いていた。そうして、聴く幅を広げてきたと言えば、カッコいいんだが、まぁ、古楽がマイブームだったってだけなんだな。最近は、古楽ブームから外れて、古楽はレギュラー・アイテムになってきた。

この間、ロマン派以降の未知の作曲家の発掘はあまり進まなかったわけだが、最近、久しぶりに国民楽派の未知の作曲家に出会うことができた。それが、ヨハン・ハルヴォルセン。ノルウェーの作曲家だ。その道ではメジャーなのだろうか?ノルウェーの作曲家と言えば、グリーグとスヴェンセンが圧倒的にメジャーで、その他の作曲家なんているとも思っていなかった(ごめんなさい、オスロ)。北欧と言えば、なんつっても、スウェーデンが音楽的最強国だと思っていたし…。

で、このハルヴォルセンと言う作曲家、何者かと言うと、グリーグの姪と結婚していることからも想像が付く通り、ベタベタの北欧国民主義の作曲家である。超ナショナリズム。ってことで、おいらが買ったのは、北欧のマイナー曲を発掘するのが大好きなネーメ・ヤルヴィの振った1枚である。これを石丸で見つけて衝動的に買ってしまったのだ…。オーケストラはベルゲン・フィル。キタエンコ、いたよね?一瞬ベルリン・フィルかと思うよね?ってくらいの認識のオーケストラだけど、こういうナショナリズムワッショイの曲には、ローカルで良い。ハルヴォルセンがコンサートマスターを務めていた楽団でもあるとのこと。ネーメ+ローカル楽団+シャンドス…面白そうな香りが漂ってきちゃうんだよなぁ。

さて、聴いてみると…「あれ?グリーグ…じゃないよね?あはは、スヴェンセンだって言ってるじゃん…あ、違った、ハルヴォなんとかか…」てな感じで思い切り戸惑った。プログラムにも、3つのノルウェー舞曲、ノルウェーの旋律と、グリーグっぽい曲名が並ぶ。解説によれば「グリーグの確立したノルウェーのナショナル・ロマンチシズムを発展…」とあるんだが…いや、まんま引き継いじゃっただけじゃないか?としか思えない。森と湖がごっそり現れる。とは言え、あのグリーグの独特のメランコリックなリリシズムも引き継いでいるので聴き心地は良い。グリーグをもっと聴きたいんだ!と言って、ネーメのグリーグ全集を買っても、まだ物足りない貪欲なまでに好奇心旺盛な人向け。いや、おいら、ネーメのグリーグ全集持っていないけど。あ、グリーグっぽいからにして、ネーメの指揮に文句はない。グリーグのスペシャリストだしね。メリハリの効いた力感あふれる好演。特に交響曲第2番『宿命』(これはちょっとグリーグの書きそうな音楽ではない)での力演は爽快。

ちなみに、おいらが買ったのは管弦楽作品集Vol.2なのでVol.1も出ているはず。折を見て収容しておこう。他のCDは…HMV検索してみたけど、さほど目ぼしいものはなかった、かな。


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HMVがローソンに買収された…。さて、これは吉なんだろうか、凶なんだろうか。記事は、企業側の利点を書き連ねてあるので、それはよくわかるんだが、消費者的には有利なのか。従業員でもないし、株も持っていないので、飽くまでも、消費者視点でどうなるのか、不安だったり、期待してみたり。

兎角、ローソンにクラヲタへの理解がどこまであるかが、最大の焦点だと思う(個人的にw)。石丸を買収した、Deなんとか、とか言う会社は、「クラヲタ?金んなんねー」ってノリで、石丸のクラヲタ館を潰した。ローソンはどうなんだろうか。チケット販売なんかで連携して、充実してくれれば良いんだが…。
 
あ、ポイント・カードが相互利用可能になるなら、もう、コンビニはローソンばっかになるな…。どれくらいポイント付くんだろか。早速、調査をしないと。

 

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バイエルン国立歌劇場で、先日プレミエを迎えた『ルサルカ』が動物愛護団体から抗議を受けて、演出を変更したらしい。舞台の上で、本物の鹿が切り裂かれる予定だったと言う。それはエグいにもほどがあるだろう…って、生きている鹿じゃないっぽい。公開屠殺じゃなくて、公開解体。マグロの解体ショーに群がる買い物客を思い浮かべてしまった。『ルサルカ』では、公演後、鹿肉を食用にできないことから批判が集まっていたと言うことだが、日本のマグロの解体ショーを参考に、公演後、鹿肉売っちゃえばいいんじゃないか?特価で。

しかし、まぁ、オペラ観に行って、解体ショーが始まったらビビるだろうなぁ。リアリティを求めたんだろうけど、オペラって、存在そのものがリアルじゃないじゃん…。そこで、歌うかよ!って。別に、だからって、「オペラは変!」とは思わないけど、リアリティを求めなくてもいいような気がする。実際の人間が出ているとは言え、リアリティを求めるレベルは漫画や人形劇と変わらないんじゃないか。だもんだから、実際の馬とか、ましてや、生肉を舞台で裂かなくてもいい。

ただ、解体をみて残酷だと言うのは、変。肉の大好きなヨーロッパ人が…ね。今回の場合は、食用にしないことが問題らしいからいいけど。

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「ひとくちに「古い音楽」と言っても、それは一枚岩の文化として十把一絡げに語れるものではありません。人はつい、ものごとを簡略化して、大雑把なレッテルのもとに分類してしまいたがるもの―今広く認められている分類整理のあり方の裏には、“世の中には実に様々な視点があって、雑然として整理など付くはずがない…”と言う現実が隠れていることをつい忘れてしまいがちなのではないでしょうか。」(ジャン・ポール・コンベ)

古楽器レーベル、アルファの主催者の言葉である。なるほど、例えば、クラシックと言うと、ごく狭い絞られた音楽だと言う誤解が世の中に蔓延している。ルネサンス音楽も、新古典主義音楽も同じ“クラシック”と言う言葉で括って、分類する。暴挙である。

それはさておき、このアルファレーベルのCDに面白そうなものがあったので買ってみた。『デンマークの王宮、フレゼリクスボー城の音楽~クリスチャン4世の時代より~』と言うCD。「デンマーク?古楽的には辺境じゃね?」と思ったんだが、案外そうでもない。クリスチャン4世って、ダウランドを雇っていたこともある、音楽好きの王様だよ、ってなことを解説書で読めば、「あー、そう言えば、ダウランドって北欧の方で仕事していたな~」と思いだす。どうも、イギリスとデンマークは色々と関係あったらしく(詳細は割愛)、このCDのプログラムにもヒュームだのメイナードなど、聞いたことのある名前を散見することができる。ガーデ、ニールセンを待つまでもなくデンマークは結構音楽活動が盛んだったのかもしれない。

そんな、古き時代のデンマークのお城で響いていた音楽を再現したのが、このCDってわけだ。お城の音楽って言うと、王宮の花火のための音楽じゃないけど豪華絢爛に鳴り響く、貴族ちっくなものを思い浮かべるが、これは違う。クリスチャン4世の時代って言うのは、17世紀初頭の頃。モンテヴェルディがバロックの扉を開いたころではあるけれども、ダウランドやバードも健在でまだまだルネサンス色が濃かった時代だ。新しい音楽としてのバロックは、先進国イタリアからは大きく踏み出してはいなかった。

ここで聴く音楽も、ルネサンス音楽と言い切っていいもので、バロック音楽のように雄弁で表情の豊かなものではない。淡々と紡がれる音楽に、冷たいながらも純粋な美しさを感じさせる、あのルネサンスの響きが満載なのだ。こんな哀愁漂う音楽がお城で鳴り響いていたなんて…ドラマチックではないだろうか。古い絵巻物を眺めているような、古い物語を読んでいるような郷愁を感じさせるのだ。冒頭の引用じゃないが、王侯貴族の音楽と一口にいっても、こういうのもあるわけで、やっぱり古い王侯貴族の音楽としてひと括りにするのは無理がある。

演奏しているのは、レ・ウィッチーズと言う古楽の楽団。魔女たちと言う意味だ。クリスチャン4世の王宮の音楽とは、また、意欲的なプログラムを考えたものである。情緒ある美しい響きで、聴く者を17世紀初頭のその時代に連れて行ってくれる。魔法のように。収録場所はもちろんフレゼルクスボー城。行ってみたくなった…。

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そいえば、ルノー・カプソン&フランク・ブラレイのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集を買った。全集じゃなくても…と言う買い方はできない。のっけから全集でリリース。全曲のマラソン・コンサートを2009年から2010年にかけてのシーズンで50回もやった挙句に一気呵成にスタジオ録音したらしい。素晴らしき暴挙である(笑)。何故そんなことをしなくてはいけなかったのか、本人たちにはそれなりの理由があったのだろうが、傍から見ると「す、すげぇな…」としか言いようがない。

因みに、録音も僅か4日間。まぁ、50回もやっているんだから、もう慣れたものだったのかもしれない。場所はスイスのラ・ショー=ド=フォン。室内楽の録音では時々聴く街だが、それ以外では全く知らない街。ウィキペディアによれば、スイス第3の街らしい。有名なのか。おいらが無知なだけなのか。

さて、この全集、まだ全部は聴いていないんだけど、まったくもって素晴らしい限り。カプソンのヴァイオリンは相も変わらず、精緻で美しい。ガリゴリ弾き荒さない。なのに、テンションは相変わらず高くって、燃焼度の高い演奏になってしまうのが実に妙なところだ。美麗と熱演は相反するところにいる、なんてのは、一見すると正論のように感じてしまうんだけれども、実はそんなことなくって、実は、同居することも可能なんだよ、ってやって見せちゃってくれている。美しさを求める人も、熱演を求める人も、十分満足できる逸品。

ちなみに、HMVの記事によれば、バッハの無伴奏をやる前にベートーヴェンのソナタをやっておきたかった、と言うことなので、そろそろ、録音されちゃうんじゃないだろうか、無伴奏。どんな、無伴奏になるか、とても楽しみなところだ。

無伴奏と言えば、そうそう、ハーンにも是非、全曲録音して貰いところだけれども、こちらはどうなんだろうか。

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香川、つか、高松2日目。最終日。野暮用につき、高松をうろついているだけ。つっても、栗林公園も、金刀比羅さんも、前に行っちゃったからなぁ~…フラフラフラ。玉藻公園も工事中か…。

大人しくうどんを食べに行くことに。よく「車でしか行けないところのうどん屋さんがホントに美味いのだ」といわれるんだけど、そんなことを言われても困る。うどんタクシーと言う手もあるが、数百円のうどんを食べるために、1時間ン千円も出す気になれない。しかも、あまりヒマもない。

つーこって。花園と言う駅からほど近い「うどんバカ一代」と言ううどん屋さんを選んでみた。まぁ、あれだ、名前はとても残念な感じがして気が進まなかったんだけど、歩きたくもないし、ネットの評判も上々だったので、名前はさて置いておくことにしたのだ。

11時半ころ入店。空席あり。だけど結構混んでいる。時間が時間だとだいぶ並ぶらしい。程よく空腹。バターうどん…ってのが、この店の看板メニューらしいのだが、スープ焼きそば的な邪道感が漂っていて危険な予感(ネットでの評判はいい)。正統的なやつが良かったので、冷やし肉ぶっかけうどんをいただく。あー、これは正統的ってほど、正統的ではないか。

とっても美味い。コシがあって、モチモチシコシコ。レモンと大根おろしと薄味の出汁がサッパリとしていて食が進む。気に入ったので、お土産も購入。「生ものですのでお早めにお食べください」と書いてあるが、賞味期限は1ヶ月以上…。お店の人も「1ヶ月もちますからね」と言って渡してくれた。ツンデレなんだな、そうなんだな?!あ、店名の由来は、安易に想像が付く通り空手…。

また、高松に行くことがあったら、行きたいなぁ。って、ほかの店を試したほうがいいのか。


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野暮用で高松にやってきた。香川県。うどん県。うどんだけで四国のグルメ王に到達した最強の県。竹槍で世界征服をしたような違和感。外から見るとそんな感じ。だけど、実は高知も、愛媛も、徳島も強敵。うどんがないと、なかなか厳しい。つか、うどんだけで、香川を四国最強にしてしまう、四国外の認識ってどうなんだろう?そんなにうどん大好きなのか、日本人。おいらは…ごめんなさい、稲庭うどんが大好きなのだ。高級品だけど、旨いもんなぁ。はっ、何もここでそんな事を言わんでもいいな(反省)。

さて、そんなわけで、今回は…いや、今回もうどん以外にも何かあるんじゃないかと、夕方の街に出かけて行った。まずは、海鮮。瀬戸内海に面しているんだ。旨いに決まっている。以前行ったいけす料理は美味しかったけど、自腹で行くと自己破産する可能性がある。そこで、ネットで調べたややリーズナブルな店へ。そこそこの評価だったが、ファミレスチックで瀬戸内色が薄くて、うーん・・・あ、そうか、地元の人は、地場ものばかり食べているわけじゃないんだな。だから、そう言うのも評価が高くなる。マグロとか、高松で食べたいと思わないんだが、高松の人だって、マグロを食べるってこと。おいらだって、東京に住んでいるからと言って、もんじゃはめったに食べない。これまでに5回以下の実績。そういうことだ。

そこで2軒目、骨付き鶏のお店、一鶴へ。名店らしい。これは美味しかった。いや、鶏を焼いただけなんだけどね。外はカリカリ、中はジューシー。ちょっと、しょっぱいのでご飯と食べると良いんじゃないだろか。おいらは、一軒目の料理が腹にたまっていたので、ひたすら鶏を食べ続けたけど。これは、高松に行くのならぜひ行っておくべき店だと思う。うどんばかり食べているわけにいかないしね。海鮮は…また探すことにしよう。とりあえず、香川の名物をうどん以外に見つけたということで、よしとしよう。明日は、うどんにすっかな・・・。

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ウィーン・フィルの来日公演、来月に迫っていると言うのにサロネンがキャンセルとなった。サロネン自身、小澤の代役だったのだが、これで代役の代役が出てくることになった。代役の代役…どんだけ、新顔が出てくるのかと思ったら、プレートルとヴェルザ=メストが分け合う形で代役を務めることになった。豪華過ぎ。今年と来年のニューイヤーコンサートの指揮者が揃ってウィーン・フィルと来日って、史上初だろうし、今後も多分想像もできないほど、ありえない事態。加えて、ネルソンスもいるので、1ヶ月の間に3人の指揮者と共演するウィーン・フィルを楽しめることになった。ウィーンでもなかなかないぞ、この状況。

とは言え、あまりにも急な話で、大丈夫なのかな、と思わないではない。けれども、ご高齢のプレートル翁が今後再来日する可能性は、どれくらいあるんだろう?とか、考えると、とりあえず聴いておいた方が良いんじゃないか、良くても悪くても伝説にはなる。さー、どうする?

あとはチケットだな~。払い戻しする人がどれくらいいるか。そもそも、いるのか。いや、いることはいるだろう。都合悪くなった人が、これ幸いに払い戻しするだろうし、「え?プレートル?」って人もいないことはないはずだ。現に冷静に音楽だけ考えれば、サロネンの方が面白いかも、っておいらは思う。さて、悩むとするか。

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